7話 輝き
(「リフレクター!!」)
意識が浮上し、用意しておいた魔法を使う
一般的伝わっている反射とは違い
最初期の屈折の魔法
力を弾くのではなく、解く
高密度のエネルギーである魔装の一撃の対処には減衰に減衰を重ねる
そして
(「シールド」)
現代では珍しい、混ぜ物無し
純粋に魔力のみの障壁を生み出す
物理に対してあまり効果のないそれは
(純エネルギー攻撃に対して、絶大な防御になりえます)
結果として
「馬鹿な……、俺の最強の一撃が……」
(こちらとしても、魔力を大半削られましたので痛み分けに近いですが)
ヴァナルティアの言うとおり
私も無理に使った魔力のせいでキツいモノがある
(しかし、それでも)
攻める手段は残してある
なにせ、私は魔法をしっかり学んだわけではない。
さっきのも、書庫の魔法を真似たもの
私が使い慣れたモノはただ1つ
「いくら技が防がれたところで武器の差が……」
魔装とただの斧
確実に対等ではない武器
だけど
「応えて、ヴァナルティアッ!!」
(
補助魔法を重ねがけした斧を投擲する
槍の一振りで弾かれる
しかし
「本命は」
(シャイン……)
「こっちッ」
(ブレードッ!!)
左手に生まれるは光輝の剱
その輝きは女神の威光
紛れもない、父の編み出した最大魔法
私はソレを振るった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます