エルフの森と魔王候補
プロローグ 魔王候補会議
「それで、最後の1人はまだ見つからんのか」
「それぞれの領域を探ってはみましたが、それらしい者は居ませんでした」
「やはり、先代の健在という異常のせいでしょうか」
「あとは、辺境に住んでいる者かもしくはまだ印が現れていない場合がある」
「別にどうだっていいだろ、5人で始めりゃ」
「口を慎め、正式な儀式を守らなくてどうする」
「へぇへぇ」
「……そういえば、クラスカインドの小娘はどこだ」
「私ならここよ」
「ほう、遅刻か」
「悪かったわ」
「それと、とっておきの情報あげるわ」
「はっ、遅刻魔がなに「6人目」あん?」
「6人目が見つかったわ」
「「「!!」」」」
(私としては外れて欲しかったけど)
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