ユメオチって、いいよね。ユメなんだから

 恭賀新春

 謹んで新年の御祝詞を申し上げます





 タカシです。




 管理神様が戻られました。



 大変疲れたとでもいう雰囲気を醸し出されておりますが、その原因が所々にみられる青あざの様な物が見え隠れしていたからだと思います。



 さて、結論から申し上げますと、実行後のアウトプットモジュールが、世界の理にガッチリと組み込まれているので、それを修正するには、世界を壊して作り変えるしかない。との事でした。


 ただ、実行する為の部分は余裕を持たせておいたから、そちらを弄れるように権限を奪って・・・もとい、下賜してもらえた。との事だそうです。




 最後にモノを言うのは、己の拳だったとか何とか言ってましたが‥‥‥


 さっそく、権限の行える範囲でという事で修正作業に入られ、結果としては"攻撃の意思を持って行動を取り、実際に実行が成された時"という、言葉遊びのような、これでもかというような設定に落ち着きました。



 早速という事で、食料を手に取ってみても問題もなく、噛んでみると爆発四散しました。



 全然落ち着いてませんでした。




 どうやら、食事という行為かつ歯で噛むというのが「攻撃の意志あり、行動され、実行された」という認識にされるという事だそうです。



 正直、もうウンザリです。




 管理神様も、御使い様も、そして自分も、疲れました。



 なので、異世界とかそういうのは、もうどうでもいいので帰らせてほしい。という事を伝えてみました。




 そうなるよね。という意味の納得の表情を頂き、じゃぁ、特別処置として帰るための手続きを取っておくという話になりました。


 正直、こんな精神的にも肉体的にも洒落にならない場所にこれ以上居続ける気がしません。












 そうして、自分の異世界ファンタジーは、終わりを告げました。



 気が付けば、いつもの1LDKの万年床ともいえる布団の中で目覚めました。



 今いつなのかと、スマートフォンで日付を確認すると、いきなり異世界に飛ばされた最後に確認した休日と同じ日時でした。



 あれは夢だったんだろう。いや、夢に違いない、というか夢であってほしい。



 そんな願望とも呼べる体験を終わらせ、冷蔵庫から水を取り出しては水を飲んでは一息つきます。



 ふと、台所の足元に黒光りするアイツが現れました。


 春先、暖かくなってきたのか、こういう輩が出てくるのだろうと、足で踏みつけ…





 小さなパーンという衝撃と共に爆発四散しました。


 あたり一面には、アイツの肉片や体液だったらしき跡みたいな・・・

 煙のようなものすら立ちのぼり・・・




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 エッ?







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 エッ?



 皆様におかれましては幸多き一年でありますよう、心からお祈り申し上げます。





追伸:

 そ、そうだ、これは夢なんだ

 ぼくは今、夢を見ているんだ

 目が覚めたとき、ぼくはまだ12歳

 起きたらラジオ体操に行って、

 朝ご飯を食べて、涼しい午前中にスイカを食べながら宿題して、

 午後から友達とプールにいっておもいっきり遊ぶんだ・・・



('A`):厄病神なんてクソ喰らえや!!

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