よくあるファンタジー?いいえ違いました。

 拝啓



 サクラが咲き始め、暖かい風を感じては、季節が移り変わろうとしているのを五感で感じることが出来るこの頃、いかがお過ごしでしょうか。




 タカシです。





 黒光りするアイツが、煙のごとく弾け飛んだ現象は夢であった事とするために、お布団という代物の中にもぐりこんでは、現実逃避という行動にかられました。



 ですが、それが実行される寸前、以前にも経験したような精神とか時とかの部屋?へ移動する様な光が身体を包み込んでいました。



 そうですよね、こんな能力を自分がいた世界にあるのはおかしい話です。



 また、管理神様や御使い様と厄病神との闘争が待っているのかと思えば、少し気が重くなりますが致し方ないと、お布団への逃避行を諦めました。





 そうして、目をつむるぐらいのまぶしい光が放ったかと思えば、あの白い空間・・・ではありませんでした。







 記憶に覚えのある明るく白い空間とはうってかわり、今度は薄暗く湿っぽい空間とでもいうのでしょうか。



 そして、辺りには自分を中心に等間隔で人が円陣を組んでいるかの様に配置されている人物らしき存在が、一人、二人・・・数えて五人でしょうか。


 それに離れて数人の人らしき人がいたりしますが・・・



 えーっと、パッと見た目、周囲の方たちは管理神様の関連の人?神?使い?とも思ったのですが・・・そんな雰囲気がしません。



 離れている人たちは、何やら相談をしているようでもありますが・・・何か決まったようです。



 その集団の人がこちらにやってきては自分を掴みかかり、その後はなされるがままにしていたら、金属製の手錠をかけられ、なおかつ同じような首輪をされては、引っ張られるままに連れていかれるという始末を経験しました。



 成されるままになったのは、ここで抵抗的なことを行って「攻撃」と認識されてしまったら、辺り一面地獄絵図確定になりそうです。




 もし、間違って、ここの人たちに危害を加えたら、確実に報復されるのが予想できます。


 大人しくしているのが吉という奴でしょうか。


 そうして、分厚い木と鉄枠の扉がある部屋?の中に放り込まれては、カチリという錠が掛かった音と共に去っていきました。




 これは、いうなれば・・・軟禁というやつでしょうか?




 とりあえず、手枷がきつく苦しかったので、膝蹴りを当ててみると、手枷だけが粉微塵に消え去りました。


 ついでに、首輪に関しても、指で弾くと消し飛んでいます。



 そういえば、いままでは破片が飛び散ってましたが、黒光りするアイツも、今の手錠なども、爆発四散というよりも粉微塵になるというか・・・破片ですらなくなってきてしまってるのが不思議でなりませんが、粉以下の大きさの物が破裂してもあまり痛みが無いのは、良かったと思っておきます。



 そうして、部屋の中を確認します。



 岩壁に石床に石天井、石に囲まれた空間というか、そういう場所というのは理解できました。



 灯は鉄格子でふさがれた窓があるため、なんとか明るいのですが、かなり高いところにあるため、外の状況を見ることが困難だと思いました。


 他には、一部は木製の材料を使っている所をみると、しっかりと作られてるといった印象です。





 これからどうなるのでしょうか。






 まずは、新たな事が起こり始めたことを、簡略的ではありますが経過を報告します。


                                   敬具




追伸

 とりあえず、小さな窓から放り込まれる食料で食事はできました。

 なんというか、何日ぶりかのまともな食事に、

 さらに"噛める"という喜びは、格別だったと思います。

 味については、この際考えないでおきます。




('A`):いったい自分が何したっていうんだよ・・・


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