EP6.1:秘・日常ふぁんたじぃ(中)

もののけ・スうぃーパー

 人工的かつ自然を感じられない建造物が立ち並ぶ都心の中、その建物の屋上にあるビアホールにて、納涼会にて暑さから解放されるひと時を楽しんでおられるでしょうか。




 タカシです。






 『人間、慣れるものである。』



 この言葉を口にした人は一体どういう心境だったのでしょうか?



 平日は会社勤めを行い、その合間に妖怪もどきなどを相手する日々を送るという生活が続き、サラリーマンとして疲れた体に鞭打っては、言われるがまま、操られるままに連れ出されては対応させられていました。



 初めの頃は、慣れないために身体が筋肉痛という症状を二日後ぐらいに訴えてきては、休息を懇願していましたが、そのすべてを無視されては対応をしていくという、そんな生活が続きましたが、ひと月も続くと『人間、慣れる物である。』という言葉通りに、慣れてしまっている自分がいる事に、何とも言えなくなりました。



 そうして、半年が過去すぎさった時には、その手の業界というのが存在しているみたいで、その業界の人(?)の伝手もでき始めました。



 世の中、本当にそういう手の人達がいるとは知りませんでしたが、疫病神という存在証明ともいえる「自分自身」という存在だった事に気づいては、そういう世界?業界?があっても何ら不思議じゃないな・・・と、納得した自分もいました。



 そして、その業界の人から接触を受けた時、衝撃的な言葉を投げかけられたのは今でも覚えています。




 "新進気鋭の怪異ハンター『滅刀のタカシ』"




 本当にしっかりと思い出せます。

 インパクト強すぎます。

 なにせ大の大人が素面で、恥ずかしげもなくそう言ってきたのですから。


 この・・・何でしょうか?

 中学生が授業時間という空間から逃避するために、即興で脳内の設定で作られたもの、とでもいうのでしょうか・・・



 その時に、正直に思ったことを吐露するならば「穴が有ったら入りたい」です。

 ほかにも言葉があるとすれば「シニタイ・・・」「ヒトオモイニ、コロシテクレ」でしょうか。


 ちなみに、ハバリさんからは、「神刀ではないのか?」「ワタシの名が無いではないか!」と、文句?注文?を自分に言ってきてました。




 正直、「知らんがな・・・」と思いました。




 そうして、伝手というか、知り合いになったとでもいうか、知り合い扱いにされたというか、そういう方から連絡が入りました。




 大きな怪異が発生しそうで、力を借りたいと。






 その言葉を聞いた途端、嫌な予感しかしませんでした・・・。






追伸:

 最近、ハバリさんが名乗りを上げろと五月蝿いです。

 身体乗っ取られたら「神刀ハバリ参る」とか言ってます。

 そんな時に限って回りに聞いてそうな人いなかったりしますが、

 本人は、それでいいのでしょうか?



('A` ):終わったんじゃなかったの?続けるの?マヂで?

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