「命の天秤」からはじまった心理学シリーズの続編として描かれた「夢のゆりかご~ドラマ編~」の第二幕「夢のゆりかご~ミステリー編~」の完結、改めておめでとうございます。すでに用語説明や場所説明などでも解説されていますが、丁寧に資料を扱い、ストーリーに生かしていると思いました。
香澄は事件に対して、強い姿勢で挑んで、FBIの特別捜査官のダグラスやレベッカとも協力関係が築けましたね。
作者からの返信
中澤 京華さま
こんばんは、月影 夏樹です。ご丁寧な応援コメント、ならびに拙作ながら最後までご愛読いただき、ありがとうございます!
当初は現代ドラマのみで物語を構成する予定だったのですが、途中でミステリーに挑戦してみたいと思い、誕生した作品が『夢のゆりかご~ミステリー編~』となります。また香澄がFBIやAMISAという組織をはじめ、特別捜査官のダグラスとレベッカとも協力関係を築いたことも、本作の特徴となっています。
そしてジャンルこそ現代ドラマ→ミステリーへと変わりましたが、作風については基本的に変えていません。なので今までの心理学シリーズを維持しつつも、現代ドラマでは味わえないスリルを体感していただけたら幸いです。
今後とも応援よろしくお願い致します。
ゆっくりにはなってしまいましたが、読了いたしました。
しかし、最後の二転三転のどんでん返し! 非常によかったです。しかも、作品自体にいくつものどんでん返しが仕込まれているのも魅力的でした。
洋画的語り口の非常に読みやすい文章、そして濃いキャラクター、ミステリとして最高のトリックとどんでん返し。
うなるほかありませんでした。
面白い作品をありがとうございました!
作者からの返信
本庄 照さま
こんばんは、月影 夏樹です。丁寧なご感想、ならびに拙作ながら最後までご愛読いただきありがとうございました。
面白い作品だったとお褒めの言葉をいただき、とても光栄です♪適度にお話の角度や視点調整をしながら、私なりに演出を加えてみました。
今まで現代ドラマを中心に書いていただけに、謎解きがメインとなるミステリを書くことに苦手意識を持っていました。ミステリ独特の難しさも多々ございましたが、高評価だったという声を聞き安心しました!
そして少しずつではございますが、本庄さまの作品『21世紀のエニグマ』を拝見しております。フィクションだけでフィクションではないリアリティ、そんな奥深さを感じつつも独特の世界観を堪能しております。
巨大な敵と戦う主人公たちの活躍と勇姿、しっかりと見届けたいと思います!
今後とも応援よろしくお願い致します。
遅くなりましてすみません、読了しました。完結お疲れ様です!
膨大でありながらもミステリーに必要な情報が織り込まれた展開から、作者さまがとても掘り下げて設定などを作られた熱量を伺えます。
後半の謎解きもさることながら、登場人物の発言や動揺、心理面にフォーカスした言動の描き方がドラマチックでした。素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
有澤 いつきさま
こんばんは、月影 夏樹です。温かい応援コメント、ならびに拙作ながら最後までご愛読いただきありがとうございます!
ミステリーは初挑戦となりますが、前作の流れを引き継ぎたいと思い「心理学」の要素を中心に取り入れてみました。ですがヒューマンドラマとは描き方が異なるため、自分自身の中では色々と課題点なども見えてきたという気持ちです。
今後とも応援よろしくお願い致します。
完結おめでとうございます。謎ときや作者さまの得意なドラマはもちろんのこと、ちょっとしたコメディなどがあり、とても面白かったです。またミステリーを書きあげたという実績が出来、より新たな世界が広がりましたね!
そして新作公開に向けて執筆中と近況ノートに書かれていました。私の好きな詩の作成も積極的に行っているとのこと、楽しみにしています!
さらにカクヨムgoodレビュワーへの受賞、おめでとうございます! 素敵な作品を書くだけでなく、素敵な感想も紹介出来るとは驚きです。
作者からの返信
鈴白 楓さま
こんばんは、月影 夏樹です。温かいコメント投稿、ならびに『夢のゆりかご~ミステリー編』へ☆評価をしていただき、ありがとうございます!
色々と課題も残ってしまいましたが、とりあえず自分なりに書き終えて一安心です。ですがやはりミステリーを書く上において、謎解きや推理などを考えないといけないので、それがとても大変でした。
またカクヨムgoodレビュワーの祝福コメント、ありがとうございます! レビューのご紹介という形になりましたが、やはり私の名前が紹介されると嬉しいものですね。
今後とも応援よろしくお願い致します。
完結お疲れ様でした。
続編ながらまた新たな顔を見せた力作になりましたね。
ミステリとしてなら多少のブラッシュアップが欲しい気もしましたが、
ヒューマンドラマとしては海外ドラマのあの独特の雰囲気をまとっていて、
各キャラクターを生き生きと描かれていたなぁと思います。
困難な状況にもずっと前を向く主人公香澄に元気をもらえました。
作者からの返信
髭鯨さま
こんばんは、月影 夏樹です。温かい応援コメント・☆評価、そして最後までご愛読いただきありがとうございます!
おかげさまでストーリーも完結しましたが、不慣れなミステリーだったので課題は残ったというところが、正直な気持ちです。ですが最後まで書き終えたことで、ほんの少しだけ私自身も成長出来たのかなと思っております。
また機会がございましたら、その時はお付き合いのほどよろしくお願い致します。
初めまして、和泉ユウキと申します。
この度は、「我こそは~」の自主企画に参加して下さりありがとうございました!
読んだ順番に感想を書いています。
ただ、途中からは先が気になって気になって読んでいたので、あまりきちんとした感想は書けていないかもです……。
ミステリーは基本的に、よほどのことが無い限り全て読ませて頂くことにしています。
文字数もそこまで多くは無かったし、謎解きも楽しく、一気に読ませて頂きました!
しかし、これは別の物語の続編なのですね。
物語の最初にきちんと状況説明がなされていますが、正直ここから読むのはちょっと辛かったです。
事件って何?犯人にレイブンというファミリーネームがあるけど、他のレイブン兄弟は事情を知らないってどういうことだ?など。
最初、ちょっとこの辺りが気になってしまって、物語に没入するのに時間がかかりました。
よほど、最初から読むべきかと考えたほどです。
慌てて登場人物を読んで事のあらましは少し分かりましたが、モニカさんは、「オリーブ」がファミリーネームなのですね。
物語は、そういう状況把握が大変だったのもあって最初は読むのが辛かったのですが、話が進んでいくごとに引き込まれていきました。
やはり、謎を追いかけながら推測しつつ、読み進めていくのは楽しいものです。
無言電話、誰かから渡された分厚いファイル。そして、不妊治療。
序盤から、謎続きで楽しく読ませて頂きました。
不妊治療に隠された驚きの実験に、生まれた子供の副作用的なもの。
これ、前の話を読んでいたら、もっと上手く推理出来たのだろうかと思いつつ。
もしかしなくとも、これってやはり前回で起こった事件に関係しているのですかね。
第八章のルティアの子供の特徴を聞くと、真っ先に前の事件の首謀者二名?を思い出しましてしまいました。
あとは、いじめを受けていた子に対する扱いが少し気になりました。
いじめを受けていたエリーには、色々気遣ってルティア夫妻のことを調査しているのは隠しているみたいですが、個人的には逆効果な気がしますね……。
色々あったからこそ、そういう隠し事とかには敏感になると思うのですよ。
むしろ、素直に打ち明けてくれた方がホッとする様な気がするのですが、心理学には疎いのでその辺りはどうなのだろう?と気になりました。
ルティア夫妻は逆襲に遭いそうだなと思ったら案の定でしたが、シンシアとモニカも犯人になるとは意外でした。
真相に辿り着くまで、本当に吐かせられるのかどうか。
IQ凄いし、大丈夫か?と思っていましたが、ボロが出てホッと一息でした。
いや、良かったです!
しかも犯人だと分かってから、ぼろぼろ真相を喋りまくる部分も、ただそれが当然というべき喋り方も、何だか人間らしさというものが感じられず、ぞっとしました。
しかし、エドさんが可哀相でしたね。
手を貸さなかったからこそ、殺されるとか……。
彼が生きていたら、この先彼らの関係はどうなっていたのでしょうか。
エドさんが生きている未来が見てみたかったです。
エリーさんに関しては、ようやく隠していたことを教えられて、安心しました。
やっぱり隠し事は良くない気がします。
これからは主人公達と一緒に、少しずつ距離を縮めてもらえたらなと願ってしまいました。
大分仲良くなった感じがするので、きっと大丈夫なのだろうと思えました。
夢のゆりかごの詩、綺麗ですね!
こういう抒情的なものは私には書けないので、魅入ってしまいました。
全体的に、面白かったです!最後まで一気に読ませて頂きました!
特に、ミステリー要素の部分はかなり楽しく読ませて頂きました!ありがとうございます!
なかなか企画を立ててもミステリーのお話は来ないので、嬉しかったです。
ですが、やっぱり、エドガーが死んだのが遺憾でなりません。
計画を拒んだからこそ、その、ルティア計画の被害者でもある彼の未来を見てみたかった……。
ここからは、要望を受けた点について。あくまで個人的な意見ですので、聞き流して下さって構いません!
ほぼ上記で率直に思ったことは書きましたが、もう少しだけ。
ミステリー要素は本当に楽しく読ませて頂きました。
あれ、これはどうなる?犯人はこいつか?など、明かされる情報を手繰り寄せながら拙い推理をしつつ、気になって気になって先をぐいぐい読まされました。
この、謎が謎を呼ぶ感じや、上手く伏線を張り巡らせて最後に持っていく手法は本当にお見事で、凄いなと尊敬します。
心理レポート風の描写も面白く拝見しました。
ただ、反面、キャラ同士の繋がりというか、描写が少し薄く感じられました。
これは、私が前のお話を読んでいないというのも関係していると思います。
ですが、それを差し引いてもキャラ同士のやり取りがあっさりしていて、特にアルバートやエドガーに関しては、主人公達と接する機会があまりに少なかったので。
こいつが犯人、と言われても、感慨が湧かなかった、というのが本当のところでした。
彼の背景や語り口にはぞっとするものがあったものの、キャラに思い入れが無く、印象が薄いからこそ残念でした。
ですが、心理テクニックを逆手に取る部分は面白かったです。これがIQの高さ……。
シンシアやモニカに関しても、前回のお話を読んでいれば、もっと「こいつ!」とか諸々感じられるものが強くあったかもしれないな、と。
この物語ではほとんど出てこなかったので、いくら文章で強調されても、二人が本当に仲が良いのかどうかもよく分からず(一応会話はそれっぽかったですが)、単純に精神が壊れた人にしか思えなかったのが残念です。
ただ、エドのことはやたら気になったので、私の中で頭一つ抜けて好きになったのだと思います。
多分、計画を拒んだ、というところが気になったのかな、と。
彼本来の性格も見てみたかったとも思いました。
また、実を言うと洋画をあまり見ないので、雰囲気を感じられたかどうかについては、ちょっと心もとない意見しか言えません(汗)。
キャラ同士の会話のノリとか、語り口はそれっぽいなと思いましたが、その辺りは洋画をよく見る方の意見を聞かれた方が良いと思います。申し訳ありません。
以上です!
色々書いてしまいましたが、最後まで楽しく読ませて頂きました!
これはシリーズで、前のお話の他にも、続きがあるのですね。
ミステリーだけでなく、ヒューマンドラマも好きなので、また読ませて頂こうと思います。
この度は、企画に参加して下さって本当にありがとうございました!
楽しかったです!
作者からの返信
和泉 ユウキさま
こんばんは、月影 夏樹です。この度は拙作ながら『夢のゆりかご~ミステリー編~』をご愛読いただき、ありがとうございます。
本作は心理学をベースにしたミステリー作品でございますので、登場人物や各場面における心理描写を強く意識しました。その中でも「香澄のカウンセリングレポート」「終盤における推理戦」などに注目していただいた点については、一作者として嬉しい限りです。
またミステリー作品の公開は初めてだったのですが、とても面白かったと言っていただき光栄です。文字数もちょうど良いバランスに収めることが出来たので、そのことも大きな要因かなと思います。
そして『夢のゆりかご』という詩につきましても、本作ならではの特徴の一つでございます。物語の演出で詩を載せている作品はあまり見かけないので、ちょっとした工夫を入れてみました。
ただ作中において心理描写を意識しすぎたためか、各登場人物における描写について少し説明が足りなかった……というご指摘については、まさに仰る通りだと思います。基本的に本作はシリーズものではございますが、各作品だけ読むという流れでも楽しめることが特徴です。
本シリーズは元々ヒューマンドラマを意識して書いている作品でして、そこへミステリー要素を入れてみました。ですがそのことによって、各登場人物における人間関係の描写について、少し違和感を覚えてしまう場面が出てしまったのではないかと思います。その点はしっかりと反省し、次回作以降の課題にしたいと思います。ご指摘ありがとうございます。
少し長文となりましたが、以上となります。数多くの作品がある中で拙作に目を通していただくだけでなく、素敵なご感想を書いていただきまして、本当にありがとうございます! 和泉さまの自主企画に参加させていただき、とても光栄です。
そして今後企画などでご一緒させていただくことがございましたら、その時は何とぞよろしくお願い致します。