すてーたす おーぶん( )

 季節行事の中で、投げる豆よりも食す豆の数が一つ多くなっては、寄る年に気づかされる頃合いになりましたが、いかがお過ごしでしょうか?



 タカシです。



 "ライトノベル系お約束ふぁんたじー"の定番ともいえるウィンドゥ画面が目の前に映し出され、その内容をチラ見してはスルーすることにし、状況確認をしていく事にしました。



 まず、先ほど声をかけてきたレイといえば、手のひら妖精サイズになっており、その衣装も、出かける前に着用していた衣装とは異なり、薄い布切れ程度を身にまとっては自分の近くで浮かんで?飛んで?という感じで宙に存在しています。


 どういうわけか、身体全体が発光していましたが、"この部屋は薄暗いと思っての、これならばちょうどよかろう"と、明かりの代わりになってくれています。




 一方のテールの方はといえば、少し・・・いえ、かなり成長した身体になっているみたいなのですが、どこかの動物よりの名探偵のワンコ的なスタイルが、服を着ていない状態でした。


 まぁ、服を着ていなくても、体毛?毛皮?まぁ、そういうものでそういったところは隠されて見えはしないのが、いろいろと安心といったところです。




 そうして部屋の中身を確認するも、ところどころにカビが生えている木板があり、小さな囲炉裏らしきものと、何かしらの道具といえるものが、壁に立てかけてあったり、棚に置かれてある状態です。


 板張りの床がある時点で、物置と言うよりは小屋といったところでしょうか。




 部屋の中を一通り確認し終わると、今度は外の状況が気になります。


 "特段、周囲には危険になりそうなものは無いのは確認済みじゃよ"と、耳元からレイの声を聴いてから、いざ扉を開けて外に出てみました。



 外は月明かり的な明かり程度。


 そして、薄暗い中レイの明かりのおかげで周囲を確認するも、パッと見た目は木々が生い茂る森といったところです。



 そうして、出てきた建物をみやれば、まさに古ぼけた小屋といったところでした。



 傍には、ちょっとした薪置きがあったりする点で、一応は使われている猟師小屋?とでもいうのでしょうか。




 別段、特にこれといって変わった内容・・・いえ、変わりすぎた状況ですが、今迄のパターンからいえば、神様的な存在が現れては、元の世界へ送り返してくれるという手順が続いています。




 "とりあえず、何かしらの相手側のアクションがあるまで待つか・・・"と、いつまでも手に持っていたビニール袋を掲げては、"いったん晩御飯にしよう"と提案しておきました。




                                   敬具



追伸

 自分の膝枕で眠りだしたテールを寝かしつけては、

 相手側のアクションが無ければどうしようか…と、考えながら

 すてーたすうぃんどぅ(笑 を眺めていたのですが

 定番的な代物ばかりですが、嫌な予感しかしない部分が酷いです


 Pō:ꛯ벦ꛯ벦ꛯ벦ꛯ벦ꛯ벦ꛯ벦ꛯ벦ꛯ벦…


 


('A`;):文字なのか、数字なのか、記号でいいのか・・・



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