第105話 沈黙を破ってくれるのはいつも。

 ヤッターマン・コーヒー・ライター❤

 超絶久々に「魚」触った!!


 とか、いつ頃流行ったかわからんネタを口にして喜んでしまうほどに、釣れない。

 どれぐらい釣れんやったかっちゆーと…前回釣ったのが5月27日やろ?で、今回が7月19日なんよね。だき、一カ月半以上も釣れんやったっちコトなんよね。

 今っちお魚さん、活性バリバリ高い時期のはずよね?なのにこの空白は何?なんでこげ釣れんの?


 な~んて愚痴から始まった今回の「今日の釣果~」。

 放っておくと愚痴だけで終わっちまいそうなんで、強制的に打ち切って本編、イカセテもらうことに致します。


 まずはタックル編!


 なんだけど、今日活躍したのは、


 ファンタジスタYABAI FNC-69MH TORQUE CORE SHAFT+リョウガ1016H


 既にご出演のセットでございます。もっとゆーと、前回もご活躍なさっておられます。

 で、ルアーの方はと申しますとゲーリーヤマモトのヤマタヌキ。


 っつーワケで、全て紹介済み。


 とはいえ、ですよ。

 ここんとこずっとタックル編やってないでしょ?

 今回のも結構な確率で出演しているけど、紹介はかなり前やもんね。しかも更新遅くてでったん間が空いているから印象も相当薄いはず。

 なので、おさらい的な意味を込め、やっときましょうそうしましょう。



 まずはサオからイキますよん。

 ファンタジスタYABAI FNC-69MH TORQUE CORE SHAFTはABUのサオ。河辺裕和プロが監修したモデルで、多分フラッグシップになるのかな?そうやないでも、上級グレードのはず。←ABUのカタログ見たらすぐわかるっちゃけど、面倒っちぃんで見たくない。

 特徴はといいますと。

 使用範囲が3/8~2oz.とかなり広いため、思い付ついたルアーほぼなんでも扱えてしまうお利口さん。カタログには「5gから50gまで!」なんて書いてあるもんね。

 テーパーがレギュラーファーストなんで、ゴリゴリの先調子じゃないのよね。それに加え、ブランクスは少々柔目。だから、重さを胴に乗せて投げやすい。

 カタログには「スーパーバーサタイルロッド」って紹介されていて、この言葉が大袈裟じゃないくらい何にでも使える。釣具屋さんが言うには「バットが強いから、通常サイズのクランクやミノーは弾きますよ」ってことだったんだけど、実際使ってみるとそんなこと全然なくてね。ピーナッツⅡやスピンソニックなんかの#8フックついたルアーでもイケるもんね。

 6フィート9インチと長いため、遠投にも「そこそこ」向いているかな。

 パワーがあるサオなのに軽いのも好感持てるよね。

 といった長所があるよ。

 短所はマイクロガイドかな。だいたいこのパワーのサオにはノーマルサイズのダブルフットステンレスフレームが装着してあるんだよね。なのにマイクロガイドとか…ん~なコトするき、大きな負荷掛かった時、ガイドの脚固めてある樹脂が剥がれたりするっちゃんね。

 ガイドの径ちっこいから、太い糸使いにくいのもよくないよね。一般的にこのパワーのサオって上限が25~30ポンドなんだけど、コイツは20ポンドが上限。リョウガみたいに穏やかな効きのブレーキ搭載したリールなら問題なく使えるけど、ピーキーな性能のブレーキ搭載したモデルだとバックラッシュ多発してストレスにしかならないからね。実際06ジリオン組んで使ってみたとき(ほんの最近。2024年になってから)なんか、ブレーキ5.5以下にするとバックラッシュしまくりよ?で、6.5以上にすると効きすぎて伸びないときたもんだ。あまりにも狭い使用範囲と、ちょうどいいブレーキ力の無さにガッカリ。この組み合わせはソッコー解消したよ。アルディート721HRBとの組み合わせだとかっ飛びタックルなのに…。

 ホント、この謎仕様には困ったもんだ。メーカーはこのサオに飛距離より軽さを期待したのかな?

 長所んとこで「そこそこ」っつー表現をしてみたのは、こんな理由があるからなんだよぅ。


 次にリール。

 リョウガはダイワの丸型ベイトのフラッグシップモデル。

 アルミ無垢材から削り出したフレームが採用されていて、セットプレートもサイドプレートも全部アルミのフルメタル。頑丈さと滑らかな巻き心地が売りとなっております。

 巻きに特化したリールってことで、5.4、6.3とゆー低いギヤ比しか設定がないよね。

 特徴はといいますと。

 巻き上げる力がスンゴイ!強引なやり取りする時の安心感といったらもう!

 歯が細かいギヤを採用したことにより、巻き心地が先代よりもさらに滑らか。カタログでは「巻き感度でアタリを取る!」といった謳い文句で紹介してあるよ。

 ブレーキ性能、かなりいいよね。ブレーキタイプはごくごく普通のマグフォースZなんだけど、効きが穏やかだしかなりバックラッシュしにくいよ。途中で糸が浮いても収束する方向に働いてくれるからね。フラッグシップなので、値段的には気軽にオススメできるものじゃないけど、性能的には超オススメ。これで初心者練習したら、ベイトリールに早く馴染めるかもね。

 キャスティングメインのベイトリールじゃデカい部類なんだけど、かなり軽いルアーに対応できるお利口さんでもあるよね。頑張れば4インチシュリンプや3インチファットヤマセンコーのノーシンカーだって飛ばせちまうし、組み合わせるサオやワームによっちゃ7g程度のテキサスリグで大遠投も可能だし。

 サムバー(親指乗せるトコロ)の位置が絶妙で、マグ側のプレートがギヤ側より小さくなっているからロープロファイル並みに握りやすい。

 といった長所があるよね。

 短所は無い!と、言い切りたいけど、ギヤがね…なんでハイパーメッシュギヤなんか採用したのかね~。パワー重視のリールに細かい歯のギヤなんか採用したら、素人でも弱そうっち思うよね? SLPワークスで大きな歯のギヤに交換するサービスやっているところをみると、歯が欠けたりするトラブル出たんじゃないの?自分はこのサービスはじまってすぐ交換したもんね。

 重いと感じる人、多いよね。150gを下回る機種がフツーに存在する時代に255gとか…。まぁ、これは自分的にそこまで不自由じゃないけどね。


 ルアーは…2話ほど前から絶賛大活躍中なので、流石に説明せんでいいよね。




 実釣編はといいますと。

 昼飯食ってしばらくダラッとした後釣りに行くことに。

 ここしばらく、前の川の土手は草刈り(正雄)があっていて、今はちょうどゴムの場所の番。

 だから立ち入り禁止なのであります。


 釣り場のレパートリーが少ないワタクシは一生懸命悩んだ挙句、前の川対岸をチョイス。

 ならばタックルは、


 ファンタジスタYABAI FNC-69MH TORQUE CORE SHAFT+リョウガ1016H


 今日はこれで釣りたい!

 サオ置き場から引っ張り出すと、ノーシンカーがリグってある。今日の気分はなんとなくショートリーダーダウンショット。だから、これをちょん切って結び直す。オモリはナス型1.5号。

 ルアーは4インチネコファットで色はブルーギル。


 準備完了。

 サオを持ち、バッグを肩に掛けると、いざポイントへ!


 土手に出るとあからさまに水位が低い。


 最近、ほとんど雨降ってないもんね。


 ポイントに到着して水際に立つと、水の状態を確認。

 水位が低いうえに水質もかなり悪い。乾燥した土埃が舞ったのでしょうな。それが川面に浮き、膜をはっている。こんな日に限って風が吹いてないから見える範囲一面こげなふう。


 絶望的に汚くなるやんか!あとでタックル掃除すんのイヤやな。せめて釣れてくれ!そしたら全部許しちゃる。


 ブツブツと文句を言いつつ、一投目。

 底を取ってちょい引いてきたところでゴロタにスタック。

 小刻みにサオを揺するけど外れない。糸を弓のように引っ張って衝撃で取ろうとしてもダメ。

 諦めて糸を切るつもりでサオを水平にして引っ張ったら、ブチッ!


 え~くそ、切れた。


 リールを巻くと、サオには重さ。


 ん…切れんやったかの?


 上げてみるとリグは無事。が、しかし、ワームがない。


 これじゃ釣りにならんきリグり直そう。


 ヨレ対策したノーシンカーっぽいウェイテッドフックもどきに結び替える。

 ルアーは4インチヤマセンコーの青黒ツートン。

 青い部分が下に来るようセットし引いてくると、またもや一投目で根掛かってロスト。

 4.5インチドライブスティックに替えたけど、これまた二投目でロスト。


 なんか今日はよく根掛かるな。水位が低い時っちなんか知らんがよー引っ掛かるっちゃんな~。


 こんな時は何をやってもダメ。

 ならばブン投げてストレス解消だ!

 とゆーワケで、10gテキサスをリグる。

 ワームは5・3/4インチカットテールの黒。

 空気抵抗少ないからマグダイヤルを5.5→5へ。

 その一投目。

 対岸を直撃しそうな勢いでぶっ飛んでくれた!


 なんか気持ちーぞ!本気汁出そうになるくらい!!


 引いてくるけど根掛りしない。


 流石テキサス!すり抜け性能バツグンだ。


 調子こいて投げまくっていると、やっぱしさっき根掛かった何かに引っ掛かり、ワームをロスト。

 その場所を避けて投げることに。


 回収するとハリが完全に伸びていたのでノーシンカーにリグり直す。

 ハリの上15cmぐらいのトコロにヨリモドシ。

 ルアーはゲーリーヤマタヌキで色は青ラメのスカッパノン。



 しばらく小移動を繰り返し、いろんな方向に投げてみる。

 が、努力虚しく完全無ぅ~。

 結局最初に釣っていた水門まで戻ってきてしまったよ。

 今日はダメかもね。

 時間もないし、ここで粘ることに。


 真正面に投げ、底を取ってチョンチョン跳ねさるイメージで引いてくる。

 すると、その数投目。


 コンッ!


 吸い込む系のバイト。


 食った!


 少し待ってアワセると…


 あれ?


 手応えがない。

 リールを巻くけど重さがない。


 ん…バレた?


 回収するためリールを巻くけど糸は弛んだまんま。


 アワセ切れた感触でもないのに…不思議だ。なんで?


 巻くのを止めても弛み続ける糸。


 ん?とゆーことは?


 原因判明。

 魚がこっちに向かって走ってきているのだ。それも結構な勢いで。


 ヤベ!やっぱ食っちょーやん!


 急いで巻き取ると、これが巻きアワセになって、


 バシャバシャ!


 跳ねた!


 白い魚体。


 とゆーことは本命さん!


 久々のファイトにワクワクが止まらない!

 強引に巻いて寄せてくる。

 突っ込みが強い。

 底に向かって重々しく突進。


 これ、40UPかも!早く会いたい!魚を触りたい!


 さらに巻いて、やっとのことで足元。

 まだ姿は見えない。


 せーの!


 そのままの勢いで抜き上げると、ぶっ飛んできて草むらの中。


 デカい!けど…ん~~~?


 なんか本命さんの気配じゃない。

 サオをもう一度立て、魚をぶら下げると、


 あれ?ズーナマさん!


 だいたい跳ねた時点でナマズならわかるはずなんだけど、飛んだ時見えた色は白。

 抜く時も濃い緑色だったので、直前までわかりませんでした。


 こげなこともあるんやな。完全に騙されたね。まぁいーや。超絶久々のお魚さんやし。とにかく写真撮らないと!


 急いでスマホのカメラを起動し、可愛らしいお顔のアップをパチリ!

 ハリを外して全身をパチリ。


 記念撮影は終了したので、バンザイさせて握ると独特なブヨブヨ感。

 そのまま川にボチャン。

 元気よく帰っていきましたとさ。


 やっとのことで魚に逢えた!


 ゲストさまだったけど、釣れてくれたことが心の底から嬉しくて。

 既に結構いい時間になっているから撤収だ!っち、あ!大きさ測るの忘れたよ。でも、50cmぐらいはあったよね。



 いつも沈黙を破ってくれるのはズーナマさん。

 これから本命さんも来てくれることに期待です!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る