最終話~休憩2~

GM:二人ともなんでゾォルケンを攻撃しなかったんだい?

春見:え、だって……。

影裏:うん……。


影裏&春見:カバーリング型じゃないなら《復讐の刃》持ってそうだなって。


GM:…………持ってた。


影裏:やはりか。

GM:どのタイミングで気付いたんだい?

春見:セットアップでエフェクト使ったタイミングかな。

 結理君の防御能力を突破するのには、+17点の攻撃力上昇は少なすぎる。

影裏:だからその攻撃力でも十分通用する算段が付いてるってわけで──

春見:──そうなると真っ先に行き着くのは《復讐の刃》だから、それを警戒したんだよ。

GM:…………。


 ビルドが完全に看破されてる……。これが歴戦のPLだとでもいうのか!

 二人のデータ勘に恐れをなしつつ、こう言わずにはいられなかった。


GM:二人とも、さすがに凄いね。


 実を言うと攻撃された場合には白兵固定値と攻撃力の両方を高めるオリジナルアイテムを使う予定だったのだが……そちらは完全にお鉢が回ってこなかった。

 少し悔しいが、完敗だ。この場を借りて二人にもう一度称賛を贈りたい。


GM:さて、それじゃ次はシーンを改めて、戦闘終了直後のシーンを演出していこう。

 二人ともよろしくお願いしまっす!

影裏:おー! よろしくー!

春見:よろしくね、皆。

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