第21話 釣れないタックルで釣れた!
釣れないタックルで久々に釣れた!
こーゆーのって、なんかもぉ純粋に嬉しいよねっ!!
釣れてくれた魚は25cm。
決して大きいとは言えないけど、今はそこが問題じゃない。
このタックルで釣れた、という事実が大切なのよ。
で、その釣れないセットとゆーのは、アルディート721HRB+T.D.ジリオン100H。
このサオ、購入当初はミリオネア凛牙と組み合わせておりまして。長いから飛距離出せるかも!とか期待してたんだけどでも…サオが強過ぎてね~。12とか14ポンドじゃ弱過ぎてアワセ切れしまくるっちゃん。スペックに合わせて16とか20ポンド巻くと、今度は飛距離が…あとちょっとが届かないのよ。釣果はバッチシ出てたけど、その頃ちょうどリョウガ2020買ったコトで交代。相棒がリョウガになってもいー感じの釣果出せていたんだけど…新しいリールには新しいサオ、組みたいよね!ってな具合で欲望に負け、ブラックレーベル7112XHRB買ってしまったから、ジリオンと交代。そしたら釣れなくなっちまった、とゆー経緯があるのですたい。
ジリオンって、使い始めた当初から魚との相性あんましよくなかった(←この思い込み、やめたいけど、どーしてもね。)んだけど、それが伝染したのかな?
所有するタックルの中じゃ最強の部類だから、どうしても使うルアーがデカくなるのよね~。デカいルアーの出番ってそんなに多くないから、釣果は自然とショボくなる。ある程度釣れにくいのはしょーがなかったりするんだけど、タトゥーラエリートTAEL731HFB+リョウガ2020はそれなりに結果出せているからね。とゆーかこのセット、所有するタックルの中でも釣れている方じゃないのかな?
持ち主としては、そこまでじゃないにしても、それに近い釣果であってほしいワケなのよ。
釣れない言訳はこれくらいにしといて、まずはサオの説明(っぽいヤツ)からまいりましょーかね。
アルディートは、デビューしてから既に20年近く経っているサオで、価格帯から考えると、今でいうところのブラックレーベルとかエアエッジくらいになるのかな。
某釣具通販屋さんによりますと、
「アルディートには耐久性に優れ、ライトラインの摩耗も少ない最高級のガイドリングSiCリングを全モデル採用している本格派バスロッドです。何でもできるバーサタイルモデルからタフコンディションで結果を残すためのスペシャリストロッドまでアングラーの力を最大限に発揮できる豊富なラインナップも魅力の逸品。本格的にバスフィッシングを始める方にオススメの人気ロッドです。」
らしいです。
これはアルディート全体の説明ね。
721HRBはといいますと、
標準全長:7フィート2インチ(2.18m)
継数:1本
仕舞寸法:218cm
自重:165g
先径:1.8mm
元径:12.9mm
適合ルアーウエイト:1/4oz~2oz
適合ライン:16lb~30lb
カーボン含有率:82%
といったスペック。
全部のガイドがステンレス製(他のアクションはチタンフレームガイド)のパワーロッド。用途はビッグベイトだから、ブラックレーベルの7112XHRBと被るところあるよね。
使った感じはといいますと。
まず挙げられるのが、安心感。デカいの掛けたときの安心感といったらもぉ!抜き上げも楽ちんなのですよ。
あとは、頑丈なこと。これまで結構な本数、無茶して折っちまっているけど、このサオに関しちゃ折れてない。
そして、激しく強いのに自重が軽い。
といった長所がありまする。
短所は強過ぎるため、アワセ切れすること。下手したら20ポンドフロロでも、呆気なく切れるもんね。
あとは、感度が少々鈍いトコロかな。テキサスとかやっていると、コンッ!って感じの金属的なアタリが出にくい。
そして、ルアー操作しているときのダイレクト感が微妙に薄い。
なんてこと言ってはみたけど、これ、本来撃つサオじゃないからね。
長さと背負える重さだけ見て買った自分に問題があるワケで、短所とは言わないよね。
次にリール。
所有するジリオンは、06T.D.ジリオンと呼ばれるヤツで、現行型のようなTWSじゃなく、普通のレベルワインド。
釣具屋さんが言うには、TD-X(TDにはZ、X、Sとあって、この順でグレードが低くなる)の後継機種らしい。
頑丈さと滑らかな巻き心地が売りの、ロープロファイルベイトリールでございます。
通販サイトによると、
「ダイワ独自のロープロシェープに宿る、迫力の溢れる重機動機能。飽くなき実釣性能へのこだわりが生み出す、スーパースタンダード。思うままに釣りたい・獲りたい「シャープ&タフ」の連射バルカン。」
こんな感じ。
多分これ、ダイワのカタログから抜粋しとるはず。言い回しになんとなく覚えがあるもんね。
スペックは、
ギヤ比:6.3:1
巻取り長(ハンドル1回転当り):71cm
自重:230g
標準糸巻量:12lb/135m、16lb/100m、20lb/80m
ボールベアリング:6個
ローラーベアリング:1個
高剛性・高精度のメタルハウジング
余裕のラインキャパ16lb/100mの軽量ブランキング深溝スプール
ハイパースピードギヤーシステム
タフ&リジッドクラッチシステム
大径クリック付きスタードラグ・高張力ドラグシステム
シャープに捲ける強力クランクハンドル
スパルタンなアルミリールガード
飛びとバックラッシュ防止が安定したMG-Zシステム
抜群の回転性能を発揮するスピードシャフト
ソルトウォーター対応
と、こんな感じ。
バイヤーオススメコメントの
「飽くなき実釣性能へのこだわりが生み出したスーパースタンダードベイトリール。コンパクトなフォルムからは想像もできない剛性感、パワー&スピードはレベルを完全に超越しています。ギヤ比はパワーの象徴【6.3:1】とスピードの象徴【7:1】の2タイプ。特に7:1は究極の手返しを可能にする設定で、疲れを知らずひたすら巻きまくる方にピッタリです。」
も、カタログより抜粋のはず。ちなみにこのコメント、デビューした頃のやつで、ちょい後からギヤ比4.9:1の100P-CC(クレイジークランカー)という、クランクベイト専用モデルも追加されたよ。
で、
「また、このリールはバスはもちろん、シーバス等のソルトフィッシングでの使用も可能でとても汎用性が広いベイトリールと言えるでしょう。」
だそうです。
大遠投仕様のHLC、清水盛三プロがプロデュースしたJドリーム、PEスペシャル、7.3リミテッドなど、派生モデルが多いから、ベースの性能が良いのでしょーな。
使ってみた感じはというと、とにかく巻き心地が滑らか。
あと、ドラグ力が高い。6kgとゆードラグ力は、リョウガ2020がデビューするまでダイワのバスメインで使うベイトで最強だった。50UPを抜き上げたり、真ん丸に肥えた冬バス抜き上げたりしても滑らないほど強力なドラグでございます。
デカいのとやり取りするときスムーズに巻けるから、剛性も高いっちゃないかな。
といった長所があるよ。
短所はマグフォースZがかなりピーキーなトコロ。ダイヤルの目盛り「6」を境に、それより下でバックラッシュが極端に起こりやすくなる。
ちょうどいい強さを見つけにくいのもよろしくない。結局妥協することしかできなくて、5.5~7の間で調整しながら使うことになるんだけど、これだとバックラッシュは少なくなるものの、飛距離がかなり犠牲になってしまい、ストレスが溜まる。しかも、軽いルアーは投げにくいとゆーオマケ付。
対策のつもりでRCSのスプールを買ったんだけど、これって軽いの飛ばすためじゃないのよね。10g以上で空気抵抗の少ないルアーを大遠投するためのモノなのよ。デザインはちょい違うけど、ジリオンHLCの純正スプールと同じらしい。
こんな感じのリールだから、だんだん出番が少なくなっていったとゆーワケなのよ。
でもこの短所、スプールベアリングをセラベアに交換することで解決する。ものすごく使いやすいリールに豹変するっちゃん。ダメになった際、気分を変える意味も込めて、社外品(たしかZPIだったと思う)のセラベアに交換したところ、あ~らビックリ!飛びっぷりと使いやすさが完全に別物へと変わりやがった。純正スプールのままで、3.5インチドライブスティックのいつものリグや、3インチファットヤマセンコー飛ばせるまでの回転性能になったとゆーね。
それに伴いバックラッシュもしにくくなって、いいことばっか。
ちなみにダイヤルの範囲は4~6。
セラベアに交換すると、海で使用できなくなるみたいだけど、淡水でしか使うつもりないから問題無いもんね。
タックルの説明はこげな感じかな。
では実釣編、まいりましょ。
ヤな仕事をサクッと終わらせ帰宅。
今日は強いタックルでぶん投げたい気分。 ←絶賛ストレス溜め込み中?
ならば、アルディート721HRB+T.D.ジリオン100Hを使ってみよう。
リグは14gテキサスで、ルアーは6.5インチカットテール。色はパンプキンシード。
対岸の水門からスタートして、いつものカーブまで進むと折り返し。
しかし、ここまで異状無し。
戻ってくる途中でゴロタに根掛かりしてロスト。
10gテキサスに変更し、ルアーは5インチカットテール。色はプロブルー。
石畳とゴロタのポイントを攻め終わり、消波ブロック帯にさしかかる。
そして一番根掛かりが多いポイント(ブロックの重なり方がそこだけ違う)付近。
着水して底を取り、チョンチョンと跳ねさせるように引いてくる。これを繰り返すこと数投。消波ブロック地帯を通過中、引っ掻くような生命感。
食った…けど、ギル?それとも小さい?
持っていくかどうか試すため、操作を止める。
すると、同時に生命感も消えた…気がした。
見切った?
でも、食っている可能性もあるから、念のためアワセてみる。
すると、重さが乗った。
強引に巻くと僅かに重い。そして少しの生命感。
抵抗はしているっぽいが、サオが強いため楽しめるほどの強さじゃない。
呆気なく足元まで寄ってきた。
反転すると銀色の魚体。
バス。
そのまま抜き上げる。
小さいけど、痩せてはいない。
体高が高くて産卵は関係なかったっぽい魚体。
指で測ってみると1回とちょっと(帰って測ると25cm)のキレイな魚。
大した大きさじゃないし、引きは楽しめなかったけど、食ってくれたことが純粋に嬉しい。
もう、ホント、ありがとう!としか言いようがない。
記念撮影をしてそっと川に返すと、勢いよく深場へと戻って行きましたとさ。
めでたしめでたし。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます