第69話 二日連続は嬉しいね!

 昨日に引き続き、今日も釣れた!

 マジででぇっっったん嬉しいっちゃき♪


 とか大喜びしてみたところでっ!

 本題に移っていくとしまっしょーかね。


 いつもの流れだとココでくっそしょーもない日常ネタが始まるのだけれど、流石に二日連続だと、ねぇ…何か起こったりはしないのですよ。そもそも自分、いつも何かが起こるようなドラマチックな生活とかしてないからね?そこんとこ夜露死苦!


 とゆーわけで、タックル編ですよ~。


 今回活躍したのは、


 ファンタジスタYABAI FNC-69MH TORQUE CORE SHAFT+リョウガ1016H。


 買ってからそんなに経ってないのにいー感じで釣果を伸ばしてくれているお利口さんタックルでございます。

 結構な頻度で登場しているからここ何話かは説明ふっ飛ばしまくり、といったジョーキョー。このまんまだと完全に忘れ去られてしまいそうな気がしてきだしたので、おさらいの意味を込めて一度ぶち込んどくことにしてみましたよん。


 でわでわ。


「ファンタジスタ」はABUのバスロッドじゃ最上位機種になるのかな。様々なプロが監修していてサオの名前の後に「YABAI」「DEEZ」「REGISTA」「STUDIOUS」といったサブネームが付くよ。

「YABAI」は河辺裕和プロが監修していてラインナップは全部で5機種。その中でも69MH TORQUE CORE SHAFTは他の4機種みたいな特化型とは違ってバーサタイル性能が高く、最もパワーを持たせてあるモデルなのよね。

 スペックは、全長6フィート9インチ(206cm)、自重106g、推奨ルアー3/8~2オンス(10~56g)となっておりまする。

 実際に使ってみた感じはレギュラーテーパーなのでまあまあ柔らかいかな。巻きのサオっぽい印象受けるよ。でもね、実はかなり敏感❤だったりすんのよね。撃ちのアタリは「コツン!」って感じで出るからね。

 柔らかくて敏感❤とか、なんかエロいよね!っち、前もなんか同じこと書いた希ガスるケド…まぁいっかぁ。

 バットパワーが強烈なのが大きな特徴やんね。おかげで寄せる力がでったん強い!魚掛けたらかなり感動することになるよ。

 強いサオなのに軽いのも好感持てるよね。力のない自分にはホント有難い限り。

 ある程度長さがあるから遠投できるのもいい。

 使用範囲が広く(webカタログには「5~50g」と書いてある)、フィネス以外はすべて扱えるよ。

 と、こんな長所があるんだよん。

 短所はマイクロガイド。っちこれ、短所っちゆーか単に自分が嫌いなだけ。ベイトフィネスでもないのに小さいガイド使うな!って感じなのよね。個人的にこの強さのサオにはノーマル径のステンレス製ダブルフットがよかったな。とゆーのも使う糸、太いじゃない?だからキャスト時結び目が通過すると、いかにもガイドに悪そうな音と振動が伝わってくるのよ。これがモーレツに気になるからとてもイヤ。まぁ、下巻きはしないのが前提なんでしょーけどね。

 あと、店員さんが言うにはガイドが小さいため抵抗が大きく飛距離が出ないらしい。でもこれは実際投げてみると気にならないレベルだからいいかな。

 年食って目が悪くなったから、糸を通しにくいのも困りもん。

 っち、なんかどれもマイクロガイドに関してやね。しかも「短所」とゆーよりは単なる「不満」やし。でも「スーパーバーサタイルロッド」とか言われるだけあって、以上の「不満」をチャラにできるほどの性能を備えたサオなのでございます。


 リールはダイワの丸型ベイトのフラッグシップ(ジギング用やらは含まんよ)。

 頑丈さと滑らかさを優先した機種で、二つの大きさと二種類のギヤ比、ハンドルの向きの違いで8つのバリエーションがあるよ。

 1016Hは小さい方のハイギヤモデルでギヤ比が6.3、自重255g、ドラグ力6kg、糸巻量16ポンド100mとゆースペックになっちょります。

 ハイパーメッシュギヤという歯の細かいギヤが採用されているのが大きな特徴で、巻き心地がすんげー滑らか。ネットとか見ると「ヌルヌルした巻き心地」って表現、よくしてあるよね。

 巻きトルクが太いからやり取りが楽。セットしたサオにもよるけど、掛けたら強引にこっち向かしてゴリゴリ巻いてくるような釣りには最適なのよね。

 G1ジュラルミンとゆー高強度で比重の軽い素材を使用したスプールを採用しているのでかなり軽いルアーでも扱える。

 カタログには「巻き専用」みたいな説明してあるけど、撃ちにも相当高レベルで対応するよ。

 マグフォースZが優秀で、バックラッシュしにくいのもヘタクソなワタクシにとっちゃ有難いポイント。

 サムバーの位置が絶妙で、マグ側のプレートが小径化されているから握った感じが旧型よりもさらによくなった。

 といった長所がありまする。

 短所は重いことが挙げられているけど実際はそこまで気にならんかな。

 それよりも売りの一つでもある「ハイパーメッシュギヤ」が嫌かな。っち、これも「短所」とゆーより「不満」やな。巻き心地はスンゲーいーんだけど、このリールのキャラ的にどーよ?って感じ。だって、パワー重視の機種なんよ?ギヤの歯小さくしてどーすんの?同じ材質で小さくしたら弱くなるんじゃないの?とか、素人なりに考えていたワケなんだけど、どうもこの考えは正しかったみたい。SLPワークスのホームページ見ていたら、歯の大きいギヤへと換装するチューン(ギヤ比の変更可)がメニューとしてあんのよね。これ知ってソッコー改造してもらったよね。

 あと、歯の細かいギヤとブレーキ側のプレートの小径化はシマノのカルカッタコンクエストの丸パクリ。できればここはパクッてほしくなかったかな。っち、これも短所じゃないけどね。

 総合的に考えると扱いやすくてかなりいいリールです。インプレッションにはこれ以上ないほど酷く書かれているけどね。


 こんな感じでサオとリールのおさらいはおしま~い。


 今回はデビューしてそんなに経ってないルアーで釣ったから、それも紹介しときましょ。

 ではでは。

 商品名はハガー。

 ハガーはゲーリーヤマモトのワームで製品説明によりますと、

『Gary Yamamoto × 伊豫部健 = “4.4"ハガー”

 日米で活躍するイヨケンが渾身のプロデュース!

 バスが最も捕食しているメインベイトの一つ、ザリガニをイミテートしたバックスライド系ワーム!

 重量感のあるハガーの特徴はそのロングキャスト性と、驚異のバックスライド幅にあります。

 何よりも細かい手足となるパーツ類が多い中での飛距離は驚くものがあります。

 また左右に装着された細かいレッグはスタビライザー的役割もあり、平行バランスを保ちながらカバーの奥へ奥へと滑り込む様なアクションで入っていきます。

 基本的にはノーシンカーバックスライドとしての威力が抜群ですが、ライトテキサスリグやフリーリグも効果絶大です!

 ボートだけじゃなく、オカッパリには特に強い武器になる事間違いないのでぜひお試しを!

 Text by 伊豫部健』

 となっており、スペックは、

 1パック / 6 本入り

 10 colors

 全長 : 4.4インチ(約11cm)

 自重 : 12.5g

 でございま~す!


 今日は自分の中でお題を決めていたのですよ。これで釣る!っちね。

 買ったのは一カ月くらい前だったかな。デビュー当初、釣りビジョンの「モンドリアンファイター」と「スゴイアワー」で登場し、劇的な釣果を叩きだしていたんだよね。放映があって何週間か後、釣具屋に行く機会あったからゲーリーのコーナー見てみると既に置いてあって。実物見ると結構デカいなとは思ったものの、釣れそうな雰囲気ムンムンなのよ。そんなのもぉ買うしかないじゃない!っち自分、メーカーの思う壺。まさにカモよね。

 ま、それはいいとして。

 開封し手にしてみた第一印象は、「自重がかなりあってぶっ飛びそう」、「腕がビロ~ンと長くてしっかりアピールしてくれそう」といったもの。ちょっとボリュームあるのが気になるけど良さそうっぽい。

 今の時点で言える短所は高額なコト。6本しか入ってないのに1000円越えとかビンボー人にはキツ過ぎる。せめて10本は入っといて欲しい。

 ともあれ。

 一本でも釣れたら今後ずっと買ってやろ。

 4インチシュリンプが思うように入手できない以上、なんか別の手を考えないといけないわけで。その手の一つがこの「ハガー」。そうでもしないと自分のいちばんのヒットパターンであるノーシンカーが封印されちまうと釣りが成り立たないからね。


 といった具合でタックル編は〆たいと思います。


 続いて実釣編、いきますよ!


 昼飯の後。


 今日の目的地はゴムの場所か、その下流の消波ブロック帯に決定。


 サオ置き場から今日使いたいタックルを引っぱり出す。

 な~んか強いタックルで釣りたいなぁ…とゆー気分で選んだのは、


 ファンタジスタYABAI FNC-69MH TORQUE CORE SHAFT+リョウガ1016H


 このトコロ、実績を伸ばしてくれているお利口さんなセット。

 リグってあるのはノーシンカー。

 選んだルアーはゲーリーヤマモトのハガーで、色はグリーンパンプキンシード。刺し方はノーマルセッティング(ケツから刺す)。


 もう一本は巻き。


 ブラックレーベルFM701MHFB+スティーズA TW 1016-CC。


 用意ができたので、ハイエースにこいつらをぶち込み、さぁ!出発だ!!


 目的地直前の信号で止まった時、土手の上から釣り人の入り具合を見ると…既に狙いたかったポイントには人。今日の相棒はハイエースだから河川敷を走るとろくなことが無い…はず。だからこのスロープはスルーし、さらに先にある直近のスロープから河川敷に下り、まずは本命場のちょい上流にある巻きの実績場に。

 巻きのタックルをおろし、川岸に立つ。


 水質は?


 ここんとこ晴れが続いていたので、内陸部名物放射冷却が頻繁に起こっておりまする。

 だからなのかな?川面を見ると苔の塊がたくさん浮いていてかなり汚い。っつーことは、ターンオーバー(逆転層:底の水と表層の水が入れ替わるコト。釣り人達はこの現象をヒジョーに嫌う)起こったんかもね。テレビのマネしてサオ先で水をかき回してみると、水面には泡。しかもすぐには消えない。テレビではこの現象を見て「ターンが起こっている」と判断していた。ならターンオーバー確定やね。

 糸が汚くなるから気が進まないけど、投げないことには始まらないのでとりあえずボーマー・ロングAのフローティングから。自分はこのルアー自体の動きが好きなので、タダ巻きすることが多い。しばらくタダ巻きするけど一切反応が無い。何種類かローテーションして様子を見るけどこれもダメ。


 今日は巻きじゃないな。


 そう判断してこの場所を諦める。

 一旦タックルをハイエースにぶち込んで、数10m下流にあるいつものポイントへ。


 撃ちのタックルをおろし、釣り再開。

 しばらく頑張ってみるものの、完全無ぅ~の状態が続く。

 移動して一時間ほど経った頃。

 立ち位置から少し上流に向かって投げて底を取り、モゾモゾとズル引きに近い状態で引いてきていると、


 コツン!


 弾くようなアタリ。

 待つけど持っていかない。

 とゆーか、リール巻いても糸ふけが収まらないのよ。


 ん?魚、こっちに向かってきよるんか?


 さらに巻くけど糸ふけは収まらない。

 少し早目に巻いて弛んだ分を回収し、僅かにテンションかけると、


 グッグッグ…


 走る方向が変わってゆっくりとサオ先を絞り込む。


 食った!


 一呼吸おいて思いっきしアワセると、


 プチッ!


 何の抵抗もなくラインブレイク(糸が切れた)。


 ゑ~っ!16ポンドフロロ、アワセ切れとか…ウソやろ!


 思わず心の中で叫ぶ。

 一瞬乗った重量感から考えてかなりデカいと思われる。

 恐らくだけど、40UPは間違いない。


 あ~~~!もう!ごめんね、魚!


 バラしって良くないんよね。自分の心が折れるのは勿論のこと、これを機になんでか知らんけど一気に釣れんくなるっちゃんね。まるでバレた魚がおしえに行ったのかと思ってしまうほどにね。

 このバラしで心がボキボキに折れたけど、今はまだ16:00。いつもより早い時間に食ってきたから、まだチャンスある…よね?

 というのもココの場所、多分回遊なのよ。

 いつも釣れている時間(17:00~18:30)に期待する。


 気を取り直して同じリグ。

 ルアーも一緒。

 投げまくること約一時間。

 下流方向に投げ、いつもゴリゴリを感じるスポットで、


 ブルンブルン…ブルンブルン…


 断続的な生命感。

 先程からこのスポット周辺で出るギルアタリ。

 結構デカいサイズなのか、派手に持っていく。

 バスだったら飲まれてしまうので、とりあえず軽くアワセを入れてみる。が、案の定乗らない。


 やっぱギルか。


 そのまま続けろうとすると、微妙に引き心地が違う。具体的には僅かに重い。


 ワーム、ずれたかな?


 回収してみるとワームがヘンチクリンな形になっている。そして手に取るといちばん大きいパーツであるアームの片一方が半分ほど食いちぎられていた。


 えーくそ!


 新品と交換しようかとも思ったけど、ハガーの腕って異様に長い。


 半分ぐらいちぎれてもアピール力あるのでは?


 そんな考えに至り、交換はせず続行することに。

 ボディを真っ直ぐにし、その一投目。

 底を取り、少し大きめにサオを立てたところで、


 ス―――――…


 糸が上流側へと動いてゆく。

 ひと呼吸おいて大きくアワセると、重さが乗った。

 しかし、その重さは大したことないように思える。巻いた分だけ寄ってくるし。


 やっぱチビ?


 的外れな思考の直後、一気に対岸方向へと走り出した。


 ウソ?マジで?


 でったん強い。

 巻いているハンドルが止まるほどにぶっといトルクで突っ走る。


 えっ?リョウガなのに巻けんっち、どーゆーコト?もしかして50UP?それともコイ?ライギョ?


 そう考えてしまうくらいに強烈な引き。

 流心付近には竹の矢板がある。そこに入られれば即アウト。

 突っ込まれないよう警戒しながら強引に巻く。

 すると、


 ガリッ!


 今、いちばんしちゃいかん感触が!


 マジで?消波ブロックに擦れよるんやんか。ヤベー!また切れる?


 イヤな予感が頭をよぎる。

 それでもサオを立てて浮き上がらせると、ブロックの切れ目から浮いてきた。

 水面で反転する金色の魚体。


 バス。


 足元にあるブロックの隙間に潜られないよう、さらにサオを立てるとやっとのことで顔を出す。


 あれ?思ったより小さい?


 これがコイツの第一印象だった。


 恐らくさっきの「ガリッ!」で糸には傷が入っている。でも、擦れ具合からしてこの大きさなら抜き上げられそうっぽい。

 せーの、で抜き上げると…またもやルアーが見えない。

 下アゴを握って口の中を見ると、エラの根元にハリが刺さっていて、エラ孔から少し出血。


 うっわ~…昨日と同じやん。


 どうやらプラグ追う力は無いけどまだまだ活性が高い様子。もう少し早めにアワセないと、このままじゃ釣れる魚全部を殺してしまいかねない。な~んてこと言ってると、今度はバラしまくるんよね。釣れる本数少ないからどーしても長めに待ってしまう今日この頃。


 出血はそこまで酷くはなく、ハリを外してもエラ孔からボトボト落ちてくることはない。


 なんとかなった?それにしても、ホントごめんね!お願いやき死なんでね。


 記念撮影をし、サオの模様で大きさを測ると出来るだけそっと深い場所に投げ込む。



 ちょびっと後口悪かったけど、今回もどうにか釣れた。

 ちなみに今回の魚もお腹パンパン。

 卵を抱えた女の子でナイスプロポーション!

 家に帰って正確に測ると39cm。

 思ったよりも大きかったぞ。



 ついに本格的な冬が始まる。

 デカバスしか釣れない(ちょっと大げさか?)素敵なシーズンの到来だぁ!


 この冬は何本釣れてくれるかな?


 そんな期待をしつつ次回の釣行を考えるのでした。


 おしまい。

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