4話 魔装
「どうだ、光栄だろ!」
(……この人アレですか?見た目より年が若いタイプの人ですかね?)
「とりあえず、食料兼嫁って何ですかね?」
絶対に両立出来ないであろう
2つから突っ込む
「決まっているだろ!定期的に血を摂取出来る人間を嫁にするって事だ」
合理的だろ?
と述べる彼に対して
(この人、バカだ)
思ったのは言うまでも無い
「そして見よ!これが我が
そして、その声と同時に彼の手元に朱く輝く槍が現れた
「これこそが我が魔装にして魔槍・アルナシオンだ!!」
「魔装?」
「魔王候補者がその身に宿した武器、いつか神を屠るモノと呼ばれる代物だ」
あー、思い出した
母が珍しく大激怒したときに呼び出したメイスがあったけど、アレみたいなものかぁ
あれ、それじゃあ私も使えるのかな?
えーっと、デモンシール解除して ゴワァ
「娘!、その魔力は……」
聖印に意識を集中して……
あ、なんか浮かんできた
「ヴァ……ナル…ティ……ア?」
その瞬間、私の傍に一冊の本が現れた
「あ、出来た。よろしくねヴァナルティア」
すり寄ってきた本の表紙を撫でる
「……フ、フハハハ」
なんか無理して出そうとしてる笑い声の方を見る
「そうか、き、貴様が6人目か……」
うん、御免なさい
なんか余裕とかなんか全部吹っ飛ばしたみたいで
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