第29話 な~んかもぉ…😩
でったんいー加減で。
カタログからの抜粋による紹介、やってないタックルが続々と判明しておりまして。
ホント、これ書こうと決めた時点で、ある程度の形ぐらい考えとけよ!って感じやんなぁ。
今後も似たようなコトが続くはずなので、気付いたときには「あ、またか」みたいな感じで軽く流していただけると有難いです。
ところで。
なんでそんなに抜粋に拘るか、とゆーとですね。自分の釣り方って邪道過ぎて、専用タックルであるにもかかわらず本来の使い方してないコト多いのよね。例えばリョウガ2020とかブラックレーベル7112XHRB、アルディート721HRBなどがそんな感じ。だから、自分のインプレッションだけじゃどーしても抜け落ちるっちゃん、伝えておきたい特徴とかそんな感じのが。だから、なのですよ。
言い訳めいたものも無事(?)終わったところで、いつもの如くタックル紹介から参りますかな。
今回活躍したのは、
ブラックレーベルPF701MFB+アルファスSV105SH。
所有するセットの中でも屈指の出会い率を誇っちょりまして、今後も結構な頻度で登場しますよん。
まずは、ブラックレーベルPF701MFBからイかせていただきます。
スペックは、
標準全長(m):2.13
継数(本):1
アクション:M(ミディアム)
テーパー:F(ファースト)
仕舞(m):2.13
標準自重(g):150
先径(mm):1.5
元径(mm):11.9
ルアー重量(oz.):1/8~5/8
適合ライン(ナイロン):8~16
グリップレングス(mm):265
カーボン含有率(%):94
と、こげな感じ。
このサオ、開発に携わったのは川村光太郎プロで、「オカッパリのレジェンド」とか呼ばれておられる超絶釣り上手なお方であります。
その彼が言うには『日本全国どこに行くにも必ず持っていく必携ロッド』なんだそうで、『タックルの携行数に限度があるオカッパリですから、僕は釣行の際には釣り場の状況に応じてシステムを厳選するようにしています。ですが、このPF701MFBに関しては、日本全国どこに行くにも必ず持っていく必携ロッドといえます。』なのだそーです。
この言葉だけでも如何に信頼しているのかがわかるよね。
んで、ですよ。
『そもそも、ある釣り雑誌の対決企画で、ロッドは一本のみという規定になった時に決めたアイテムですから、その時からバーサタイル性には着目していたわけです。やっぱり、幅広いリグに対応できることが一番ですからね。PF(ピッチン&フリッピン)モデルということで、イメージしていたのは「打つ」釣りだったんですが、実際に手にして驚きました。ジグやテキサスはもちろん、ワイヤーベイトやプラグへの適応力にも優れているんです。要するに何でもできる。これはもう鬼に金棒ですよ。ですから、現在では僕の釣りの中で一番使用頻度が高いロッドとなっています。もう一つ僕が気に入っている点は、タフなことですね。これはブラックレーベルに共通していることなんですが、オカッパリロッドとして大切なことです。いままで、例えば高い足場から魚を抜き上げたりしても、一回も破損したりしませんでしたからね。とにかく丈夫で頼りになるロッドです。』
ということらしいのです。
上位機種じゃないのに、プロがここまでベタ褒めするって、なんかすごくない?
参考までに、8話で出てくる「巻きにも使えてしまう」って、これ読んで書いたものだったりする。
カタログによると、
『極限までの軽量化を止め、掛けてからのリフティングパワーを特化させた為、今までのMパワーのロッドよりワンランク上のバットパワーを感じさせる。またボトムやブッシュのタッチ感を出しながらもスタックさせる事なく乗り越えさせる適度に張りを持たせた高感度なティップがPFシリーズの真骨頂。PF701MFBは1/16から3/16ozのライトテキサス、3~5"高比重ワームのノーシンカー、ヘビーダウンショットのピッチにポテンシャルを発揮する。ソフトに仕上げたティップは、春先や晩秋など低活性時におけるテキサスやマキマキの釣り(テキサスリグでやるスイミング)でもバイトの際にしっかりと食い込みを見せる。通常のMクラスよりワンランク上のリフティングパワーを持たせたベリー~バット部はバスに主導権を与えずランディングへと持ち込む。』
らしーです。
次にアルファスSV105SH。
スペックは
巻取り長さ(ハンドル1回転あたり):74cm
ギヤ比:7.2
自重:175g
最大ドラグ力:4kg
ナイロン糸巻量(lb-m):12-40~80/14-35~70
ハンドル長さ:80mm
スプール径:33mm
ベアリング(ボール/ローラー):6/1
と、こげな感じ。
カタログによると、
『フィネスもできてバックラッシュしにくいSVがついにアルファスに。SVコンセプトで身近なフィールドを愉しもう。
カッチリ感に定評があるアルファスの実績を基に、しっかり握りこめるコンパクトボディはそのままに、ハウジングを見直し大型ギヤを搭載することでリトリーブ性能をアップ。
φ33超々ジュラルミン製SVスプールを搭載し、ピッチングもキャスティングも高性能でしかもトラブル知らず。野池・川・ボート、さらには海まで、フィールドを選ばず快適に使えるタフなコンパクトリール。 』
だそーです。
で、特徴は、
『タフさを支えるダイナリジッドボディ。
高い剛性を誇るスーパーメタルハウジングに加え、ハンドル側サイドプレートは肉厚のZAION製で強度を落とさず軽量化に貢献。
SH(スーパーハイギヤ)モデルはレベルワインドとハンドルロックプレートがレッドカラー。ノーマルタイプはシルバーカラー。
Iノブ搭載の80mmクランクハンドルを装備。
メカニカルブレーキノブも新デザインを採用。
SVコンセプトにより、軽量リグのベイトフィネスからビッグベイトまで幅広く対応。
UTD(アルティメットトーナメントドラグ)ドラグ効き始めの初期の食い付きを解消し、スティック(ムラ)のない滑らかさを実現したドラグシステム。
「スピードシャフト」採用。スプールフリー時にスプールとシャフト部が分離される構造で、シャフトレスにより高い回転性能が得られる。
ドラグ調整クリック
シャワー洗浄可(洗浄後、オイル注油など取扱説明書に沿ったメンテナンスが必要)』
と、こんな感じ。
以上を8話の段階で入れときたかったんですよ。
これより先は、実際に使ってみた感想を述べようと思います。これってあくまでも自分の意見だから、参考にならない部分多目かも。だから、「そうじゃないよ」と思う人、多いかもね。で、初めての登場じゃないからカブるトコロ、結構あるはず。
では、どげな感じかと申しますと。
フツー。
至ってフツーなのですよ。
サオは振ってみるとすぐにわかるほどシャキッと感が強く、あまりしならないかな。ホント、模範的なジグロッドって感じ。なのに、曲げてみたら意外と柔らかいとゆーね。硬いのに柔らかい。なんか不思議な感じがするよ。
撃ちのサオだとカーボンの含有率って99~100%の場合が多いけど、このサオに関してはスペック見てもらったら分かるように、ちょい少ない。このことが柔らかさに関わってくるのかな?そして、巻きにも使える理由なのかもね。
アクション的に、少し軽いものから総重量10g前後のリグやルアーが最も操作しやすくなっちょります。これってフツーのベイトの釣りでいちばん使う重さだから、どうしても出番が多くなってしまうのよね。よって、釣果は上がるけど酷使してしまうため、7話みたいにスプールベアリング逝っちまったり、サオが折れたりすることになる。
「極限までの軽量化を止め」って表現から重いような先入観持つかもだけど、それは全然ない。かなり軽いよ。
そしてコスパが高い。これ、PF701MFBに限らずブラックレーベル全体に言えることだけどね。売値が2万ぐらいなのにプロがベタ褒めすんのを見るとわかるでしょ?
短所は特にない。強いて言えば、あんましパワーがないトコロぐらいかな。上の説明じゃ「ワンランク上の~」的な表現がしてあり、かなり強いサオっぽく感じるけど、まったくそんなことはないのよね。ちょいフィネス寄りだから30cm超える魚掛かると結構必死こくよ。けど、これって致命的な短所じゃないのよね。パワーがないっちゆーことは、あまり大きな魚じゃなくても引きが楽しめるとゆーことやもん。
他には…塗装がヘボいことぐらいかな。一年ほどで表面のクリアーが虫食い状に剥がれてくるのよね~。性能には影響ないけど、かなりみすぼらしくなってしまう。
リールは、軽量コンパクトで握りこみやすいのが大きな特徴かな。
made in Japanなのにお手軽価格とゆーのも特徴の一つ。フレームやボディーの形状が旧型スティーズやSS、SV LIGHT LTDなんかと共通だったりするから、製造の面でコストが抑えられたりするとか、そんな理由じゃないのかな?よくはわからないけど、2万ちょいで、この性能が手に入るのは、釣り人にとって有難いよね。
フツーのベイトタックルと比べたら、軽いリグの操作がしやすいのもいーよね。2~5g程度のテキサスやジグヘッド、3~4インチ高比重ワームのノーシンカーの操作なんかはかなり快適なのよ。
飛びも良く、ブレーキさえキッチリ設定していれば、ノーサミングでキャストとかゆー技も可能(らしい)。バックラッシュ起こりにくいから、初心者にもお勧めできる。
2004年にデビューして以来、様々な釣り方に特化したモデルがリリースされております。これは基本性能がいいとゆー証拠なのよね。
長所の多いリールだけど、短所もあるよ。
一つはハンドルが短いこと。魚が大きいとなかなか寄ってこないんだわ。やり取りかなり必死になるもんね。ただこれ、引きを思いっきし楽しめるから、一概に短所とは言えないんだけどね。
それよりも、AIRブレーキ。これ、短所とは違うけど、個人的に嫌い。投げたときの引き摺った感がイマイチ好きになれんのよね。軽く投げるときはそんなに気にならないんだけど、強めのキャストした時がね~。スプールから指離した直後から着水までの全域でブレーキがかかりっぱなし。で、引き摺った感を感じなくなるまで緩めると、今度はバックラッシュが多発しやがる。これは、T3 SVでも同じ傾向がある。けどまぁ、バックラッシュのしにくさに免じて許してやる。って、なんで上から目線?ただこれね、7話でSLP WORKSのセラベアに交換したことにより、気にならないレベルまで軽減した…様な気がするのよね。
あと、ブレーキダイヤル動きやすいのはよろしくないかな。使用中、不意に触れることってあるんだけど、その時に動いてブレーキの設定変わってしまうことがある。「あれ?なんで飛ばんごとなったん?」っちね。昔の機種だとTD-Sとかトライフォースがそんな感じだったし、今だとSS AIRや06ジリオンもそう。これ、ダイヤル周辺の形状と固定しているバネの力に問題があるのよね。現行型スティーズやT3のような方式(窓があって、そこからダイヤルの一部が見えている)採用すればよかったのに、と思う。
上でフィネス云々って説明あるけど、PF701MFBとの組み合わせじゃベイトフィネスは正直キビシー。
アルファス自体はなくならないけど、それぞれの仕様のサイクルが短いのも嫌かな。これ書いている2020年3月の時点でSVとAIRは絶版となり、CT SVへとモデルチェンジ(?)しやがった。っつーことは、これから5年経てば修理やオーバーホールに出せないってことじゃないのかな?メーカーの都合あるんだろうけど、使っている者としてはずっと愛用したいと思っているんだから、そこんとこは考えてほしいよね。とか文句言ってみたりしましたが、総合的な性能は高く、コスパ考えたらタトゥーラ並みに高いんじゃないかな。
ゲーリーヤマモト4インチシュリンプは13、14、15話で活躍していて、自分にとって主力兵器の一つ。
製品説明によると、
『4"Shrimp (4"シュリンプ)
1パック / 10本入り
13colors
2008年 JB TOP50 旧吉野川戦に於いて、優勝~4位までゲーリーファミリーが表彰台に上がった原動力!
この製品の特徴は全てのリグに対応し、さらに今までに無い動きを出せることです。スピニングタックルではノーシンカー、ネコリグ、キャロライナ、ジグヘッド、アンダーショット等に、ベイトタックルではテキサス、キャロライナ、ジグヘッド、アンダーショット、ラバージグトレーラー等あらゆるリグに対応します。
水平フォールでは足(?)が生命感たっぷりに左右に振れ、バスを誘います。また、オフセットフックの逆刺しも可能で、バックスライドアクションはお手の物。
ネコリグではネイルシンカーをボディサイドから入れ、重心をずらすことにより様々なスライドアクションが可能です。
今まで反応しなかったバスを釣るためのマストアイテムです。』
とのこと。
使用しているワームの中でも魚を連れてきてくれる確率高し!なので、超絶お気に入り。デビューして以来ずっと愛用しておりますです。
サイズは2、3、4、5インチで、どれもいー動きしてくれます。
スライドするスピードと沈むスピードのバランスがとにかくゼツミョーなのよね。だから、これを生かすためのリグ、例えばノーシンカーとかキャロがいい。あと、ジグやラバジのトレーラーもいいし、リーダーレスやショートリーダー、ノーマルのダウンショットもいい。
特に4インチはサイズ感がよくて、出番が多いのよ。
短所は裂けやすいことかな。けどこれ、前にも書いたけど、相対的には強いのよね。
それよりも、絶版になったことがもぉでったんイケナイ!主力兵器なんですよ?ホント勘弁。ただ、ちょい前復刻してしばらく売っていた時期があり、その名残でお世話になっている釣具屋さんでわずかに残っているとゆー…。もっかい復活してくれよ!と、声を大にして言いたい。
タックルの紹介も無事終わったので、実釣編へと参ります。
仕事中。
何使うかな~…。
なぁ~んて、業務とは全く関係ないことを考えつつテキトーに流す。で、終業時間になった瞬間タイムカード押して、でったん超スピードで逃げ帰る。
極めて普段通りな日常の光景。
家に帰り、ソッコー準備。
今日やりたいのは、フツーのベイトタックルで撃ち。
所有しているモノで当てはまるヤツは、ブラックレーベルPF701MFB+アルファスSV105SH、ギャレット・ディツアーエディションGDEC-622M+ミリオネアHL SLC凛牙、サイラスSYC-63MH+T3 SV 6.3R-TW、バロウズBRSC-64H+タトゥーラ103H-TWと、こんなトコロ。
平日なので、釣りできる時間はせいぜい2時間。
今の釣り事情はというと、一日中頑張ってもノーバイトだったりする厳しさ。
この短時間で一本出そうと思うのなら、迷いをなくすためにもサオは一本がベスト。
小さいルアーしか食ってこない場面が多々あるので、軽いリグを扱える方がよい。なのに、今日のテーマは「フツー」のベイトタックルであって、ベイトフィネスじゃない。
そんな条件を満たすものは?と考えると、
ブラックレーベルPF701MFB+アルファスSV105SH
になるのです。
っち、なんかもぉ…
仕事よりも一生懸命に考えちゃってるじゃ~ないのよ。少しでもこの情熱を仕事の方に向け(以下略)。
めでたくタックルが決定したので次は釣り場。
数日前、水門開いて家の前は釣りしにくくなったので、クルマを出さなくちゃなのよね。
移動時間短い場所といえば、ゴムの場所かその下流の消波ブロック帯。この前下流は行ったので、今日は気分を変えてゴムの場所。
タックルも場所も決まったことやし、いざ釣り場へ!
到着すると、先行者はいない。
いつものストラクチャーを直撃できる場所に入る。
選んだルアーはOSPドライブスティック3.5インチで、色はブルーギル。
板オモリを巻いたノーシンカーもどきで釣り開始。
しばらくこれで攻めるも反応無し。ゲーリー4インチシュリンプにチェンジする。
色は薄い緑に銀のラメが入ったヤツで、リグは同じ。
狙うストラクチャーって元の炭坑の取水口らしく(ヘラ釣りのオイサンから聞いた)、伝わってくる底の感触からしてゴロタを環状に積み上げたっぽいものみたい。それの、向かって左側の内側を引いていると違和感。底のゴリゴリとは少し違う、擦れた感じがずっと消えないのよ。
アタリ?
巻くのを止め、待ってみるけど持っていかない。
食っていたら飲まれてしまうので、イチオーアワセを入れてみる。が…
重さは乗らない。
回収し、ルアーの表面を見ると、引っ掻いたような跡。板オモリにも同様の痕跡がある。
え~くそ!ここまで食っちょーのに、なんで掛からん?ショートバイト?それともチビ?
乗らなかったことはともかく、生命感があることは良いことだ。
糸の傷をチェックし、即座に同じコースを攻める。
底を取り、チョンチョンとあおりながら、ゆっくり引いてくる。
が、生命感消えちまった。
現実はそんなに甘くないのです。
同じリグで、扇状に狙うこと約30分。
先程生命感のあった付近を通過中、またもや同じような擦れる感覚。
巻くのを止め、糸は張らず緩めずの状態で待つ。
すると、
グッグッグ…
重々しく持ってった!
一呼吸置きアワセると、今度は重さが乗り、突進が始まる。ものの…そんなに強くはない。
直後、重さが失われ、エラ洗い。
姿が見えたけど、あんまし大きくはない。
派手に首を振って暴れてはいるけど、巻けば巻くほど寄ってくる。
足元まで寄ってきたところでサオを立てたら魚が顔を出す。
引き相応の大きさ。
せーの!で抜き上げる。
20cmちょいだけど、まあまあ肥えたキレイな魚体。
記念撮影し、水にそっと浸け、手を離すと勢いよく深場へ帰っていった。
寒くなりつつあるのに、このサイズの魚がまだ釣れるとか…水温まだ高いんやな。
な~んてこと想像しつつ、「もう一本」を期待する。
結び直し、同じリグで頑張ってはみるものの…次が出ない。
やはりプレッシャーはかなり高い様子。
ともあれ。
今日もなんとか釣れた!
ここ最近、なんか調子いいぞ。
だから、どーかこのまま釣れ続きますよーに。
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