村を発展させる為には
ある日、ディオに呼び出された。
「すまないな、呼び出して。」
「いや、どうせ暇だからな、でどうした?」
「ギルドが出来る訳だが、これから何が必要になってくる?」
「そうだな、宿屋とか道具屋、防具屋、その他諸々・・・・・・、無いよな?」
「そう、無いんだよっ! あともう一つ言えば、人手が無い。」
「そうか、人手が無かったら店なんて出来ないからな。」
「という事で、ダイナに知恵を貸してほしい! どうやったら住人が来るのか、ギルド立ち上げまで一ヶ月はかかる。それまでには最低限の人手がほしいんだ。」
「知恵、と言われてもなぁ・・・・・・。」
だが、友人の頼みを無下に断れないので考えてみる事にした。
「で、引き受けちゃったの?」
「ディオの頼みだからなぁ、ミファは何か良いアイディアあるか?」
「私にそんな事考える脳味噌あると思う?」
「無いな。」
「少しはフォローしてよっ!」
自分で振っておいて何を言ってるか。
「でも、ギルド作るんだったら人が自然に集まって来るんじゃないかな?」
「世の中て言うのはそんな簡単に出来てる訳じゃないんだ。大体どうしてこんなにこの村が衰退してると思うんだ?」
「仕事、木こりや狩人しか無いもんね。」
そう、圧倒的に仕事が無い。若者はやっぱり夢やロマンがある冒険者とかに憧れている。木こりとか狩人は地味だし魅力が無い。やってみればやりがいを感じるはずなんだがなぁ・・・・・・。
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