第27話 アルト🚗
ホント、子供と同乗者が無事でよかったよ。
今回みたいな心配事って、十分有り得るハナシなんだけど…命に係わるのだけはマジ勘弁。
この事故を機に、ハイエース一台にしようかとも考えたのだけど…いざ通勤してみたら、走行距離伸びる伸びる。
試しに、年間どれくらい走るのか計算してみたところ、通勤のみでヨユーの2万キロ越え。フツーに考えて、買い替え時期は早まるわけで。
これっち、ほぼクルマ買うために働きよるげな感じじゃないん?
なんかもぉ…バカバカしい気分になってくるけど、こうなってしまったのは明らかに自分のせい。遠くの会社選ぶから、こんなことになるんです。
文句なんか言えた柄じゃないのだよ。
とはいえ、実際問題それはでったんイヤ過ぎる。
んじゃ、どーすれば?
悪い頭をフル稼働させ、導き出した答えはというと、
もう一台持つ。
げな…。
ガッカリだよ、オレ。結局、前と一緒やんか!
でも、公共の交通機関が使えないから、そうなってしまうのよね~。
とゆーワケで、クルマを探すことになったのだけど、極力金はかけたくない。
安く上げるには、車両価格が割高だけど維持費の安い軽自動車であることが必須条件。その中でも税金の安い貨物に限定する。貨物だと使い勝手のいいワンボックスか軽トラ選びたいけど、これらは天井が高く、立体駐車場に入れない場合あるからボツ。あと、車両価格がさらに高いのもいただけない。
以上の条件を考慮すると、候補は自ずと決まってくる。
それは何かというと、
ボンバン。
ボンバンとはボンネットバンの略で、アルト、ミラ、ミニカのバンがそれに当たる。
拘るポイントが決まったので、早速友達にお願いすると、結構キビシー条件だったにもかかわらず、10日ほどで「あったばい!」と連絡。
見に行くと、そこには銀色の軽自動車が。
平成16年式スズキアルト(HA23V)。
5MTで3ドア。
快適装備はエアコンとパワステのみで、他にはなぁ~んにも着いちょりまっしぇん。
今や、ほぼ標準装備だったりするパワーウィンドーや、運転席エアバッグすら着いちゃいないとゆーシンプルさが逆に新鮮でもある。
エンジン形式はK6A。DOHC12バルブで54馬力。トルクは6.4kg・mと至って平凡な数値だけど、シンプルさゆえに車重はたったの630kg。
へ?でったん軽くない?
とか思っていたら、やっぱし競技用車両のベース車になっている模様。そんなこと知ってしまうとなんかワクワクするよね。
そっち方面でも弄ってみようかな?
とか、金無いくせにいらん妄想がはかどる。
それはまぁいーとして。
このクルマに於いて、最も感動するポイントは走行距離。
なんと、15年も経っているのに5.5万キロしか走ってない!
6年落ちハイエースよりも少ないっち、どーゆーコト?
不思議に思い、理由を尋ねてみたトコロ、前の持ち主はお婆ちゃんだそーで。
多分だけど、近所をウロウロすんのにしか使ってなかったんだろうね。
こんな感じで、思っていた以上のモノが手に入ることになったのでありますよ。
とはいえ、消去法で選んだクルマだから、ノーマルのままじゃ間違いなく飽きてしまう。
クルマは移動の手段以前に趣味の一つだから、当然の如く弄る。
その内容は、以下のとおり。
荷室とハッチバックのガラスはスーパーブラック(透過率5%)のフィルム貼って、中が見えないようにする。
オーディオは、パジェロミニに着いていたBluetooth対応CDデッキを移植。
元々着いていたのはスピーカー一体式のAMラジオだったから、ボディ側にスピーカーが無いので、クラリオン製のドアに埋め込むタイプを装着。
ステアリングはMOMOのインディー。
シフトノブはアクリル製のデカいヤツ。
足回りは、安物スーパー(←ここ大事)ダウンサスで地を這うような車高…に、したかったんだけど、アルミを16インチにしたら、直径デカ過ぎて全く下がらねぇ!ま、フェンダーとタイヤとの隙間がいい感じで埋まったから結果オーライ。
可愛がってあげられそうなクルマに仕上がったから、あとは気付く度、チマチマと弄っていくことにしよう。
納車して、実際に運転してみると、これがまたなかなかよろしいのよ。
元々大人しめのキャラなので、特別速いとかじゃないけど、車重が軽いためなのかキビキビと走ってくれる。
視界がよく、取り回しも楽ちん。
運転席周りの収納スペースが多く、なにかと便利。
軽トラのミッションじゃないから、5速に入れた時もでったん静か。
んで。抜群の低燃費!フツーに20km/L超えるし。純粋に通勤のみだと平坦な道ばかりなので22km/Lとか行ったりもする。これ、タイヤの径が大きくなっているから実際はもう少しいいはず。
流石、名車と言われるだけのコトはある!
これからよろしく!
そして。
出来るだけ長持ちしてね、アルトくん。
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