('A`):ファンタジー世界というか、B級映画の世界かな?
拝啓
大地の実りがたくましく育ち、その季節を味覚という感覚で十二分に味わえる昨今、いかがお過ごしでしょうか?
タカシです。
考える事をやめた時、人というのは思い切った行動を躊躇なく行えるといいますが、自分自身がそういう事態に陥るとは思いもよりませんでした。
なにしろ、躊躇なく
結論から申しますと、今度はしっかりと大地が粉微塵に砕け散り、自分の身体が宙に放り出されるという現象が起きました。
あれ?世界が止まらない?
止まるどころか、自分の身体とクリーチャーが下に向かって落下している格好になっています。
そして、視界に入ってきたのは、無数に浮かぶ大地があたり各所に見えているという不思議な空間であるわけで・・・
まさかの空に浮かんでる島だとは思いもよりませんでした。
そして、見える範囲でいうなれば、大きな浮島から小さな島々まで種々さまざまな浮島?大陸?が入り乱れているという不思議空間とでもいいましょうか・・・
とにもかくにも、足場となる場所が消え去った為に、自然と落下していく自分と、そんな自分を一つの口が加えてはクリーチャー君が必至に飛ぼう?浮かぼう?として一所懸命に背中に翼が生えてきては、羽ばたき続けている状態でした。
何故か申し訳無い気分になってしまいました。
さりとて、ほかにすることもなく落下しつづけると、人というのは冷静になるものなのか、周囲観察にいそしんでしまうモノなのでしょうか。
どうも惑星とかそういう世界とは異なるとでもいったような、平たい世界が無数にあるとでもいうか・・・
まさにファンタジーな世界だなと感心してしまう自分がいました。
・・・
・・・・・・
結局、お家に帰る為の神様という存在を召喚する儀式に失敗しては、出会える事すら叶わなかったわけです。
現実というのは非情である。というのを、パイ投げ顔面直撃というレベルでたたきつけられてしまいました。
そろそろ、目前に終着駅が見えてきました。
どうやら、私の
神様でなくてもいいので、どなたか帰る方法を教えてください。
敬具
追伸
次の大陸(?)に到着しました。
着水する事になり一命はとりとめましたが、辺り一面が水面です。
塩の味しないので、海ではないとは思いますが、
遠くにサメらしきものの集団が空を飛んでる(泳いでる?)のは、
いかがなものかと思います。
('A`):ファンタジー世界というか、B級映画の世界かな?
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