えいびす・アげいン
熱い風がいつからか涼しく、そして冷たくなっては、衣替えをしなくてはと思え始める時分、いかがお過ごしでしょうか。
タカシです。
「ただいまー!パパー!!」
「すまぬな
今現在、唐突に表れた二つの存在に抱き着かれていました。
ひとつは、かなり成長している恰好で、今までの魔物成分がどこいったのか、どこをどうみても
そして、もう一つの存在はといえば、姿恰好はあまり変わらない物の、質感というのがはっきりと感じられ・・・なにしろ、かなりのボリューミーな部位が背中に接触させてきては、自分の首元に顔を埋める恰好で静かに抱き着かれてました。
そんな中、『なんじゃこ奴ら・・・貴様との
それよりも、先ほどから自分に対して送られる、回りの視線の方が痛いのですが・・・
さて、こうなった状況を思い返してみます。
まず、業界人(?)からの話を聞いた際に、とてつもなく嫌な感じをヒシヒシと感じていたのですが、ハバリさんから必ず受ける様にと指示を受け、しぶしぶと受ける形となり、そのまま何事もなく当日となりました。
当初の予定で、多数の同業の業界人(?)が集まっては、目的地となる"とある山の頂上"目指して、周囲から登っていくという山狩り的な方法で対応していくという話になりました。
自分の担当はその一つに割り当てられ、また、自分と共に行動する形で同門らしき宗派の人達が二人ほど付き添う形で、自分を含めて合計三人がその一区画の担当となりました。
そうして、時間になっては山頂に向かって上り続け、その道中には、どうみも
山のいただきに到着したのは一番最後だったと覚えています。
他の人たちからの報告で「一番探していた対象が、まったく見つかっていない」という事で、リーダー格の人がこの場所におびき寄せるという話になり、何かしらの儀式が始まりました。
そうすると、ハバリさん
言われた矢先、そのリーダー格と数名を残してその異界(?)に飲み込まれ、その異界の中に現れた何とも言えない、精神面がガリガリ減っていくようなグロイ存在がいました。
その存在はといえば、業界人(?)の人たちを、一人、また一人と取り込んでいくような形で飲み込んでいき、こちらも勢いに任されて飲み込まれ・・・
たかと思えば、ハバリさんの機転により、球状の見えない壁になんとか守られる恰好になっていました。
そして、ハバリさんは、この存在を倒すには「体内にある核となるモノ」を破壊する必要があるとか何とか・・・と、告げてこられました。
ここまで来たら嫌な予感がする方向に突き進むのが正しいんだろうと思いながら突き進み、それらしい球状の物が付着している空間に到着した際、あれじゃね?とハバリさんに伝えてはバトンタッチし、一刀両断する事に成功しました。
そうすると、こんどは黒い色の水波が切れた場所から、洪水のごとくに流れ出し、その流れに流されては外に放り出されていました。
周囲をみると、先ほど取り込まれていた人達も、何とか脱出できたかと思えば、いきなりリーダー格の人から攻撃をうけ、鍔迫り合い状態の時に何か"ニエ"がどうとか言われ続けていましたが、急にリーダー格の人に、先ほどのその爆発四散したはずの黒い水?みたいなのが纏わりついては姿がキモチ悪い恰好に変貌していきました。
その存在に対してハバリさんから「堕ちた畜生と同等で、救いようが無い存在」との事で、「切り伏せなければならない存在」という事でした。
ですが、ハバリさんはといえば、さきほど自分を守りながら核を壊す為に色々と力を使い果たしたがために消耗しきって、対応するには厳しいと言われたために、こんな状況でも何故か嫌な感じが"しない方向に"身体を動かしては逃げの一手の行動をとっていきました。
ただ、そうしていたにも関わらず、どこでどうやったのかわからないのですが、なぜかしらないのですが、相手の胴体(?)液体(?)と思しきところを斬ったみたいな恰好になったんです。
すると、その切断面の亀裂から、こんどはまぶしい光が出てきたかと思えば、冒頭にあるこの状況につながりました。
いや、まだ目の前に、大きな黒い水塊というか、気色悪い肉片というか、リーダーらしき顔が浮かび上がっている存在が、襲い掛かっ・・・
「邪魔じゃ!」「邪魔しないで!」
何か、抱き着かれた二つの存在から放たれた攻撃?
一つはよくわからない斬撃みたいなものに細かく切り刻まれ、もう一つの方はといえば、極太の光線(?)みたいなのによって、綺麗に消えては、晴れ晴れとした青い空を作っていました。
周囲にいた同業(?)の人は、何が何だかわからないままな表情をしてましたが、自分も、結局何が何だかよくわかりません。
よくわかりませんが、とりあえず、終わったという事ではないでしょうか?
追伸:
嫌な予感が微かに続いていたので、その感じが薄くなる方向に近づいていくと
リーダー格の人が儀式か何かやってた祭壇らしき物がありました。
これ、壊さないとマズかったりするのかな?と思いながら、
壊れるのかなと思いつつ触れてみると、祭壇が粉微塵に吹き飛び、
嫌な感覚がまたたくまに無くなっていきました。
ですが、そんな事よりも・・・
('A`):またコレかよ・・・
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