('A`):モウ、オウチ、カエシテ・・・
拝啓
海風が心地よく感じ、静かな海辺に強い日差しを振りそそぐ太陽の光が、波間では輝く宝石の様に見え隠れする時分、いかがお過ごしでしょうか?
タカシです。
現在、絶賛サバイバルになりそうな雰囲気です。
そして、となりにいるのは、あの気持ち悪いとしか形容できない生物なのかそうでないのかの判断すらも疑問をもってしまうレベルの存在が、自分を囲むように体を丸めています。
たぶん、毛があったら気持ち良いのかもしれないのでしょうが、どうみても甲殻の類です。ゴツゴツしてる部分が当たってかなり痛いです。
そもそも、もたれかかる恰好になる身体の一部は、何故か目があっては、こちらを睨んでいる状況で、休むこともままならないのではと思います。
再度いいますが、生物というのを侮辱してるんじゃないかというぐらいのクリーチャー度が高すぎて、正直に言ったとしてもキツイの一言です。
近づいてみればみるほどに、SUN値チェックしたら、直送になるレベルに匹敵しそうでもあります。
そうそう、あの囲まれた状態でどうなったかというと、このクリーチャーに軽々と咥えあげられ、そのまま囲んでいる兵士たちを飛び越えてはとてつもない速度で走り去った格好です。
いや、"走る"というには、いささか表現が正しいのかわかりませんが、飛翔?というには、高さが足りなさすぎるかもしれません。
それよりも、自信の視点が地面すれすれで、なおかつ高速移動という状態なので、正直、気分を保つのに一所懸命であったというのが正しいのでしょうか。
それにしては、呼吸をするのが困難な速度でしたが・・・
加えられた状態で、風を感じるとか思いませんでした。
それよりも、このクリーチャー翼があったんですね。
その顔群たちに気を取られすぎて気づくのが遅れましたが、鳥類というか蝙蝠とか魚類というか昆虫とでもいうか、いろいろ混じりすぎてて、何が何やらわからない翼を使っては飛行の様な跳躍走行を行い、あの窮地から逃げれだせれたといった感じです。
ただ、上には飛べないみたいですが。
そうして、異様に大きな大木が生い茂っている森の中へと入りこみ、追われることもなくようやく地面に足を付けることができました。
地面に立った時点で、口から虹色の液体もどきが出たのは、割愛しておきます。
それより、次なる問題が発生しています。
ここはどこなのでしょうか。
さらにいうなれば、どうすれば帰れるのでしょうか。
かなり疲れたので、少々睡眠をとっては冷静になれればと思います。
となりで、ニチャァと開いた口?を気にしなければですが。
敬具
追伸
眠れたかと思った時、上の方から垂れてくる涎があります。
色々とキツイというポイントをさらに加算してきます。
正直、つらいです。
('A`):モウ、オウチ、カエシテ・・・
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