第61話 二日連続❤

 昨日に引き続き、今日も釣れた!


 基本、何やっても釣れない今日この頃なのですが、たま~にこーゆーコトが起こるのですよ。

 だ・か・ら、


 マジ、でぇっっっっったん嬉しいっちゃき!


 と、激しく喜んでみたりしてみました。



 今度の会社は三交代なのよね。

 常に生活パターン変わるから、なんかのタイミングで突如激しい眠気に襲われることが多々ある。そして呆気なく昼寝しちまうんだな~、これが。そのせいで、前の会社みたいにはしょっちゅう行けないんだわ。

 ただでさえ釣れないとゆーのに、これってかなり致命的。


 釣行回数っち大事なんやけどなぁ…。あ~あ…もっともっといっぱい釣りてぇな。

 この分だと「今日の釣果~」、近いうちにネタのストック底を尽きるかも。


 な~んて、自分のヘタクソさは見事なまでに棚に上げ、釣れなかった時の言い訳してみたりなんかして。




 でゎでゎ参りますよ、タックル編!

 今回活躍したのは、


 タトゥーラエリートTAEL731HFB+リョウガ2020


 ヘビーなタックルの中で最も魚との相性いいセットでございます。


 フィネスが圧倒的有利なこのご時世。なのに、なぜかコイツだけはバッチシ釣果を出せている。とゆーか、いちばん釣れているアルファスや凛牙のセットに匹敵するほどの釣果を叩き出してくれているのよね。直近じゃ51話にて2本釣っているし。

 もぉホント、感謝感謝!なのでございますよ。


 カタログからの抜粋は51話でやっているから今回はやりません。おさらいの意味を込めて説明チックな何かだけしときますよん。


 まずはサオ。

 タトゥーラエリートTAEL731HFBはアメリカで活躍している大森貴洋プロのシグネイチャーモデル。

 んで、今持っているサオの中じゃ割と珍しい現行モデル。

 731HFBは73=7.3フィート、1=1本継(グリップジョイントタイプだから厳密には「2」だけどね)、H=ヘビーアクション、F=ファーストテーパー、B=ベイトロッドとゆー意味ですよん。

 ブランクスがシルバー、グリップがグレーなんで、アルミ色の09リョウガと組むと一体感があってなかなかカッコイイ(近況ノート「今年最後の前の川対岸になるかも」の写真参照)…んだけども、リールシートの形状がリョウガ(とゆーか、丸型ベイト全般)には合ってなくて。固定がイマイチだったりすんのよね~。おかげで魚掛けるとファイト中、ビミョーにリールがグネグネしやがるとゆーね。ホント、コレ勘弁してほしいっちゃんな~。リールとサオが別々のメーカーなら分からんでもないけど、ダイワ同士よ?メーカー同じだったら、どれも合うようにしといてよ!って思わない?

 な~んていきなし短所めいたこと口走ってしまったけど、サオ単体で見るとブランクスに「SVF(スーパーヴォリュームファイバー)」とゆーフラッグシップモデルにも採用される素材が使ってあって超絶優秀。

 どのよーに優秀かと申しますと、

 とにかく強い!抜き上げる力とか寄せる力、かなりあるもんね。冬の1kgを超えるような真ん丸に肥えた魚でも、高い足場からぶち抜くことできるし、障害物に潜り込もうとする魚を強引に引き剥がしたりできてしまうからスーパー頼もしいよ。

 長さがあるから遠投も効く。1/2オンス(14g)バレットシンカーテキサスに6.5インチカットテールみたいな空気抵抗少なくて重いリグ投げた日にゃ~、そりゃーもぉ気持ちよくぶっ飛んでくれる。

 感度もバツグン。撃ち専用モデルっつーことで、「コンッ!」って感じの金属的なアタリを鋭敏に伝えてくれるよ。

 使用範囲が3/16~1.5オンスと広いのもいい!特に下限は3/16オンスとゆーことで、グラム数で表すと5gよ!ヘビーなサオなのにこの設定はマジ有難い。比較的軽いノーシンカーリグでもそこそこ飛ばせるもんね。

 あと、安い!名前が「タトゥーラ」なだけあって超良心的!メーカー希望小売価格が32000円なんで、売値は25000円ちょい切るくらい。

 といった感じでございます。

 短所は上にも書いたけど、リールシートの形状がリョウガに合ってないコト。ただこれ、ジリオンやタトゥーラなんかのロープロだと、リールフット分厚いからちゃんと固定できるはず。合わせにくい丸型を使っている自分に問題があるのだから短所とはちょっと違うよね。

 アイテム数が少ないのがちょいイタダケナイかな。これを含め2種類しかないのよね。もう一つは701MHRB-Gという巻き用なんだけど、使用範囲が1/2~2オンスと重いルアー専用なので、自分の釣り方だと出番があまりない。1/4~1オンスとかだと飛びつくのにな。

 もう何種類か存在するのならば、全部これで揃えたいと思えるほどにいいサオなんだけどね~。

 まぁ、意味あってこのラインナップなんだろうからどうしようもないんだけどね。っつーか、これも731HFBについての短所じゃないよね。

 だから、短所は無し!とゆーことで。


 リールはといいますと。

 これまた強い!巻き上げトルクが極太なんで、大物が掛かってもリールのパワーだけでゴリ巻きして寄せられる。特に「2020」はローギヤで、ドラグ力も6.5kgだから力任せにゴリゴリ巻けるよ。

 巻きがでったん滑らかなのもいい!買うとき箱から出して一通り扱ってみたんだけど、ハンドル回した瞬間感じるシットリ感、かなり衝撃的だったもんね。

 デカいリールの割に軽いルアーが投げられる。この場合、サオの性能が大きく影響してくるけど、タトゥーラエリートなら下限が小さいから、3インチファットヤマセンコーや4インチシュリンプなどのワームをフツーにキャストすることができる。まぁ、ハリのシャンクに板オモリは巻くけどね。

 といった長所がありまする。

 短所は重いトコかな。気に入って使っている人間でさえも「重い!」と感じてしまうほどに重いのよ。最近のリールってマグネシウムとかジュラルミン使うから、フツーに150g切る機種あるのにコイツは295g。

 ほぼ倍よ?

 手元に重さが寄るからバランスはいいんだけど、それでも絶対的な重量がねぇ…重いのよ。当然のことながら、片手でなんかとても投げられないからね。

 あとは、これといってないかな。


 ここで。

 リョウガって、09も18もタックルインプレッションに於いて、ものすんご~く評価が低い。そりゃーもう可哀そうになってくるぐらいに低い。五段階評価、一と二ばっかやし。

 でもね。

 低い評価している人間には傾向があってね。その多くが他社(というかシマノ。比較対象を出しているからすぐわかる)の熱狂的なファンだったりする。で、その内容ってほとんどが「壊れやすい」というものだったりするんだけど、その壊れ方というのがとどれも「壊れた」じゃなくて、「壊した」なのよね。

 でも、これっておかしいと思わない?

 わざわざ大嫌いなメーカーの、しかもフラッグシップモデルを壊すコト目的に買ったりするかな?正直、躊躇するほどに高いよ?同じ額出すのなら、迷わず好きなメーカーの好きなモデル買うでしょ?フラッグシップならなおさら嫌いなメーカーの製品買わないでしょ?

 自分なら、そうするけどな。

 多分これ、知り合いを大勢集め、ウソの故障ネタ大量に書き込んで、意図的に評価下げようとしているんじゃないのかな?こういった行為を見ていると、「こいつ等って、嫉妬しているんじゃないのかな?」としか思えなくなってくる。

 まぁ、中には運悪く不良品に当たってしまったらしく、酷評している人がいるけど、それはそれ。内容読んだら怒りが伝わってくるし、納得出来るもん。

 実際コイツを10年以上使っている人間から言わせてもらうと、良さしかないよ?なんて言い切ってしまうのは乱暴かもだけど、納得できる良いリールだと思うけどな。

 ただ、全く壊れないのかというと、そういったことは無くて。何年かに一回オーバーホールに出すけど、常に力が掛かるパーツや可動部分は摩耗しているから、交換される。

 リョウガに関しちゃ09も18もインプレッション参考にする場合、高い評価(☆4~5個)の方が正解のような気がする。


 既にデビューしてから10年以上が経過。絶版になって4年目(これ書いている時点でね)。メーカーは絶版から5年でその機種のパーツを持たなくなるとゆーことなので、あと1~2年すると修理やオーバーホールできなくなるはず。愛着あるし、これからもずっと使い続けたいリールなんで、そこんとこもうちょい考えてほしかったりするおっさんBasserなのでした。

 といった感じでタックル編は〆ようと思いま~す。




 でわでわ。

 実釣編へと参りましょうかね。


 本日は早番。

 と、ゆーことは、帰ってから釣りに行けるわけで。

 家に到着すると早速準備。

 本日の出撃命令は、


 タトゥーラエリートTAEL731HFB+リョウガ2020。


 ノーシンカーが結んであるからワームをセット。

 選んだのはバックスライドホッグで色は黒。ハリのシャンクには板オモリを巻く。

 準備ができたので、こいつをハイエースにぶち込んで、さぁ、出発だ!


 目的地はゴムの場所下流の消波ブロック帯。

 最近、草刈り(正雄)が終わり、いちばん近いスロープのチェーンが開けられたから、河川敷を長距離走らなくていーもんね。

 到着すると、いつものポイントに入る。

 狙うのは、真正面よりも少し下流側にある、ちょいちょい根掛りする何か。

 これを中心として万遍なく扇形に撃つけど異常無し。


 時刻は18:30。

 辺りはだいぶ暗くなってきた。


 あと何投かしたら帰ろうかな?


 な~んてこと考えつつ、その「何か」を通過中。

 跳ねさせ止めた瞬間、


 ゴリッ…


 引っ掻くような感触。


 ん?アタった?


 動かすのを止め、待ってみると、


 グッグッグッ…


 ゆっくりとサオ先を絞り込んでいった。


 食った!


 一呼吸おいて、仰け反るように大きくアワセると、沖に向かって一気に走りだす。


 強い!


 最初の突進を耐え、止まると巻き始める。

 サオを立て、ローギヤかつ極太巻きトルクで一気にこちらを向かす。

 すると、みるみる重さが失われ、


 ガボッ!


 反転。

 水面の揺らめきからしてかなりの大物。

 反転した後は潜る。

 消波ブロックの隙間に潜ろうとしている魚。

 サオを突進とは逆方向に寝かせ、リールのパワーで強引に引き剥がす。

 さらに巻くと足元まで寄ってきた。

 水面に出た顔を見ると、


 あれ?引きの割に小さい?


 これがコイツの第一印象。

 そのままサオを立てて抜き上げると、ぶっ飛んできた。

 口を見ると、上アゴのど真ん中、100点の位置にハリが掛かっている。

 地面で暴れる魚の口に左手親指をねじ込んで、アゴを掴んで持ち上げ、マジマジと観察。

 この時期にしては丸々肥えてカッコイイ。

 多分、産卵にカンケー無かった女の子か、♂のどっちか。


 ハリを外し、いつもの如く記念撮影すると、指を広げておおよその大きさを測り、サオの模様で詳しく測る(帰って測るとジャスト40cm!思っていたよりも長いじゃないのよ)。

 写真も撮り終わったので、下アゴを持ったまま水にそっと浸け、解放してあげると一瞬漂った後、勢いよく元いた場所へと戻って行きましたとさ。

 めでたしめでたし。


 ありがと、魚。また遊んでね!




 着実に釣果を伸ばしてくれるこのタックル。

 今後もこの調子でどんどん魚に出会わせてほしいよね!

 そして末永く自分の武器として活躍してもらいたいものです。


 おしまい。

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