1話 エルフの森の端っこで

「着いたぞ!」 


出発してから5日

ようやく着いたエルフの国・グリーンディア

国といっても、人間の作る国とは違い

木と共にある、どこか幻想的な町だ

私以外にとっては、だけど


「ッ」

少し、体が痛む(特に右手)

「……大丈夫?」

「……なんとか、かなぁ」

この森に近づいてから、こんな感じ

エルフの森は、ちょっとした聖域で

母の血(それも上位魔族の血)が拒絶反応を起こしているみたい

フェルは辛そうだったからストレージの中で過ごして貰ってる 

(デモンシールしても、これだけ痛むならお母さんはもっと辛かったのかなぁ)

伊達に魔王になったわけじゃないby母



「よくいらっしゃったな、人間達よ」


声をかけてきたのは、エルフの老人だった





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