第76話 アジング。

 今回のターゲットはブラックバスじゃなくてアジ。


 とゆーわけで、海釣りですよん!


 ターゲットがバス以外って「今日の釣果~」じゃ※なにげに初じゃないのかな?

 ※)ズーナマさんやコイ、ライギョなんかはバス釣っていて釣れてくれたゲストさまだからカウントしませんよ😉


「今日の釣果~」ってバス釣り専門の釣行記とか思われているかもだけど、そーじゃないからね?

 なんでバスばっかになっちまっているのかとゆーと、単に手軽だから。

 家の前が川なもんで玄関開けたら二分で釣り開始できたり、準備がすぐできたりするからどーしても偏っちまうのよ。


 っち、誰に対して言い訳しよるんやろ?



 しょーもない前置きはこれくらいにしてタックル編、いってみますよ!

 活躍したタックルは

 子供が


 メジャークラフト・クロステージCRS792+フリームスKIX2004。

 糸はナイロン2.5ポンド。


 自分は


 ABUホーネット・デビルスナイパーHDS 671-MLPE+カルディアKIX2506。

 糸はフロロ4ポンド。


 今回は小さいルアーをある程度遠くまで飛ばさないと釣りが成り立たないから、スピニングタックルのみとなっておりまする。


 それではまずサオから。

 メジャークラフト・クロステージCRS792はブランクスにも表記してあるけどロックフィッシュ(メバル、アラカブ=カサゴ、ソイ、アイナメ、ハタ系等々)用のサオ。

「BASSMATE」の説明によりますと、

『良型メバルを狙うアングラーにこそ使ってもらいたいモデルです。

 ソリッドティップとは一味違う感度バツグンのチューブラータイプは魚体の大きさに反比例するグッドサイズの繊細なアタリをキャッチします。この長さであれば遠投し、沖のポイントも攻略可能です。』

 っつーことらしい。


 スペックは、

 Length: 7フィート 6インチ

 Lure: 0.5~5g

 Line: 2~5lb

 Action: Regular Slow

 GUIDE: ステンレスフレーム SICリング

 継数: 2

 となっております。

 値段は型が落ちてしばらく経つもんで、中古価格しか掲載されてないけど現行モデルは13000円くらい。とゆーことは、これが現行モデルだった時もそんなに変わらなかったんじゃないかと想像はつく。売値で10000円前後ってところだろーね。


 使ってみた感じはとゆーと。

 振ってみるとかなり柔らかいかな。繊細なティップ(サオ先)からして如何にも小物用って感じ。まぁ、スペックからして繊細なの丸わかりなんだけどね。

 投げる時は胴に重さが乗るタイプのサオなので、小さなジグヘッドなんかでもよく飛ぶよ。

 長いのに軽いのもいいよね。

 柔らかい割に敏感なのも好感持てるかな。

 といった長所があるよ。

 短所は…そこまで使い込んでないからよくわからんな。

 今後不満が出てくれば挙げてみたいと思いま~す。



 ABUホーネット・デビルスナイパーHDS 671-MLPEはかなりパワーのあるバスザオで、通販サイト「ナチュラム」の説明によりますと、

『更なるバスフィッシングのサクセスストーリーのために…ホーネットシリーズに新たな刺客!個性のあるラインナップとコストパフォーマンスに優れた新しいワンピースバスロッドシリーズ!!

「最新の釣り方をもっと確実にマスターしたい」、「もう一匹、友達よりも多く釣りたい」…そんなアングラーの声に応えるべく、世界中のあらゆる釣りを知るアブ・ガルシアのロッドファクトリーと日本のスタッフが切磋琢磨し、ノウハウを凝縮して開発したのが、このホーネット・デビルスナイパーです。さらに上を目指すアングラーを、このロッドでサポートいたします。

 MNトップ&LD8ガイドを満載したPEライン対応パワーフィネス主用モデル』

 とゆーことですが、これはまだABUが紙のカタログ出していた頃、それに載っていた説明やんな。なんか覚えあるもん。


 スペックは、

 全長:6フィート7インチ

 自重:123g

 先径:1.56mm

 元径:10.2mm

 ルアー:1/16~5/16oz

 ライン:4lb~8lb

 PEライン:0.4~1.5号

 継数:1

 タイプ:スピニング

 メーカ希望小売価格:18000円

 となっております。


「バイヤーオススメコメント」によると、

『もっとテクニックを磨きたい!!そんな、技術をより磨きたいアングラーにオススメなのが「デビルスナイパー」シリーズです。より、難易度の高いテクニックに挑むための操作性♪今までノラなかった魚をノセるブランクス!!一本・一本が今まで操作しにくかったテクニック・リグにベストマッチするロッドとなっています。』

 っつーことらしーです。


 使ってみた感じはかなり硬くて強いよ。っち、説明にも思いっきし「PEライン対応パワーフィネス主用モデル」とか書いてあるもんね。このサオで結構な数の40UP上げたけど、パワーフィネスと言い切っているだけあって寄せるパワーが凄い。

 ある程度長いから遠投も効く。

 ティップが鋭敏なのでアタリが取りやすい。

 エントリーグレードより一つか二つ上の機種になるのかな。値段がそんなに高くないのにこの性能はハッキシ言って良い!コスパ高いよね。

 といった長所があるよ。

 短所はバス釣りしている限り、特にないかな。これで十分って感じ。これより高性能なサオってどんな感じなんだろ?って興味は持つかもだけど。

 以上の特徴を踏まえ、今回のターゲットは口が柔らかい「アジ」なわけだから、この「強さ」「硬さ」が思いっきし欠点になっております。その様子は実釣編でどーぞ。



 次はリール。

 フリームスKIXは、「ナチュラム」によりますと、

『手にした瞬間、その違いがわかる駆動系「REAL ENGINE(リアル・エンジン)」。それは、圧倒的なパワー、シルキーな回転を誇る駆動部。実釣での経験で高い実績を重ねてきた操作性「REAL CONTROL(リアル・コントロール)」。ライントラブルを減少し、スムーズな操作性を追求した本物の手応え。いつまでも高性能を保つために進化を続ける「REAL ENDURANCE(リアル・エンデュランス)」。時間を越え、使い込んでわかる耐久性の実現。自分のスタイルに最適な仕様が可能な「REAL CUSTOM(リアル・カスタム)」。好みに合わせたオリジナルの仕様が楽しめるカスタマイズ。』

 となっております…っちこれ、REAL FOURの説明やんな~。


 2004のスペックは

 最大巻取り長(ハンドル1回転):62cm

 ギヤ比:4.7

 標準自重:255g

 最大ドラグ力:2kg

 糸巻き量:3lb-140m、4lb-100m、5lb-70m

 ボールベアリング数:4個

 ローラーベアリング数:1個

 メーカー希望小売価格:17600円

 となっておりますよん。


 バイヤーオススメコメントは

『管釣り、ロックフィッシュに最適の一台!!

 細いラインを使用するフィネスな釣りに最適の一台!!

 圧倒的なパワー、シルキーな回転を誇る駆動部。

 実釣での経験で高い実績を重ねてきた操作性「REAL CONTROL(リアル・コントロール)」。

 ライントラブルを減少し、スムーズな操作性を追求した本物の手応えを感じてください!!』

 とのこと。

 ザ~っと探してみたけどフリームスKIXとしてのカタログの説明載ってねーな。


 ダイワの汎用スピニングの中じゃ真ん中よりちょい下ぐらいの機種。で、なおかつ「REAL FOUR」を搭載したモデルでいちばん下。といった書き方するとヘボヘボな性能を想像してしまうかもだけど、かなりいいよ。っつーか、素人が使う機種としてはこれで十分と言い切れる。多分プロが使ってもフツーにイケるレベルやもんね。

 どーゆー風に良いかとゆーと、まずドラグが良い。作動音が「キンキン」って感じの甲高い金属音だから、そこは好き嫌い別れるかもだけど、性能的には滑り出しがスンゲースムーズ。

 回転性能高いから巻きが滑らか。

 そんなに重くはない。

 この性能のリールが10000円ちょいで手に入るんだから、かなりコスパ高いよね。

 短所は…バスで使うとしたら2004だと少し小さい、と思う場面があるかも。

 その他は…ねぇな。

 上位機種と比較すると回転性能が劣っていたりとかはあるんだろうけどね。

 割と安い機種なんで、「所有する喜び」といった面ではなんか思うところ出てくるのかもね。高いヤツに目移りするとか。



 カルディアKIXは、

『日本刀をモチーフにしたシャープなNEWデザインでマシンカットハンドルを標準装備。新型エンジンプレートが象徴的な「リアルフォー」第2弾。未来のゴールへ蹴り込む(kicks=KIX)「カルディアキックス」。』

 といった感じ。キックスの名前の由来はなかったと思うけど上2行はカタログのヤツやな。たしかこれにもーちょいぎょーらしー説明がしてあったはず。


 スペックは

 巻き取り長さ:70cm

 ギアー比:4.7

 重量:240g

 最大ドラグ力:3kg

 標準巻糸量:4lb-170m、6lb-100m、8lb-80m

 ボールベアリング:5個

 ローラーベアリング:1個

 メーカー希望小売価格:26400円

 といった感じで、


 滑らかでスムースな回転を完成させたデジギヤII

 メタルボディによるハイパワー/高耐久

 サイレントオシレーション

 新型エンジンプレート

 CRBB、防水ドラグ搭載、水洗いできるウォッシャブル構造が実現

 絡まない、そしてタフなエアベール

 超軽量エアスプール(2004、2506)

 スプールでの糸の食込みを防ぐクロスラップ機構

 糸ヨレ激減ツイストバスターII

 ABSアンチバックラッシュシステム

 インフィニットストッパー

 ローターブレーキ

 アルミマシンカットハンドル

 さらなる軽量化(浅溝タイプ)

 軽量I型コルクノブ(1500、2000、2004、2506)

 フィネストーナメントドラグ(2004、2506)

 といった機能&性能でございまする。


 バイヤーオススメコメントによると、

『日本刀をモチーフにしたシャープなNEWデザインを採用。

 新型エンジンプレートが象徴的なセルテートに続き「リアルフォー」を搭載。しかもこの価格ながらハンドルはマシンカットハンドルを採用。スプールはあらゆるルアーフィッシングに対応している浅溝タイプ。

 ネーミングの由来は未来のゴールへ蹴り込む(kicks=KIX)という意味から名づけられた超人気モデルです。』

 とのこと。


 このリール、デザイン的にはフリームスKIXと共通なところが多くて、パッと見同じ機種の色違いみたいな感じ。フリームスが銀色なのに対しカルディアはガンメタなのよね。

 グレード的にはフリームスより一つ上やな。フリームスですら高性能だと思えるんだから素人が使うにはサイコーの性能ってことになりそう。

 回転性能はさらに滑ら。

 ドラグの滑り出しもさらに滑らか。

 ドラグ音も「キンキン」じゃなくて「チリチリ」って感じで少し静か。ただ音に関しちゃ好みの問題とかあるだろうから、どっちがいいとは言えないけど。

 このリール、07ルビアス2506とブラックレーベルSSS6101MLXS買うまでは、ホーネット・デビルスナイパーとの組み合わせで長いこと自分のスピニングタックルのメインだったのよね。デカい魚結構上げたし幼馴染が56cmとかゆースンゲーの上げたし。

 コチラはフリームスよりもさらに高性能なので、短所に関しちゃもっと無い。マジで上位機種と使い比べてみるくらいしか欠点の見出しようがない。


 といった感じでタックル編は〆たいと思います。




 それでは実釣編、参りますよ。

 晩飯食い終わって録画した釣りビジョン観ていると、


「おとーさん、明日仕事無いんなら夜釣り行こーや。アジング。」


 珍しく坊ちゃんからのお誘い。

 高校生になったくらいから親と一緒にいることが恥ずかしくなったんやろうな。ここ最近ではこちらからの誘いに極々たま~に乗ってきてくれるだけだったので、マジ嬉しい!

 勿論返事は、


「いーぞ。」


 ということで釣行決定。

 行先は若松方面。


 二人とも準備が整ったのでハイエースに荷物をぶち込んで、さぁ、出発だ!

 ワタクシは酒を飲んでいるので坊ちゃんが運転手。


 いや~、運転手付きはいーね!


 最初の目的地は岩屋の漁港。

 到着するとクルマを邪魔にならないところに停め、歩いてポイントに向かう。

 しばらく投げ続けていると子供が、


「おとーさん、こぉ。こげなんが釣れたばい。」


 ぶら下げて持ってきたのはセイゴクラスのシーバス。

 で、沖の方を指さして


「ほら、あっちの方。なんかパシャパシャ跳ねよろ?あれ、シーバスのボイルばい。」


 おしえてくれる。

 耳を澄ますとなるほど、少し沖の方から跳ねる音が聞こえてくる。

 テンション上がって投げマクるものの…イマイチボイルまで届かない。


 これ、悔しいよね。


 専用タックルの重要性を痛感することになりましたとさ。


 それにしても本命のアタリが遠い、とゆーか…なぁ~んも無い。

 子供も釣れなかったらしく、


「脇田行こっか?」


 移動を提案してくる。

 もちろんそれに乗っかる。


 目的地に到着し、釣り始める。

 するとすぐに、


「おとーさん、釣れたばい。」


 南蛮漬けサイズのアジゴを持ってきた。


 これは爆釣か?


 な~んて期待しながら投げ続けるけど自分にはアタらない。

 しばらく続けていると子供が手ぶらでこちらに向かって歩いてくる。


 アイツ、サオも持たんでどげしたんかの?


 不思議に思っていると、


「隣で釣りよったオイサンからアジ貰ったばい。」


 とのことらしい。

 クーラーボックスを見てみると、少し大きめのアジが5~6本入っている。


「ほぉ。スゲーの。ありがとっちゆったか?」


 聞いてみると、


「ゆったばい。」


 だそーで。


 ありがとう!見知らぬオイサン。これで自分らの釣果ショボくても、バーさんから文句言われんで済むばい。


 安心して釣り再開。


 小移動を繰り返しながら常夜灯の真下。

 投げて巻いてを繰り返していると、


 コツッ!


 待望の弾くようなアタリ。

 軽くサオをあおりアワセると


 プルプルプル…


 何かが掛かった。

 糸を巻き、抜き上げると南蛮サイズのアジ。

 キャッチしようと振り子のように寄せると、


 ポロッ。


 ハリが外れ防波堤の上で暴れまわっている。

 どうやら口が切れたみたい。


 やっぱ専用タックルじゃないとキビシーな。バスザオじゃ硬すぎる。


 改めて専用タックルの重要性を考えさせられる。


 何がいいかな?いっつも行くワケじゃないき、安いヤツでもいいよね?なら…クロスビート(ダイワのエントリーロッドで、デビュー当初はバスザオだった。今では「万能ルアーロッド」という位置付け)の振り出しザオでも買うかな。リールは今使いよるカルディアに細い糸巻けばいいや。


 考えがある程度まとまったので、近いうち釣具屋に行って現物見てみよう。


 といったコトは置いといて。

 そのまま釣り続けているけど釣果が伸びない。

 アタリはあるけど掛からない。

 ゴツッ!ときてアワセたらすっぽ抜けてしまうのよね。

 しばらくアワセる力を弱めたりして色々試してみるものの、サオの硬さはどうにもならないわけで。

 何回やってもダメなもんはダメ。

 結局一本追加しただけでこの日の釣行は終わったのでした。


 釣果は子供6本、自分2本。


 釣果的には大したことなかったけど、親子的にはいい釣行になったと思います。


 後日、クロスビートSW746ULTを買い、カルディアKIXには2.5ポンドナイロンを巻きました。

 また行きたいな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る