9章 AMISAとFBI

(第二幕 九章) 登場人物・用語集・場所説明・アメリカと日本の違い 一覧

             『登場人物一覧』


ダグラス・デイル……FBIの国家保安部に所属している特別捜査官。三八歳。優れた指揮能力・射撃能力を持ち、いくつものテロ事件逮捕に貢献する。また昔空軍に在籍しており、その時の経験を活かし飛行機免許を取得。

 寡黙な性格で、香澄たちへの状況説明はレベッカに任せている。だが無口というわけでもなく、レベッカと二人だけの時には口数も多くなる。愛称はダグ。


レベッカ・クレット……FBIの国家保安部に所属する特別捜査官。三七歳。語学と化学のスペシャリストでもあり、バイオテロ防止や捜査において多大な実績を残している。英語・中国語・日本語を話せるトライリンガル。

 寡黙なダグラスとは反対に、明るく親しみやすい性格。また作中では呼び方を区別するため、香澄のことを“かすみ”と明記している。


             『用語補足説明』


ダチュラ……別名「朝鮮朝顔」と呼ばれる、猛毒を持つ植物・花。白い花を咲かせることから見た目は可憐だが、強い幻覚・呼吸困難・錯乱などを発症させる。

 非常に強い毒性を持つことから、誤飲・誤食には細心の注意が必要。


カクテルパーティー効果……心理学におけるテクニックの一つ。賑やかな・騒がしい場所などにおいても、自分の名前を呼ぶ声はしっかりと認識出来ること。

 恋愛・仕事・私生活など、色んな場面で活用出来る心理学テクニック。自分の興味ある話題を何度もされることで、その人に特別な興味や関心を持つ。

 本作『夢のゆりかご~完結編~』では、香澄がレベッカと心の距離を縮めるため、何度も彼女の名前を呼んでいる。そして前編『夢のゆりかご~ドラマ編~』でも、エリノアと友好関係を深めるために香澄が使用している。


              『場所説明』


カンザス州……アメリカの中西部に位置する州で、首都はトピカ。一〇世紀以上前からインディアンが住んでいたと知られ、人口推移は約二八〇万人。


セジウィック動物園……カンザス州の南側にある動物園。野生動物の出身国をイメージして、各エリアがデザインされている。

 動物たちへ餌をあげることも可能で、子どもから大人まで楽しめるカンザス州における観光名所の一つ。


ミズーリ州……アメリカ中西部に位置する州で、首都はジェファーソンシティ。

ミシシッピ川沿いにある建築物は、ヨーロッパの歴史や文化が強く意識されている。

 ミズーリ州にはカンザスシティ空港があり、そこから飛行機で色んな州や外国へ渡ることが出来る。

 

オクラホマ州……アメリカ南中部に位置する州で、州都はオクラホマシティ。天然ガスや石油・農業などの生産率が高く、インディアンの保留地が高い。オクラホマ州にはウィル・ロジャース・ワールド空港があり、そこから他の州や外国へ渡ることが出来る。

 またオクラホマとは『okla』と『humma』を合わせたもので、「赤い人々」という意味になる。


テキサス州……アメリカ南部に位置する州で、州都はオースティン。砂漠や森林などの自然が多く、メキシコ国境もある。

 本作ではルティア夫妻がアメリカから国外逃亡する際の隠れ家として、登場している。

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