煽動家によって、世界を呪う魔女の住む村だと焼き滅ぼされた村から、物語は始まります。
主人公はその中で唯一の生き残り、そして、本当に魔法が使える魔女だったのです。
しかし、彼女が使える魔法は呪いではなく、草花を芽吹かせたり、水を操るのどの小さな物。
しかし、その力を利用し、国を救おうとする者が現れて……。
物語の展開と描写が素晴らしく、ページをめくる手が止まらない彼女が使う魔法の様に瑞々しくも力強い作品です。
そして登場人物達も皆力強い、自分の信念に基づき、痩せた大地の上でそれぞれの願いを叶える為に全力を尽くします。
確かな骨子を持った優しい物語です、皆さんも彼女の起こす奇跡を目の当たりにしに、行きませんか。