元勇者と先々代魔王の娘、今代魔王討伐に参戦！(ただし本人はただの町娘の出)

軽い世界観紹介 1

時系列

約200年前、魔王候補生同士の戦いを勝ち抜き魔王アルスフィア＝クラスカインドが誕生

アルスフィアは、侵略より内政に力を入れることで一部の好戦派以外から名君と言われていた

100年たったある日

眠りについた彼女に好戦派の魔族達が力の封印を行った、その魔族達の魔力の大半を失ってようやく成功したが殺すことが出来ず

光の女神ユイリスの神殿に縛り付けた後、好戦派の元魔王候補生を代わりの魔王とし人間達との争いが始まる

泥沼化し、世界が悲鳴で溢れたため

女神ユイリスは、世界に介入することを決意する。女神自らが祝福を施した人間、すなわち勇者と呼ばれる者達が生まれる

40年前、王国の辺境の村にて後に勇者となるクロス＝オブライアンが誕生

クロスが12才になり、幼なじみのアイン＝ボルガインと聖印を授かり共に魔王討伐のため旅立つ

訪れた廃墟(かつてのユイリスの神殿)に繋ぎ止められたフィアと名乗る少女を発見し、一行に加わる

勇者クロスが、戦士アイン・魔法使いフィアの2名と共に魔王を討伐し、消えたアルスフィア＝クラスカインドの名と真実を知る

クロスは、褒美として離れた土地を貰い、アルスフィアのすべてを受け入れ夫婦となる

アインは、王国の品位や体裁、そして何より

幼なじみとその妻を諸外国より守るため王女と婚約する

クロスとアルスフィアの間に娘エルフィールが産まれる

その生まれもしくは存在を知るものは少ない

エルフィールが16才となり今回の旅が始まる

用語解説

魔法

この世界では大きく分けて4つの分類があり

汎用魔法(ストレージ・テレパスなどの日用魔法)

精製魔法(ポーションや魔鉱石の作成)

戦闘魔法(攻撃や身体能力の強化等)

高位魔法(召喚や契約・結界等の大型魔法)

魔法を唱えるには

エネルギーを生み出す精神力があること

魔法論理を習熟していること

確かな形をイメージすること

以上3つが必要になる

特にイメージは戦闘魔法を使うときに重要となる

風魔法を例としてはあげると

鋭い風をイメージすれば、鎌鼬が発生し

力強い風をイメージすれば、突風が発生する

人物紹介

エルフィール＝クラスカインド(オブライアン)

本作主人公

王都から離れた山間部で、母と共に暮らしていた少女

母譲りの白い肌に、朱殷の瞳

華奢とまではいかないものの細めの体で

黒い髪を肩甲骨辺りまで伸ばしている

半分魔族の血が混ざっているため

その体つきに比べて力などが強い

しかし、戦闘訓練をやったことがないため

得物は、木こりの仕事で使ったことのある斧を使用している

魔法に関しても才能はあるが

学園で学んできただけなので

汎用魔法までしか習得していない