せかいの らクえん ( )
ふと、庭先にしげる葉にいるカタツムリが、ゆっくりと移動している様に、時の流れもいっしょにゆっくりと過ぎ去っていく、そんな風に感じられる時分、いかがお過ごしでしょうか?
タカシです。
機械の身体を持つ人は、
同様に、よくある宇宙人的なのは、
なんでも、機人族は数千年の間も活動ができるため、主に就労につき、星人族はその
街並みの風景で見られたガラス張りや近代的な街並みに自動化云々も、
SFでもなんでもありませんでした。
ただ、必然として存在していただけでした。
門外に出にくいのは、宗教的かつ商業的からみがあるそうです。
この地は、人々を魅了しては集るに足る"世界の楽園"だよ。と
これらは大衆食堂で給仕をしている、おばちゃん風な星人の人から教わりました。
というか、
そうして、総本山ともいえる大聖堂に赴きましたが、詳しく教えを乞おうとしたら金銭を要求され、雑多な人込みの中の聖道内を案内役がついてきては、施設の案内と宗教の教本的な説明で終わりました。
これ、観光案内以外の何物でもありませんよね?
ただ、その時に教わった叙事詩に、
大昔に空から箱舟がやってきて、この星に恵みをもたらした存在があった。
それらは世界に新たな命を作っては、文明をはぐくませた。
その船が降り立った地が、この聖都「アーバーム」であった。
その理由として、
そうして、人々はこの地に根を張り、恩恵を受けれる楽園を手に入れた
と、そんな説法を聞かされている間、自分としてはやっぱり、
"それ、箱舟移民系SFになってないか?"
"しかも遺伝子操作とかやってそう?"
"箱舟が宇宙船としたら、その
などなど、SF的な思考が脳裏によぎりました。
そうして、なんとなく、なんとなくなのですが、"もしかして、神様という存在がいない世界なパターン?"という、悪い予想がふつふつと湧き上がってきました。
そうなると・・・少し、いえ、かなり期待していた分、残念な結果にしかならなかったかと、多きに落胆しながら、次の目的地について検討をしようと、二人と一緒に宿へ続く帰路についていました。
そんなとき、気が付いたら周囲には鎧甲冑かつ神職的な服装をした方々数名に囲まれては"このまま、何事もなく一緒に来ていただきたい。危害を加える気は一切ない"と、連行される形で否応なしについていきました。
着いた先は、観光地となっていた大聖堂とは違う、どこから見ても中規模でありながらも、傍目はみすぼらしい風な教会?とでもいったところでした。
ただ、外見はみずぼらしくも内部に入ると、どことなく綺麗になっており、一見すれば観光地になっていた大聖堂の派手やかさとは違う意味で静かに佇んでいて、一言で言うなら
その中では一人の神官服を着た、目の部分や至る所が傷つき欠けている機人の・・・(たぶん女性)方が、此方にゆっくりとおぼつか無い足取りで近づき、レイとテール、そして自分を見たかと思えば
"ヨ
"ワレ我一派、この時を幾セン年待ちツヅけてオりました・・・"
と、か細くもシッカリと芯のある声を発しながら、自分に対して膝を付いては頭を下げてこられました。
敬具
追伸:
機人の方(「大聖官」といわれる役職の方)は、裏方の纏め役だそうです。
何でも"機人"は「働力」として、"星人"も「導者」しての
この地を中心にしか活動できない様に、箱船が「そう決めた
二種族にとって、自由があるようで無い、無意識下に存在する
それが、この呪われた地「アーバー
その
箱船に隠されてあったレコードから、"
その"
('A`;):何か、話が重い・・・重すぎるぞ・・・
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