第106話 やっとバス!そしてリョウガ修理上がり一本目。

 本日は夜勤明けの休日、二日目でございます。


 今回はいつもならあまり入れることのない早番一発目に有給をぶち込んだので、「三連休!」とゆー豪華仕様になっちょります。←夜勤明けが一日としてカウントされてしまうため、まるっと休めるのは実質二日間だけどね。

 だから、明日もお休みなのよね~❤


 といったワタクシの休日事情はその辺にでも置いといて。


 昨晩は眠かったにもかかわらず眠りの質が悪くてね~。数時間おきに目が覚めやがるっちゃん。

 おかげで体調極めてクソ。

 ダルッダルなのでございます。

 ホント、このダルさだきゃ、どげんかならんもんやかね~。下手したら…じゃねぇな。かなりの確率で早番の初日まで引き摺るんよ?っちゆーか、早番中引き摺ることも珍しくないな。

 あと、突如我慢できんほどの眠気に襲われるの、あれ、何なん?この現象もかなり多いよ?

 マジで三交代の体、作りきら~ん。

 絶望的に向いてねぇし。


 と、まずは三交代に対しての愚痴をぶちまけてみる。


 そして次に。

 扇風機の風だけだと生温くて湿気もハンパない。おかげで身体はジットリさ!気持ち悪~い!!

 だから、


 もぉ~…勘弁しちゃってん!


 と、暑さ&湿気に対し割と本気でブチ切れてみる。

 んで、最終的には


 なんか…色々と不満が多いオイサンでごめんなさい。


 と、謝ってみたり。


 う~ん。ここまでどーにもおかしな展開ですな。ついに暑さでアタマおかしくなったかの?っち、それはいつものことか。


 とはいえ暑いのはホント。

 部屋ん中、エアコン無しじゃマジで耐えられんもんね。

 温度の設定18℃にして布団にくるまりゴロゴロしていたい気分でいっぱいだけど、それやると夏バテ劇的に進行すんのよね~。ソーメンしか食えんカラダにはなりたむないき、無理やり「暑さに慣れるため!」な~んてもっともらしい理由を作り、外に出ることにする。


 昨日はゴムの場所下流の消波ブロック帯で頑張ったけど、不発だったのよね。

 だから今日はゴムの場所。


 まぁ、かなりの確率で先行者いるだろーから、その場合は昨日と同じく下流の消波ブロック帯で頑張ってみぃるよ、優勝できぃ~なかったスポォツマンみたいに、ちっちゃな根性身ぃ~に着けた~いはははぃは~い、は~いはいはいははぁ~いby岡村靖幸 カルアミルクより。


 場所は決まったので、次はタックル。

 やりたい釣りをイメージしながらサオ置き場を眺めていると、


 は!リョウガ2020…コイツ修理上がってきたのに、いっちょん出番なかったっちゃんな。なら、使うしかないっ!!


 大事なこと思い出す。

 本日のタックルは、


 タトゥーラエリートTAER731HFB+リョウガ2020


 に決ぃ~まり!


 場所もタックルも決まったところで、本編、はっじまっるよ~!


 前回おさらいやったから、コイツらもボチボチやっとくのぢゃ。




 それではタックル編から参ります。


 まずはサオから。

 タトゥーラエリートはアメリカで活躍している大森貴洋プロのシグネイチャーモデル。

 SVF(スーパーボリュームファイバー)とゆー素材をブランクスに採用しているのが大きな特徴やね。SVFってブランクスを構成する炭素繊維の隙間を埋める樹脂の量を少なくしたものと理解してもらえばよいのかな?高性能になればなるほど隙間の樹脂量が減って、炭素繊維が密になってくるよ。

 順番としては、


 ノーマルカーボン→HVF→SVF→SUPER SVF→Z SVF→SPECIAL SVF


 って感じらしい。

 SVFはカタログじゃ「軽さ、パワー、細身化を実現」と説明してあるね。

 スティーズやハートランドといった最上位機種に採用されるほどの性能なんだけど、実際のハナシ、サオってリールとは違って高額なのと安価なのの違い、大して分かんねぇ~んだわ。っち、これ、自分だけかな?機種によっちゃ軽いことぐらいは分かるけどね。このサオに関しちゃ、軽くはないから何もわからんな。ただ、アタリはかなり取りやすい方かな。あと、パワーがスンゴイよね。

 73「1」と表示してあるからワンピース扱いなんだけど、実際はグリップジョイントタイプの2ピース。抜いても30cmぐらいしか短くならんけど、これが結構重要で。持ち運びが相当便利になるんよね。軽自動車(セダンやジムニーみたいなヤツ)やコンパクトカーなどの室内長が短いクルマに乗っていて、どーしても1ピースは譲れん!っちゆー釣り人にはかなり重宝するよ。

 使用範囲が3/16~1・1/2oz.と広いのはかなり有難いよね。特に下限が小さいから軽いルアーに対応できるのはマジでステキ。

 タトゥーラブランドなのでコスパが異常によろしいところもいいよね。ブランクスSVFなのに値段はブラックレーベル(初代)+αぐらいやし。

 といった長所がありますよん。

 短所は、2アイテムしかないことかな。他には701MHRB-Gとゆー巻き専用のしかないもんね。←2024年にフルモデルチェンジして5アイテムになった。

 リールシートの形状がイマイチ良くないのもイタダケナイトコロかな。09リョウガ2020何やってもキッチリと固定できないもんね。まぁ、これっち多分ロープロのベイトをセットすんのが前提なんだろうけど。だからこれは短所とはいえないかもね。


 次にリール。

 今回のリョウガ2020は「09リョウガ」と呼ばれるモデルで、ダイワのキャスティングがメインとなる丸型ベイトのフラッグシップになりますよん。デビュー時は話題になって、ルアーマガジンなんかにも取り上げられたよね。

 いちばんの特徴はボディかな。フレームはアルミ無垢材からの削り出し、サイドプレートやセットプレートもアルミなんで、モーレツに強いんだわ。

 ギヤやスプールの精度スンゴイから、各動作がでったん滑らかなのも売り。特にシットリした巻き心地は感動モンで、ハンドル回した瞬間分かるよ。精度のおかげでアルミ製38mmとゆーデカくて重いスプールにもかかわらず、軽めのルアー飛ばせてしまったりすんのよね。

 ドラグ力が強く(2020は6.5kg)巻きトルクが太いから、強引なファイトが超得意。

 サムレストの位置が絶妙で「ロープロに匹敵する!」とゆー謳い文句が大袈裟じゃないところがスゴイ。セットするサオにもよるけど、感覚的にはジリオンと変わらん気がするもんね。

 ブレーキ性能が優秀なのも嬉しいよね。タイプはごく普通のマグフォースZだけど、飛んでいる最中糸が浮いたとしても収束する方向に効いてくれるお利口さん。とにかくバックラッシュしにくいよ。

 といった長所がありますよん。

 短所は重いこと。なんぼ手元に重さが寄って持ち重り軽減されるとはゆっても、絶対的な重さがあるから重いものは重いのよ。

 あとは…古くなったせいでREAL FOURなのにオプションが少ないことかな。現行型の時はジュラルミン製(超か超々かは忘れた)2014浅溝スプールの設定あったんだけど、今はハンドルノブとカーボンハンドルくらいしかないもんね。2020サイズのZ BLACK LTD.がまだ現役なんだから、オプション設定無くさないでほしいよね。


 といった感じでタックル編は終わろうと思いま~す。




 でゎでゎ実釣編、いってみるとしますかな。


 飯食った後、釣り場とタックルを決める。

 今日は「ゴムの場所」な気分。

 んで、タックルは、


 タトゥーラエリートTAER731HFB+リョウガ2020

 糸はフロロ20ポンド


 っち、超強気やな。


 出るまでの間、ちょっとしたメンテしてルアーをセット。

 バックスライド系やりたいのでヨリモドシを間に入れたノーシンカーをリグる。

 ルアーはゲーリーヤマモトとティムコのコラボ、バックスライドホッグをチョイス。色は黒に赤ラメ。

 手返しをよくするために板オモリを3cmほど巻きますよん。


 準備完了!

 ハイラックスにコイツらぶち込んだら、いざ出撃だ!



 スロープを下りるとクルマは一台もいない。


 もしかして釣れる?


 とか、人間いないと根拠無いのに過剰な期待してしまうのは、もはや釣り人の本能よね。


 いつものポイントに近寄ろうとするけど、草が生い茂っていてなかなかの手強さ。イヤやけど必死こいて藪漕ぎ(草の中を突き進む)し、やっとのことで水際に。

 キャストしやすいよう、ある程度の広さ、自分の周りの草を踏み倒す。

 そしてようやく釣り開始。


 ここんとこ雨が降ってないためかなりの減水。通常水位より1m近く低い。

 もしも魚掛けることができたらブリ上げないとだから、強いタックル選んで正解やったよね。


 開始から一時間ほど無ぅ~な状態続いているけど、釣り場に着いてからずっとコイやハヤが跳ねていて、生命感はやたらある。


 17時の音楽が鳴ってしばらくすると、辺りは徐々に暗さを増してゆく。


 投げ続けることしばし。

 真正面。

 着水し、底を取ったらチョンチョン跳ねさせながら引いてくる。

 大きな岩状のストラクチャー下流側を通過中。

 ゴリゴリとしたゴロタを感じつつ引いてきていると、


 コツッ…


 吸い込む系のアタリ。

 巻くのを止め、待つのだけどサオ先に変化は出ない。


 放した?


 再びアクションを加えてみたものの、底をタッチする感触がない。

 それどころかルアーの感触自体ない。 


 なんで?


 もう一度アクションを加えるけどやっぱり同じ感触。


 まさか、食っちょーとか?


 糸の弛みを取ってアワセると、ヤな予感的中。


 キュ―――――ッ!


 水切り音と共にサオがブチ曲がる。

 こっちに向かって泳いでいたからアタリが出なかったのだ。

 アワセるまでに取った時間はどう考えても長すぎる。


 呑まれたかも。


 エラから大出血しながら上がってくる魚の姿がアタマの中を過る。

 障害物に突っ込もうとするのをタックルのパワーで強引に引き剥がす。

 こんなことが余裕持ってできるからリョウガはいい。

 力任せにゴリ巻きすると足下まで寄ってきた。

 お約束の抵抗である深場への突進。

 これを数度やり過ごしたところで一気に抜き上げた。

 ぶっ飛んでくる魚。

 黒い背中。白い腹。


 でも、なんか細いような…え~っと…どちら様?


 草むらで暴れる魚に目を移すと…


 おっと、ズーナマさんじゃないですか!


 口を見ると糸が出ているだけ。

 やっぱり飲まれていた。が、幸いなことに血は出てない。

 写真を撮って早く逃がしてやらなくちゃだ。

 スマホのカメラを起動し、写真を撮る。

 そしてハリを外そうとするのだけど、硬い骨にブッ刺さっていて外れる気配まるで無し。

 しかもフルパワーで噛みやがる。

 噛む力はバスの比じゃないからマジで大変。

 必死こいて口をこじ開け、ペンチを突っ込むけど大暴れするからまた一からやり直し。

 このやり取りが何度も続くため、エラ孔から外そうと試みる。

 しかし、またもや大暴れ。

 エラのクシが一本ちぎれ、血が出だした。


 こらーいかん!


 外すのを諦めた。

 シングルフックだから口は開く。

 だからエサは食えるはず。


 ハリはそのうち錆びて外れるから、お願いやき死なんでね。


 祈りつつ、ハリの真上で糸を切るとリリース。


 アタリをアタリと認識できなかったため、魚を必要以上に傷つけてしまった。

 何とも後味の悪い一本。


 ゴメンね、ズーナマ。



 気を取り直してハリを結ぶ。

 もう一サイズ上げて4/0。

 ルアーはOSPのドライブスティック4.5FATで色はブルーギル。

 ノーマルセッティングの板オモリあり。

 これを投げ倒す。


 頑張ることしばし。

 上流方向に投げ、底を取って引いてくる。

 よく引っかかる岩の割・れ・目❤を越え、回収しようと巻き始めたタイミングで何の前触れもなく、


 ギュ――――ン!


 水きり音と共にブチ曲がるサオ。


 焦った~!


 反射的にアワセを入れてしまう。

 この手のアタリって、たとえ糸が20ポンドでもアワセ切れしてしまうコト多いのよね。

 でも、どーにか持ちこたえてくれた。


 キュ―――ッ、キュッキュッキュッ!


 食った場所が近かったから既に足下。

 全然弱ってないからモーレツに強い。

 巻くのを止めてサオの弾力で耐える。

 動きが止まったところで強引にサオを立てると一気に軽くなり、


 ガボガボッ!


 ド派手なエラ洗い。

 直後、潜る。

 突進が沖の方に変わる。

 矢板&杭地帯に向かう魚。

 強引に巻いてタックルの力で引き剥がす。

 再度、足下まで寄ってきて深場に突進。

 数度の抵抗の後、サオを立て抜き上げた。

 太い魚。

 かなりの重量感。

 夕日を反射する金色が美しい。


 本命さま。


 カメラを起動し記念撮影の準備。

 口に親指を突っ込んで持ち上げようとするが、ファイト時間が短かったため全く弱っちゃいない。

 指の力よりはるかに強いため、何度も振り切られる。

 ようやく持ち上げることができた頃には親指の付け根傷まみれ。


 魚体を見ながら感動に浸る。

 今時の魚にしては傷が少ない綺麗な体。

 とか思っていたら、尾ビレが…今、まさに産卵中でした!みたいな生々しい傷が上下にあり、出血している。

 お腹の太さからして、多分だけど一回完全に凹んで回復した女の子。


 写真を撮って、サオで大きさを測り、そっと投げ込むと勢いよく深場へと戻っていきました。


 既にいい時間になったので、撤収だ!


 今日は久々に複数本釣れた!特にバスは二カ月ぶりとゆーことで、嬉しいたらありゃしない。


 帰ってちゃんと測ったらジャスト40cm!

 いい魚でした。


 これを機に、もう少し釣れるようになったらいいけどな。

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