童話パロディーも含めた後輩と先輩のコミカルな会話劇にくすっとした後には、少し切ないけれど素敵なラストが待っています。
彼岸花に関する言葉で先輩が現れ、たわいもない会話で盛り上がる物語。 この作品は「彼岸花×ナニカ」という企画の作品です。 先輩と主人公の会話がメインですが、この会話がテンポ良くて、目で読んでいたはずなのに、耳触りが良いという不思議な作品でした。 長編ではないので、短時間で拝読できます。 最後は曼珠沙華(彼岸花の別名)の花言葉にキュンとして下さい。 是非、ご一読ください。
なんともいえないテンションに飲み込まれ読み進んでいき、真相に気づいた時には呆然としてしまいました。2000文字以内で後輩の魅力や、先輩とのやり取りが詰まっています。
曼殊沙華を鍵に綴られる軽妙で素敵な奇想。シリーズとして読みたいような気もしました。