#4


 「まずはコイツを着て貰おう」


 レインは大きめの着物を取り出した。


 「そしてコイツを食べてもらう!一番早く完食した奴が勝ちな」


 どこから出したのか、うどんを二皿取り出した。


 「テーブル使わせて貰うぜ」


 四人は家の中へ入っていった。








 「それでは、二人羽織ゲーム、スタート!」


 ハガンチームはレインが後ろで箸を使い、ハガンに食べさせる。リンチームは、姉が箸を使い、リンに食べさせる。


 そして試合は始まった。


 「あっつ!あっつ!バカ!おめぇ!」


 熱々のうどんがハガンの顔面に容赦なく襲いかかった。


 対するリンチームは順調に食べ進めている。


 「バカおめぇ!目ばっか狙うんじゃねぇよ!下だよ下!」


 レインはハガンの顔面にうどんを寝かせている。冷めたらまた汁に浸して熱々のうどんを顔につけた。


 「このサディスティック野郎が!」


 「お前はバカか。これはこういうゲームなんだよ」


 「うるせぇ!このサイコ野郎!」


 言い合っている間にリンチームは完食したようだ。


 

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