第9話 チンチン電車
うちの前には、ちんちん電車の停留所があった。道路の真ん中に停留所がある。入り口は二段?のステップがあり、登って乗る。出口にいる女性の乗務員さんにお金を払ったような気がする。それとも、切符を買うのか?あまりに小さかったので、よくおぼえてない。走っているときに、車体上部がピカっとひかったような気がする。
うちの近くのかばん屋さんは、ものを置くときにひく、皮のマットにちんちん電車の絵がついたのを売っていた。うちにもあったが、最近見かけない。
車の少ない時代だから、走れたのだ。 今となっては、線路の跡もない。懐かしい、また乗りたい。
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