第4話 敵

カズ達が緊急会議を開いた次の日の朝

ドンッ!

「うわあああああああ!!!」

大きな音とかばんの叫び声が家中に響いた

「なんだぁ…朝からよ…」


「はあ…はあ…どうして…」

かばんは自分を襲った相手に問いかける

「どうして…」

煙の中から現れたのは


「サーバル…ちゃん…」

サーバルはかばんに飛びかかる

「ヒトは居なくなれー!!!」

ビュン!

「う…」

かばんはサーバルの爪をかわしていくが次第に追い詰められていく…そして

「う…サーバルちゃん落ち着いて!サーバルちゃん!」

かばんは転んでしまう

「みゃあ!!!」

「サーバルちゃん!!!」

ガキィン!!!

「やれやれ何をやっているのですかサーバルさん」

サーバルの爪をゼロが止める

「セルリアンも…セルリアンも居なくなれ!!!!」

「はあ…めんどくさいことになりました…ねっ!」

ガンッ!

ゼロはそのままサーバルを叩きつける

「今のうちに逃げますよかばんさん!」

しかしかばんは動かない…

「サーバルちゃん…どうして…」

「今は早く逃げるのが先です!さあ早く!」

そこへカズがやって来る

「おいおいどうした朝っぱらから…って何があった!」

「話は後です早く逃げますよトモカズさん、かばんさん!」

「チッ…何が何だかさっぱりだぜ…」

かばんはようやく立ち上がった

「わかりました…行きましょう…」

3人は走り出したするとゼロが

「おっと忘れ物ですよ2人とも」

カズとかばんに木刀を投げた

「まさか丸腰で行くわけではないでしょう?何が起こるかわからない時に」

「そうだな…ありがとよ」


「みゃあ…ヒト…消さなきゃ…」


家を出たカズ達は驚くべき光景を目にする

「おいおいてめーらもか…」

3人を沢山のフレンズが取り囲んでいた

すると博士が前に出る

「スターの件はヒトが原因で起こったことなのです…なら」

助手が続く

「これ以上パークに危険が及ぶ前にヒトを消すのが我々の役目なのです」

フレンズ達は徐々に距離を詰めて行く

「こういうのをなんて言うんだっけか?四面楚歌か?」

「よくこの場でそのような事を言えますねあなたは…」

「ど、どうしましょう…僕たちだけじゃどうすることも…」


「「さあ行くのです!!!」」

フレンズ達は一斉にカズ達へ襲いかかるすると突然

ブーーーー!!!!

「何!」

「これはジャパリバス!何故…あれは!」

ジャパリバスに乗ってきたのは

「オマタセトモカズ」

カズのラッキーだった

「サア早ク乗ッテ」

「ありがとよポンコツ!」

カズ達はジャパリバスに乗り込み走り去っていった

「追うのです!奴らを仕留めたらじゃぱりまん100個!いや500個やるのです!」

博士の言葉でフレンズ達はバスを追い始めたが…


「見失いましたか…」

「どうします博士?」

「探し出すしかないのです…」


その頃…

「じゃぱりまん500個とは中々面白い事を…」

五つの影が

「よぉく聞けおまんら!なんとしても奴らより先に探しだせぇ!!!」

4つの影が飛び出した

「さて…どうなるかのぉ…」

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