第72話 今年のラストフィッシュはニューアイテムで!

 まさか今日(12月9日)が今年のラストフィッシュになってしまうとゎ…もぉ~ホ・ン・ト、なんでこげん釣れんの?でったんはがいたらし~っちゃき!


 と、不満から始まった今回。


 いかんいかん。

 不満タレるのはこの辺で止めとこう。これ以上続けたらとめどなく溢れてきそうやし。


 とゆーワケで、まずはタックル編から参りますよ。


 本日活躍してくれたのは、


 ブラックレーベルPF 701 MFB+アルファスSV 105 SH


 持っている中じゃ間違いなくトップクラスの釣果を叩き出してくれているタックルなんだけど、ここんとこずっとファンタジスタYABAI+リョウガ1016の実績づくりしてたから出番なかったのよね。直前の活躍からだいぶ間が空いちまったから簡単に説明しとこーね。

 まずはサオ。

 ブラックレーベルPF 701 MFBは一言でゆーと「ちょうどいいサオ」。

 使用範囲が1/8~5/8oz.(3.5~18g)っつーことで、総重量が10g前後のテキサスリグやジグヘッドリグ、3~4インチワームのノーシンカーなんかがとっても扱いやすくなっておりまする。

 長さは7フィートとまあまあ長い部類。だから遠投が効くのもいいよね。

 ちょいフィネス側に振ってあるけど40UP抜き上げられるくらいには頑丈なのもいい。

 撃ちのサオなのに巻きができるのもありがたい。

 シャキッと感が強くティップが鋭敏なので、アタリが取りやすい。

 といった長所のサオですよん。

 短所は塗装がとにかくヘボいこと。使い始めてだいたい二年くらいでブランクスに塗ってあるクリアーが虫食い状に剥がれ始めるっちゃんね。んで、それが徐々に広がっていってスンゲーみすぼらしい姿になっちまう。性能的には全く問題ないのだけどねぇ~。

 他は…マジで無いな。

 

 次にリール。

 アルファスSV 105 SHは、これまたちょうどいいリール。バス用(海でも使える)ベイトでは小型の部類に入るのかな?フレームとセットプレート(マグ側のスプールを支える部分)にアルミが採用されていて、小さい割に頑丈なのが売り。

 SV(ストレスフリーバーサタイル)ってことで、ブレーキはエアブレーキ。これがまた優秀でね。強めにセットするとノーサミングといった技もできてしまう高性能っぷりなのよ。セッティングがキッチリ決まるとかなりバックラッシュしにくいからね。

 軽いルアーへの対応力もなかなかのモノ。フィネスはさすがに厳しーけど、3.5gバレットシンカーに3インチシュリンプや3インチドライブクローなどをセットしたテキサスリグくらいなら問題なく扱える。

 ブレーキがAIRだけどスプールは肉抜きしてなくて頑丈だから、ビッグベイトみたいな重いルアーでも扱える。

 あと、なんといっても信頼のmade in Japan!

 といった長所を持ったリールです。

 短所はほぼ無いかな。

 強いて挙げるとするならば、特化したモデルのサイクルが極端に短いこととか、SVのキャストフィールが嫌いとかになるのだろうけど、これらはそーゆー特性なので短所とは違うよね。

 マグダイヤルの形状と位置がよくないからかなんなのか、パーミング(握りこむこと)したとき掌が触れ、ブレーキの設定が変わっちまうコトがあるのが短所といえば短所かな。必ず強い方に回るから、いきなし飛ばなくなってぶっ壊れたかと思ってしまう。

 とまぁこんな感じで無理矢理短所的なことを上げてはみたけど、実釣性能的には全く問題ないレベル。

 だからやっぱ短所はないよね。

 リールはこげな感じかな。


 今回はルアーの紹介もするよ。

 ネコファットはゲーリーヤマモトとダイワのコラボでございまして。

 名前のとおりネコリグに特化したワームなんだけど、色んなリグに対応しております。自分はストレートセッティングのウェイテッドフックもどきかショートリーダーダウンショットが好きかな。

 元々ダイワにはネコストレートというゲーリーマテリアルじゃないネコリグに特化したワームがあんのよね。これがまた安くていっぱい入っていてよく釣れるとゆー超良心的アイテム。自分的にネコリグはこれとゲーリーヤマモトの5インチプロセンコーがあればいいと言い切れてしまうほど信頼を置いているワームだったりする。

 ネコファットは「ネコストレート」の各部分のサイズ感を変更(太く)し、ゲーリーマテリアルを使用したアイテムなのよ。

 どんな特徴があるのかといいますと、

『フリーフォールでのウォブリングアクションでバスを魅了。

 高比重ゲーリーマテリアルを採用したスティックベイト。ノーシンカーでのフリーフォールでは左右にグネグネとアクションし、フォールバイトを誘発。ネコリグでは、太いボディがバスに見つけてもらいやすく、力強く水を押し、テールが震えて広範囲にアピールしてくれる。リーダーレスダウンショットリグやダウンショットリグ、ワッキーリグなど多彩なリグに対応。』ダイワwebsiteより引用

 と、こんな感じ。

 ストレートワームと思いきや、スティックベイトなのね。っつーことはヤマセンコー的なキャラなわけだ。


 スペックは、

 4インチと5インチの2つ。

 4インチは標準小売価格1100円。

 5インチは1150円。

 ともに色数15、入数10となってます。


 実際に使ってみた感じはといいますと。

 まず、高比重だから遠投が効くよね。ノーシンカーでもヤマセンコーとかに匹敵するぐらい飛ぶよ。まぁ、手返しよくするためハリのシャンクに板オモリ巻くけどね。

 動きは当然のことながらいいよね。ストレート掛けだとヤマセンコーのフリーフォールより大きな動きしてくれる。

 とまぁこんな感じかな。まだデビューして日が浅く、しかも使い始めてからも日が浅いので、まだまだ謎の部分多目。これからいろいろ分かってくるだろうから、その都度挙げていくことにすんね。

 タックル編はこんな感じかな。




 でゎでゎ引き続き実釣編、いってみたいと思います。


 キツイ夜勤も終わってやっと休み。

 明日からは早番なのでございます。

 それにしても三交代は慣れんなぁ。

 飯食ったら呆気なく睡魔に負けてちょびっと昼寝…。

 目が覚めると16時前。


 ちくしょー!ガッツリ寝ちまった!今晩寝れんかも。


 ん~な心配がよぎったときは結構な確率で徹夜してしまい、仕事中眠いのよ。まぁ、遠慮なしに寝るけどね。といったダメ社員ネタはともかく。


 釣りに行こうじゃないのよ!


 ダルい体にムチ打って釣り具を用意する。

 選んだのは三本。


 一本目はスピニング。

 ブラックレーベルSSS 6101 MLXS+セルテート2004。糸はフロロ5ポンド。ルアーはシャッドシェイプワーム。色はグリパン。リグはスプリットショット。


 二本目はブラックレーベルPF 701 MFB+アルファスSV 105 SH。糸はフロロ12ポンド。ルアーは4インチファットネコ。色はブルーギル。リグはノーシンカーといいつつハリのシャンクに板オモリを巻いたウェイテッドフックもどき。


 三本目はファンタジスタYABAI FNC-69MH TORQUE CORE SHAFT+リョウガ1016。糸はフロロ16ポンド。ルアーは4インチシュリンプ。色はブラック。リグは上と同じ。


 コイツらをハイエースにぶち込んで、いざ、ゴムの場所へ!


 直前の信号に引っ掛かった時、土手の下を見ると河川敷にクルマはいない。

 貸切でございますよ。

 しかも今日はここ数日晴れ続きで水温上がってそう。

 かなり釣れそうな雰囲気を醸し出している。

 ブチ上がるテンション。

 期待しながら道具を全部おろし、いつもの円形のストラクチャー前を陣取る。

 そしていつもの流儀でスピニングからおっ始める、ものの…いくらやっても反応が出ない。


 飽きてきたのでアルファスに持ち替える。

 頑張っているうちに太陽は山の向こうに隠れ、辺りは夕闇に染まってくる。

 ボチボチ食ってくる時間。

 期待しながら回遊を待つ。


 環状のストラクチャーの内側、下流側の斜面を引いてくる。

 底を取り、サオ先を小さくあおって数回跳ねさせ再度底を取るイメージ。

 いちばん根掛かりが多い鋼管を組んだみたいな感じの障害物を越えた辺り。

 再び底を取って止めると…


 ガリ…ガリ…


 引っ掻くような感触がサオ先に伝わってくる。


 食った?


 糸は張らず緩めずの状態で待つと、


 グッグッグッ…


 ゆっくりとサオ先を絞り込んでゆく。

 アワセを入れると重さが乗って突進が始まる。

 沖の深場へ突っ込む魚。

 サオを立て、コチラを向かす。

 なんとかこっちを向いてくれた。

 リールを巻くと、一気に重さが失われ、


 バシャバシャ!


 ド派手なエラ洗い。

 姿が見えたけどあんまり大きくなさそう。

 足元には障害物がたくさんあるので強引に潜らせないように巻いてくる。

 矢板の際までなんとか寄せてくると、走られる前に抜き上げた。


 30cm程の幅の足場で暴れる魚を押さえつけ、左手親指を口の中にねじ込むと、そのまま護岸を上って河川敷へ。

 そこで改めて魚体を見る。

 体の真ん中に走る黒いラインが薄い個体。

 丸々と肥えている産卵を控えた女の子。

 大きくはないがカッコイイ。

 スマホのカメラを起動し、いつもの如く記念撮影。

 指を広げて大きさを測る。

 一回と少し。


 とゆーことは30cmぐらいやな。


 サオの模様で大きさを精密に測り、そっと水に浸けて解放。

 勢いよく元いた場所へと戻って行きましたとさ。


 帰って測ると29cm。


 そんなに大きくなかったけど、やっぱ冬バスはスンゲー嬉しいよね。

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