第99話 ハイラックスがやってきた!そしてやっと3本目。

 今回は、クルマ回ぃぃぃ~!

 ドンドンドンパフパフパフ~♪


 とゆーワケで、我が家にハイラックスがやってきた!

 これからは、コイツが釣りの愛棒だぁ!


 とか、いかにも最近納車したかの如く盛り上がってはおりますが、実はこれ、2021年4月17日の出来事なんですね~。4月には2回目の車検が来るっちゆーんに、はよ追いつけよ!って感じですよね。

 なんか、ごめんなさい。


 といったネタバラシはさておきまして、まずはこの子の紹介からいきまっしょい。


 車両形式:3DF-GUN125-DTTSX

 全長/全幅/全高(mm):5340/1855/1800

 ホイールベース(mm):3085

 トレッド前/後(mm):1530/1550

 最低地上高(mm):210

 荷台長/幅/高(mm):1520/1535/480

 乗車定員(人):5

 車両重量(kg):2080

 車両総重量(kg):2855

 最大積載量(kg):500

 最小回転半径(m):6.4

 燃料消費率(WLTCモード km/L):11.7

 エンジン形式:2GD-FTV

 排気量(L):2.393

 使用燃料:軽油

 圧縮比:15.6

 最高出力(ネット)KW(PS)/r.p.m.:110(150)/3400

 最大トルク(ネット)N・m(kgf・m)/r.p.m.:400(40.8)/1600~2000

 燃料供給装置:コモンレール式燃料噴射システム

 燃料タンク容量(L):80


 っち感じやね。


 ハイラックスとゆーと※国内のメーカーで唯一のピックアップトラックってことで、復活すんのが決定した時かなり話題になったよね。

 ※)2023年12月時点でのお話。もーちょいしたら三菱がトライトン出すき、唯一じゃなくなるけどね。


 そもそもなんでクルマやら買ったん?とか、今まで散々ハイエースハイエースっちいいよったばってんが、どげんしたん?っち、ハナシになってくるんやけど、これには悲しい悲しいドラマとゆーものがありまして。

 どげなことがあったのかといいますと、それは…去年のいつごろからだったか、エンジンのチェックランプ点きだしたのよね。点灯すると加速鈍くなるし、モノスンゲー振動しだす。

 ちょうどこの時、運よくクルマのことで世話になっている友達が同乗していて、すぐさま何らかの不具合で1気筒燃料供給されてないことを突き止めてくれた。次の日詳しい原因調べるために、機械繋いで見てもらうと1気筒ダメになっていることが判明。

 とはいえこの現象、一度エンジン切ると次からはランプも消え、元通りに走れるようになるのでとりあえず誤魔化し誤魔化し乗ることに決定。その後は問題なく乗れていたのだけど、気持ち悪いからディーラーで詳しい原因を突き止めてもらうことにした。結果は燃料噴射ノズルの摩耗によるものと判明。どーもこれ、1KD-FTVエンジンの泣き所らしい。

 修理の見積もりしてもらったら17万円也っち…


 泣き所ならリコールやないん?


 納得いかない。

 友達に相談してみたら「そのうちリコール出るっち思うき待っとき。」とのことだったんだけど、いくら待ってもリコールなんか出やしない。

 そうこうしているうちに症状はどんどん悪化。


 いよいよ月一ぐらいの間隔で出るようになってきたとき、郵便局から2通のハガキが届く。

 見てみると何やら満期のお知らせで、しかもかなりの額。


 もしかしたら親がオレ名義で保険かなんかかけちょったとか?


 ものすごく有り得るハナシだったので、聞いてみるけど何もしてないという。

 いよいよ分からなくなったので、次の日郵便局に行って聞いてみると、どーやら10年前、保険の付いた積み立て契約していたそーで。


 過去のオレ、グッジョブだ!


 金が入ると分かった瞬間、ハイエースへの愛着一気に0になったよね~。

 流石、最初っからケチのついたクルマなだけあるよ!


 見積もりしてもらったらどの店も下取りは40万だったので、試しに今いちばん熱い(笑)ビッグモーターに持ってったら68万で買い取るとのこと。

 ソッコー売っちゃりましたよ。


 と、いったことがあったんですよぉ~。


 入金されてからは毎週の如く車屋を巡る。

 そして契約したのが去年(2021年の出来事。今は2023年ぞ?はよ追いつかんか、オレ!)の12月25日。

 それから待つこと約4カ月。

 遅番の勤務中、飯食ってボーっとしていたら電話。

 誰かと思って画面を見てみると、買った店の営業マン。

 出てみると、


「お待たせしました!4月17日納車できます!10時ごろ店に来てください。」


 とのこと。


 やっと来たばい。


 と、ここで。

 何故に「店に来てください」なのかとゆーと、究極なまでに何やらかんやらケチったから。

 オプションほぼ無し(2万円弱のCDデッキだけ着けた)。

 納車費用の5000円すら払わないとゆー潔さ。

 こげな買い方するき、連れてってもらわないかんくなったんよね。


 これ読んだみなさん、どげん思いました?コスい(=ケチな)オイサンやな~…っち呆れた?



 納車日が決まったから子供に


「17日、クルマ取り行かないかんき、店まで乗せてっちゃらん?」


 頼むと、


「いーばい!」


 いい返事。

 そして、納車当日。

 指定された時間に店に行くと…店舗出入り口のど真ん前に、ズバーン!と置いてあるじゃ~ないのよ!っつーか、デケー!

 色が白で膨張色やき、いよいよデカく見えるよね。

 子供のフーガもたいがいデカいと思いよったけど、デカさの意味がまるで違う。車高が高いき山のよーでございます。

 子供も、


「うわっ!でたんデケーやん!カッキー!」


 ビックリ&テンション爆上がり。


 お出迎えされ、まずはスマホを渡しオーディオの設定してもらう。

 それが終わるとキーを貰って店内へ。

 コーヒー飲みながら機能の説明を受ける。

 それも終わり、店を出ようとすると外が騒がしい。何事かと思って見てみると、ほとんどの店員が外に出て「ありがとうございます!」と書いてある横断幕を持って立っている。

 店の外に出たら、大きな声で


「「「ありがとうございます!」」」


 だって。

 他の客もおるのに…でったん恥ずかしいし。

 でも、やっぱ嬉しいのでその様子を写メっちゃりました。


 乗り込むと…


 お~、久しぶりの新車の匂い!レジアスエース以来やな。


 エンジンをかけてみる。

 キーを差し、ONまで回してグロー。消えるとセルを回す。


 キュキュキュグォ~…カラカラカラ…


 かなり静か。

 流石、ボンネット付き!

 セレクトレバーを「D」に入れ、サイドブレーキ下してクリープ現象で敷地の境界まで進む。

 店から出る時、歩道の縁石踏み越えた瞬間、


 お~!ハイエースよりマイルドな乗り心地。


 ちょっと感動。

 片側2車線のバイパスに出て、前に何もいなくなったタイミングで強めにアクセル踏み込んでみると、


 え?マジ?


 でったん驚いた。

 エコモードなのにスンゲー加速しやがんの。正直期待はしてなかった。というのも、デビューしたての頃、ヤフーの記事には「まぁ不自由ないレベル」とか「必要最小限のパワー」とか、やたらパワー不足のこと書かれてあったのよ。

 デカさと小さな排気量から考えるとわからんでもない。

 けどでも。

 これで十分やん!っちゆーか、むしろ力強いし速い!まぁ、今時のエンジンらしく、アクセル踏み込んだ瞬間もたつく感じはあるんやけどね。

 試しにパワーモードでフル加速したら、有り得んくらい速い!

 コレ、面白すぎて無駄に踏み込むパターンやん。そのうちスピード違反で捕まるぞ。そして事故る。

 ソッコーエコモードに戻しましたとさ。

 外国には「REVO」っつーランクルプラドと同じ、204馬力2.8リッターターボディーゼルを搭載するモデルが存在する。さぞかし凄かろうけど、そこまでいらない。完全にいらない。2.4で十分、っちゆーか、力、有り余っちょーし!

 遅いとか力不足とか言いよる人っち、このクルマに一体何を求めちょーんやか?


 子供のバイト先に寄って給油すると、店員みんなでお出迎え。さっき納車したばっかの新車囲んで大盛り上がりになる。


 給油を済ませ、一旦家に帰って飯を食い、そのまま子供運転で糸島までドライブすることに。

 家出てすぐ強めにアクセル踏んでみた子供は、


「何、これ?ヤベー!でったんハエーやん!」


 激しい加速っぷりに感動しまくり。


 この日は休日なもんで、人出が多い。岡垣辺りを走っていた時は気にならなかったけど、福岡市内に入るとオニ渋滞が待ち構えていやがった。にもかかわらず、インフォメーションディスプレイに表示された燃費は11km/L台キープで、これ以下にはならない。

 糸島半島に突入して海沿いをフラフラ流し、結構な時間になったので帰ることにする。

 家に着いた時点で燃料は一目盛弱しか減ってない。距離を見ると200km以上走っている。


 もしかして燃費いいのでは?


 あまりのお利口さんっぷりに嬉しくなってくる。


 ただ、いいことばかりじゃなかったよね。

 見た目通り、小回りはかなり苦手。駐車場ではいつも以上に切り返したよね。まぁ「四駆は小回りが効かん」っち散々聞かされちょったき、全然許容範囲やけどね。

 ボディサイズ的に、狭い道は苦手かな。っつーか、いつもの道が狭く見える。

 バックしにくい。これがいちばんダメかも。荷台が高いき振り向いても見えんっちゃん。ほぼドアミラーだけでバックせないかんし。



 しばらく乗ってみると。

 燃費、かなりいいよね。仕事場までは片道40kmでアップダウンは少ない。信号もそんなに多くない。よってカタログ値を大きく上回る。あのデカさで14km/L以上っちすごくない?

 ブレーキでったん効くよね。定期点検の時、技術の人との雑談で、2tトラックのブレーキだと判明。そりゃー効くわな。

 と、いいことばかり上げてきたけど、それだけじゃないよね。

 室内長が短いのは困りもの。7フィートぐらいのサオ積むと助手席つぶれるもんね。だからといって荷台には詰みたくないし。

 乗り心地はやっぱトラックやね。ハイエースと比べたらちょっといいっちだけで、跳ねまくる。

 エコモードだと排ガス浄化装置が頻繁に作動する…ような希ガスる。ノーマルモードだと若干間隔が長くなる…ような希ガスるので、普段はこれで走ることにした。こっちのが走りもいいしね。

 デカ過ぎるき駐車場狭い施設とか入りたくないよね。

 リヤタイヤのブリスターフェンダーかなり出ているから、それに合わせて駐車すると、か・な・ら・ず、斜めになる。とにかくまっすぐが合わせにくい。

 荷台が落ち葉まみれになるのもよくないね。これはフタしないと。←対策済み

 アドブルー入れる時、どこまで入ったかわからんき溢れるのもいかんよね。溢したらエンジンルーム真っ白い結晶まみれになるし。

 と、こげなことに気付いたよ。


 使い勝手が悪い面もあるけど、それはどげなクルマでも同じこと。

 気に入って買ったから問題なっしんぐ。

 これからも末永く夜露死苦ね、ハイラックスくん!


 こげな感じでクルマネタは〆まする。




 さぁて。

 ズリ…じゃなかった、釣りネタ、いっちみまっしょーかね!


 只今の釣果、今年に入ってやっと3本目っち…マジでどゆこと?ここまで釣れんっち初めてじゃなかろうか?どげんやったら釣れるんやろ?


 と、泣きから入った今回。

 まずはタックル編から。な、わけなのですが、本日のタックルは、


 スピニングがホーネット・デビルスナイパーHDS-671MLPE+セルテート2004


 ベイトがブラックレーベルPF701MFB+アルファスSV105SH


 で、活躍したのはスピニング。

 ここんとこ出演率高めなので、今回もタックル編はありまっしぇ~ん。

 とゆーことで、実釣編へとまいりま~す。


 昼飯食うとタックルの準備。

 今日は「四駆」というものを試してみたいので、相棒は汚れるの覚悟でハイラックス。

 選んだ場所はゴムの場所下流の消波ブロック帯。


 河川敷を爆走してやるのだ!


 張り切って、ハイラックスの助手席にタックルぶち込むと、いざ出撃!でございます。


 到着するとスロープを下りて河川敷へ。

 一旦止まってセレクトレバーを「N」にぶち込む。そして、トランスファ切り替えスイッチを「4L」に。

 再び「D」へ。

 点滅する4WDインジゲーター。そして点灯に変わる。


 凸凹の河川敷。

 ハイエースだと間違いなくJAF案件なのに、何事もなかったかのごとく走破。


 これっちどこでもイケるんやない? 土手、登ってやろうかな。わざっとベチャベチャん中、入っていこうかな。


 いらんことしたくなる衝動に駆られるけど、でったん我慢したよ。じゃないと、JAFでも助けに来れんとこにイボったり、転げてクルマ大破させたりしそうやもんね。


 よし!今回「は」我慢できたぞ!


 でも、同時に砂浜やらに入って走り回り、四駆禁止スポット増産しまくるアホな四駆乗りの気持ちが分かってしまったよね。

 こんなもん乗ったらたしかにやりたくなるよ!

 だから、今後も意識しとかなきゃだ!


 欲望をどうにか押さえつけ、いつものポイントに到着するとすぐにクルマを降りる。

 乗っていたらこのまま河川敷走り続けそうやもんね。



 本命場をゲットし、まずはスピニングから。

 ディッシュワームのウエイテッドフックもどきでしばらく頑張るも、完全に異常無し。


 ベイトにチェンジ。

 ワームはDEPSのカバースキャット2.5インチ。色はベージュでノーシンカー。

 これも異常無し。


 再びスピニングに持ち直し、リグはナス型オモリ1号のダウンショットに変更。ワームはZBCミートヘッド3インチで、色は黒に青ラメ。

 でったん本気のタックルで空振り。


 そしてふと思いつく。


 急な冷え込みで食い気が無くなったのでは?ルアーをさらに小さくすればいーのでは?


 選んだのは2インチヤマセンコー。色はバブルガム(ピンク)。

 リグはノーシンカー。


 その一投目。

 着水し、糸を見ていると沈むスピードが突如増す。


 食った!


 アワセると、重さが乗って生命感。

 突進され、


 ジッ!


 フルロックに近いドラグが一瞬出たけど、その後は滑る気配無し。

 力任せに巻くと、サオの方が負けそうになる。

 伸されそう。

 突っ込まれたら巻くのを止めて耐え、止まると巻く、を繰り返す。

 足元には消波ブロック。

 潜られると確実に切られる。

 サオを立ててブロックのないところに誘導すると、数度の突進の後、水面に顔を出した。


 デカい!


 抜き上げようと思ったけど、無理だった。

 体勢を低くしてハンドランディングすることに。

 右手に持ち替えサオを高く上げ、左手親指を口にねじ込んで…


 取った!


 抜き上げると腹が不自然に凹んでいる。


 時期的に産卵真っ只中の女の子かな?完全に凹んでないき、もう何回かはたく(卵を産む)かもね。


 いつもの如くスマホで記念撮影すると、大きさ測ってリリース。

 下アゴ掴んで体勢を低くし、そっと解放すると勢いよく深場へと帰ってゆきましたとさ。



 既にいい時間なので撤収することに。

 そして帰りがけ。

 運転しながらつくづく思う。


 結局これかよ!


 と。


 フィネスしか食わん現実。


 今後果たしてベイトで釣れる日は来るものなのかどうなのか。

 考えると心配になってくるZee-Ⅲなのでありました。


 魚は帰って測ると39cm。


 なかなかいー魚じゃ~ないのよ。




 あ!今気付いたっちゃけど、次回、100回やん!

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