第112話 今年(2021年)最後の前の川対岸…かな?

 朝、サブかったぁ~!


 多分、この秋一番の冷え込みやったんじゃなかろうか?


 流石、内陸!


 流石、盆地!!


 流石、筑豊!!!


 一昨日まではん~な気配全くないで、昼も夜ももれなく暑かったんにね。

 こげん急に変わったら、身体壊す人間、たいがい多かろーや。


 盆地特有の極端な温度差が本気で殺しにきよるし…困ったもんだ。


 こげんサブいとキレーなオネイサンの添い寝が絶対に必要だ!


 といったワタクシの願望はさておき、只今10月中旬。


 通勤途中の田んぼじゃ稲刈りはほぼ終わりな感じ。


 っつーことは、水いらんくなるき水門が開くとですよ。


 今日見た限りじゃ、開けられるのは一週間以内、かな。

 そーなると、家の前で1mぐらい水位下がるき釣りにくくなるんよね。

 だき、今のうち遊んじょかんと!


 といった川事情を踏まえつつ、本日の釣り。


 本編、イッてみるとしますかな。


 今回活躍してくれたタックルは、


 タトゥーラエリートTAEL731HFB+リョウガ2020


 106話にて活躍してくれたため、既におさらい済みなんよね。

 なので、紹介はやりませ~ん。


 ルアーがかなり久しぶりなんで、こちらのおさらい、しときますよん。

 まずは名前から。


 6.5インチカットテールでございま~す。っち、ここにきて超絶ド定番、ブチかましてきましたな。


 ゲーリーヤマモトによりますと、カットテール全体としては、

『商品ストーリー

 B.A.S.S.ウエスタンオープンの練習でゲーリーと一緒に釣りをしていた河辺がT‘Sワームのカーリーテールをカットして使用し、バックシートで爆釣したのをゲーリーが目の当たりにして製作が決定したエピソードがある。

 4インチのカバーネコで小森プロが2016年JB/TOP50第1戦で優勝するなど実績No.1!


 特徴

 無造作にカットされたようなテールはフォールやスイミング時に垂直尾翼の役割をなし、 シェイクなど横へ振れば強めで独特な波動を出してバスを魅了する。

 ときにはベイトフィッシュ、ときにはエビと、あらゆるバスのエサに使い方次第で変幻自在、シチュエーションを選びません。

 水平フォールから生命波動を発するのが特徴で、多くのアングラーから"もはや餌"とも言われています。

 3.5"~5-3/4"は、大きさによる使い分け以外に、あまりアクションの差はあまりありません。

 しかし上級アングラーを目指す方は、バスのサイズ、水の濁り、バスへのフィッシングプレッシャー、ベイトサイズなどで使い分けることができれば、より釣果につながります。


 ボディ:世界基準ゲーリーリブをまとった細目なテーパーボディ。

 テーパーにもかかわらず水平にフォールするのはゲーリーマジック⁇


 テール:カーリーテールをカットした独特の形はゲーリー独自のものです。

 グラブのテールもこのようにカットして使うなどここから発展しています。』


 といった感じで、6.5インチは、


『このサイズになってくると狙うサイズがビッグバスに絞られてくると思われがちだが、数も狙うことができるのが6.5カットテールワームの強さです。

 ネコリグではベイトタックルで簡単に投げられ、釣果の実績もとても多くあります。

 ノーシンカーワッキーリグでもオフセットノーシンカーでも実績があります。』


 といった感じ。


 色は10色、入数は10本。←並行輸入もんとかがあって、中古で買うと設定にない色とか入数違うヤツが手に入ったりするよ。


 使ってみた感じは、まず、「重い」よね。おっきいベイトリール(リョウガ2020やタトゥーラHD)でも十分飛距離出せるもんね。

 絶妙な比重なんで、フォールスピードが100点満点!

 自発的な動きがなまめかしくていいよね。

 っち、ほとんど抜粋と丸被りやんね。こーいったド定番ルアーって、改めて自分の言葉で説明しようとすると、ホント難しいよね。


 短所は…脆い、とゆーことになるのかな?インプレッションではそういった意見が多いよね。でもこれって他社のワームも似たようなモンだから、特別脆いワケじゃないと思うよ。

 大きいから使う場面が限られる、とか、結構お高いっつーのが短所になりそう。


 こげな感じでタックル編は〆ようかな。




 続きまして実釣編、参りますよん!


 勤務は早番。

 帰り着くのは16時過ぎ。


 行くのは前の川対岸と決めている。


 今日は風が強いから、半袖だと体感温度低くて風邪ひきそう。だからこのままのカッコ(太腿辺りまである長さのダボダボ水色パーカーにデニムのニッカズボン)でヨシ。


 釣り具の準備を始めるよ。


 サオ置き場を見ながら、


 どのタックルにしようかな?


 考える。

 本日の気分は、


 遠投したい。

 強いヤツで釣りたい。

 今日が今年最後かもやし、ボーズで終わらせたくない。だき、魚との相性いいヤツがいい。


 こんな条件を満たしてくれるのは、


 タトゥーラエリートTAEL731HFB+リョウガ2020

 糸はフロロ20ポンド。


 コイツに決まり!


 リグは何にしよ?

 朝、でったん冷え込んだもんな。なら、活性に影響出ているはず。

 草刈りがあって足場もいい。日曜なので撃たれまくっていることも十分考えられる。

 ゆっくり狙うのがいいかもね。なら、キャロかな。


 ノーシンカーがリグってあるからバラす。

 オモリはナツメ型4号。

 フワフワ感を増すために、ハリスはいつもより長めの50cm。

 ワームは4インチシュリンプで、色はブルーギル。


 準備完了!

 大きいワームたちが入ったバッグを持って、歩きでポイントに向かう。

 到着すると、いつもの水門周辺からスタート。


 まずは対岸の大きな木の下を狙う。

 投げ込んで底を取ると、ズルズルと引いては止め、を繰り返す。

 これをしばらく続けるが、異常無し。



 ここからは、撃ちながら上流へと移動してゆきますぞ。

 10m刻みで動くイメージ。


 いつも折り返す旧橋脚跡に到達。

 ここで粘るものの、一切アタリなし。

 ただ、生命感はある。ずっとコイが跳ねているし、小魚の波紋も出ている。ボイルっぽいことも起こっている。

 期待はできそうなんよね。


 キャロは飽きてきたのでショートリーダーダウンショットにチェンジ。

 これを機に、場所を大きく変える。

 一気に数100m歩き、近所の水門の対岸へ。



 ここはいたらすぐに結果が出るポイント。

 まずは上流側に撃ち込んだ。

 少し沖側に投げ込んで底を取り、ガレガレを感じながらスタックさせないよう引いてくる。

 が、異常なし。

 次に上流側、護岸スレスレに投げてみる。

 だが、異常なし。

 下流の沖側と護岸際も撃ってみたけど結果は同じ。


 しばらくランダムに撃ち続け、だいぶ丁寧に狙ってみたものの、全く食ってこないので見切ることにする。




 ここでリグをテキサスにチェンジ。

 シンカーはバレット14g。

 ワームは6.5インチカットテールで色はブルーギル。


 再び旧橋脚跡まで戻り、対岸を狙う。

 直撃一歩手前までぶっ飛んでくれるのが気持ちいい。


 しばらく頑張ってみたけど何も起こらないので、10mずつ刻むイメージで下流方向に移動しながら撃っていく。




 何度目かの移動で石畳が切れる辺りまで移動した。

 それから投げ続けること数投。

 底を取り、3~5回跳ねさせて再度底を取る。これの繰り返しで誘っていると、ゴロタと泥との境界線で突然底を叩く感触がぼやけた。

 鈍い重さも乗っている。

 こんなビミョーな変化が分かるトコロ、サオの性能のよさを実感するよね。


 ん?


 巻くのを止めて待つけど持って行かない。

 再度動かすけど底を叩く感触無いまんま。

 重さも無くならない。


 もしかしてこれ、食っちょーんか?


 アワセを入れると重さが乗った…ものの、動かない。


 ビニール?


 リールを巻き始めると、下流側に糸が走り出した。


 魚!


 直後、深場にフルパワーで突進された。

 ぶっとい巻きトルクのリョウガ2020なのに、巻く手が止まる。


 コイ?ライギョ?


 そう思ってしまうほどに、強い。

 いや、ホントね、たいがいデカいの掛かってもゴリ巻きできるリョウガで巻く手止まったらマジ焦るよ。参考までにドラグ力7kgのタトゥーラHDは巻く手、簡単に止まるよ。多分これボディ剛性の問題。タトゥーラってセットプレート樹脂製やき歪むんやろーね。


 突進をやり過ごすと今度は水面に向かう。

 急いでリールを巻く。

 重量感がみるみる失われていき、


 バシャッ!


 エラ洗い。

 ということは、本命さま!

 今度は上流へと走って、もう一発、


 バシャッ!


 くぅ~~~っ!しびれる!バレんな!


 祈るような気持ちでリールを巻きまくる。

 やっとのことで足元まで寄ってきたものの、まだまだ元気。水面まで浮上すると反転したり、沖に向かって突進したりして抵抗しやがる。

 なんとか護岸に接岸したところで、一気に抜き上げた。


 草の上で大暴れしている魚を取り押さえると、口からは糸しか出ていない。


 そげん呑まれるほど待ってないよ?なのに、なんこれ?でったん活性高いやん!朝の冷え込み、カンケーなしかい!


 ビックリしたよね。


 口に左手親指ねじ込んで持ち上げてみると、かなりスリムでどアフターみたいな女の子。


 なんでかな?この時期っちもう卵詰めはじめちょってもおかしくないのにな。もしかしたら夏の変な天気が原因かな?


 季節的におかしい魚釣ったら心配になってくるよね。


 観察し終わったのでハリを外す。

 口を開くと、エラの根元にハリが刺さっている。


 ヤバいな。出血するかな?


 エラ孔からペンチを突っ込んでハリのシャンクを挟み、半回転させると簡単に外れた。

 口の中を覗き込むけど出血はしていないっぽい。

 エラ孔からの出血もない。


 よかった…。


 ホッとして記念撮影。

 サオと並べてパチリ。

 手に持ったところをパチリ。


 大きさを測ったらそっと投げ込む。


 ドボン!バシャバシャッ!


 着水した瞬間大きく跳ねると勢いよく深場に消えていきましたとさ。



 そのままの流れでスタート地点まで撃って行き、いい時間になったので撤収。


 魚は帰って測ると45cm。

 回復がイマイチなのは気になるけど、なかなかの大きさやし、何より元気が良かった。


 これからエサ食って、ちゃんと回復してほしいな。そして、太くなった頃また会いたい。

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