第27話 オタクな夫婦
11月、長いと思った1年の日々もあと1ヶ月とちょっととなった。
ボクらはいつも通りの様子をといった感じを過ごしていた。
「はい、コーヒーおまちどーさま~」
「ありがとう。(ゴクッ)あー美味し~…」
ヨメが淹れたコーヒー(カフェオレ風)を美味しく呑みながら椅子に持たれかける。
ふとスマホのSNSを除くとトレンドに“いい夫婦の日”というハッシュタグがあった。
「今日はいい夫婦の日かぁ~」
「どうしたの?」
「うん?いや今日はいい夫婦の日らしくてね…ボクはちゃんと夫としてしっかりやれているのかなぁって」
「ン~そうねぇ」
唐突なボクの問いにヨメはボクの顔に自身の顔を合わせてくる。
「え、ちょ…っと?」
「ちゃんと私の旦那様としてしっかりやってるよ。貴方はそう思ってなくてもね」
「そうかな」
「そうよ。今度はこっちも聞くけども私はちゃんと妻としてしっかりやれてる?」
「そりゃあそうだよ。むしろキミと一緒になれてよかったと思ってる」
即答と同時にヨメは嬉しい表情を全体で表すかのようにボクを抱きしめる
「零れる!?零れるよ!?」
「ウフフ、やっぱそういう所、大好き♪」
ヨメの率直な言葉にボクもまた嬉しそうに顔を緩めた。
「そうだ、お昼どこか食べにいこうか?」
「いいの?」
「いい気分になってるし、たまには美味しい物食べよう」
「うん♪」
ウキウキな気分でボクたちは支度を行い外出していく。
色んなこともあるがそれでもお互いに楽しく辛くても喜んでいけるようなそんな歳を取っていきたい
そんな想いを抱きながら今後も頑張っていこうと思うのであった
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