EP7:ほらぁ……ファンタジー?
普通の、日常?
寒さのきびしい日が続き、小雪のちらつく日もある昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。
タカシです。
あれから一年近くがたちました。
業界内でのお家騒動的な事で決着がついたとの連絡があり、自分にもそのお詫びと称して、何らかの便宜を色々と図ってくれるとのことで・・・
思い切って、高額なマンション住まいを希望してみました。
通りました。経費云々をあちら持ちで。
業界、恐ろしい所・・・
そういう事を経験し、今は安アパートから高額マンション住まいへと変わりました。
なお、家賃の月五十万は自腹で行わなければならなく、結局、業界の人の依頼を優先的に受けざるえないという事で、働いていた職場を退職しては、その業界の仕事一辺倒となってきてしまいました。
昼夜問わず、依頼があれば出かけるという仕事もこなれてきては・・・ふと思います。
あれ?前の職場よりも、仕事環境が悪くね?
と。
ふと、いままでの転職後の仕事内容を振り返ってみると・・・
平日休日という決まった日なんてありません。
ので、遊ぶなりの予定を組める余裕ありません。
スマホに連絡があれば、期日までに妖事件を解決しておく。
最悪、同時進行で十件以上もひと月の間に依頼としてだされ、日本全国、しまいには、業界の人と一緒に欧州まで行く羽目にもなりました。
あれ?高級マンション住まいでも、津々浦々に移動してたら、そんなに住んでない気が・・・?
それでも家賃払わないといけないし・・・
というか、住んでる意味、ある?
・・・
考えないようにしましょう。
そうそう、レイの方は留守番をしてもらっていますが、いつの間にやらスケジュール管理を行うようになり、今では秘書的な仕事をこなしています。
そして、何故か車を運転できては送迎を・・・?
(そういえば、免許どうしたの?え?取ってきた?普通に試験うけて?そう・・・?)
という事で、免許を取得してきたそうです。
なぜか特殊と大型と牽引に自動二輪と、全部とってあるのには何というか・・・
あと、スケジュールがぎっしり詰まってるのをキッチリ進めるのも不思議で・・・
え?秘書検定受けてたって?いつ取ったの?そんな余裕あったの?
まぁ、レイの事はおいておきます。
電脳世界などで色々と調べていたりしますし・・・
そして、テールの事ですが、地元の業界人が経営する私立高校に通っています。
一応、学費は免除となって助かってます。
たまにマンションに帰ってきた時、体当たりとベアハッグをしてくるのはやめてください・・・いまも、やられています・・・このまま続けられると死んでしまいます。
成長したテールの姿は、どこからみても綺麗な清楚系の大人の女性という姿に変わり始めており、何でも芸能の方の業界の人からも、スカウトがあったらしいほどだそうです。
ただ、本人は乗り気はまったくないために、そちら方面に行くことはなく、仕事業界の方へと進むためにと、学校に通う事にしたそうです。
学校の成績はというと、一般的な身体能力に関しては問題ないのですが、学力に関しては魂が混ざった存在を活用してか「ズル」をしているようで・・・好成績をたたき出しては、褒めてとその結果を見せに来ました。
(だから、ズルはダメだと・・・え?してない?教えてるだけ?
オウルさんがそうおっしゃるのなら・・・はい、勉強の指導お願いします)
そんな事を、目覚めた融合された魂の一つのオウルさん(フクロウの頭してる方)から勉強を教わっての結果だったみたいです。
そんな疑いをかけたやりとりをしていたら、頬を膨らませて起こっている仕草をし、両手で叩いてきたりと、見た目清楚系のわりには、結構活動的とでもいうか・・・
いや、それより、先ほどからのベアハッグが決まりすぎてて、息が・・・
ちょ・・・まって・・・疑ってすいません、いや、止めて、マヂで
許してください、なんで・・・
いや、何でもとは言ってませんよ?何でもとは?一緒にお風呂?いや、年ごろの娘さんがそういうのはダメでしょ。
だから、さらに力いれて・・・顔をそんなにこすりつけてきたら、息が・・・ちょ・・・
(ゴキッ
アビャ?!
・・・・
追伸:
気が付いたら、ベッドの上でした。
枕元の
テールとレイに、たわわなサンドイッチされていたり・・・
うれしい感情より、ただただ背中と胸にある痛みの方がきつく、
身動きというのができないです・・・
痛いし、苦しいし・・・
(-A 。;;):帰ってからも、疲れ、とれない・・・
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