第6話「プラーターへ行こう」

     陸

 

 ミリオポリス第二区レオポルトシュタット――ドナウ川と運河に挟まれた地/南部のプラーター地区。

 かつてハプスブルグ家の狩猟場であった同地区は、十八世紀に一般開放――現在では市民の憩いの場であると共に、公園/遊園地/スタジアム/見本市会場/ショッピング街で賑わう行楽地+観光名所に。

 最寄りの地下鉄Uバーン――プラーターシュテルン駅/待ち合わせの駅前。行楽客で賑わう雑踏の中、響は葛藤にかられていた。

 建物のガラスに映る自分の姿――ふんわりとした白のシフォンワンピース/淡い水色のカーディガン/ベージュのブーツ。いつもと違った女の子らしさを強調した服装=昨夜のファッションショーで奏+鳴に無理やり選ばされたコーデ。

 普段から見た目よりも機能性を重視した格好を好む響――スカートというだけでなんだか落ち着かない気分に。

「せめてスパッツを履いてくるべきでしたか……」ぼそり。

 すかさず隣から猛抗議。「ダメよぉ!」「ダメだよ響ちゃん!」恨めしそうに二人を振り返る。

 奏――羽の髪飾り/紫のVネックニット/ストレッチボトム/銀のラメ入りミュール/大人びた色っぽさを出しつつも、活動的なスタイル。

 鳴――ウサ耳リボン/ストライプ袖のパーカー/フリルスカート/ギュッと掴んだウサギのぬいぐるみ/可愛らしくありつつ、レジャーを意識した服装。

 なんだか釈然としない。まるで自分だけ張り切ってオシャレしてるみたい――周りから浮いていないかと不安に――そこで出発前の出来事が脳裏に去来。

 MSE本部副長室――準待機中の外出許可を申請/副長の一言。「馬子にも衣装だな」

 退室した矢先――今度は摩耶に遭遇。「似合っているわよ♪」にっこりグーサイン――ドッと疲れがきた。

 もの憂げにあれこれと考え込む――その姿が他の二人と相まって、可憐に通行人の目を惹きつけていることには全く気付かず/ただ周囲の視線が気になり、そわそわ、そわそわ――と、そこへようやく待ち合わせの相手が到来。

こんにちはセアヴス。ごめん、待たせちゃったかな」

 申し訳なさそうに挨拶しながらも、きちんと待ち合わせの午前十時きっかりに姿を現す少年=静馬・クリストフ・ウェルナー。

 白いジャケット/えんじ色のシャツ/チェック柄のズボン――なんだかカジュアルで男の子っぽさを主張するような格好――少し意外/しかし、不思議と嫌な気はせず。

「こんにちは、お兄さぁん♪」「こ、こんにちはっ」ごく自然な感じで挨拶を返す奏+鳴。響も平静さを装いつつ追随=そっけなく。「時間通りです。問題ないですよ」

「よかった」ニコニコと嬉しそうな静馬/それからキョロキョロとこうべを巡らせ、当然の疑問を口にする。「あれ、ところで妹はまだ来てないのかな?」

「鈴鹿なら午後から合流するわよぉ?」「お兄さん、まだメール見てないのかな……かな?」

「……メール?」静馬=キョトン/首を傾げつつPDAケータイを取り出す。

「あっ」と響が止める間もなく、少年が端末を操作――宙に表示される画面=最新の空間投影方式/突如流れ出す映像=動画ムービーメール。

《ピンポーン♪ 鈴鹿ちゃんからみんなにご連絡で~す。今日の遊園地なんだけど~、鈴鹿は昨夜急なお仕事が入って残業になっちゃったので、お昼までオヤスミ・ターイムになりま~す、キャハッ☆ でーもー、午後からはお出かけOKなので、それまでお兄ちゃんは響ちゃんたちと一緒に楽しく遊んでてね♪》

 スクロールする文字+なんとも陽気な音声が自動再生/その横で愉快に踊るデフォルメされた鈴鹿アイコン――苦笑する静馬=お茶目な妹を見守る兄の顔。

 それを隣から覗く響=諦め顔。「……遅かったですね」

「えっ?」不穏な発言に静馬が疑問を呈する前に、鈴鹿アイコンがさらにハイテンショントークを継続。《なお、この動画は♪ ひょっとしたら間違って関係ない別のデータも消えちゃうかも知れないけど、気にしちゃダ~メ☆ じゃあ、そーゆーことでヨ・ロ・シ・ク・ね♪》

 爆弾発言と共に消える鈴鹿アイコン=同時に自動消去される動画データ/さらにPDAの画面もブラックアウト――暗くなった画面に映る少年の顔=目が点になる静馬。

「え……ええっ!? なんだこれ、ホントにデータが消えてるっ? ああ……昨日三時間かけて調べた情報が……」がっくりと肩を落とす。

 哀れむように見つめる三人の少女たち――響が慰めるように声をかける。

「大丈夫ですよ。あとで鈴鹿にデータを復旧してもらえばいいんです」自分のPDAを掲げてみせる/真っ暗になった画面=ため息。「……私のケータイと一緒に」

「……響ちゃんもなんだ?」「ええ……同じく今朝メールを確認した時に」お茶目な電子の小悪魔が仕掛けた爆弾メールロジック・ボム/その破壊力に揃って肩を落とす。

 その様子に奏+鳴――響が盾となったことで難を逃れた二人――その目が妖しく光る/アイコンタクト=瞬時に交わされる意思疎通。

「ねえ、どうせならお昼まで別行動にしなぁい?」奏=さも〝今ひらめいた!〟といった風にさりげなく提案。それに鳴=こくこくと頷く。「いいよね……ね?」

「どうしたんですか、急に?」響=訝しげ――遮るように奏がPDAを取り出す/無事なそれを優雅に操作フリック――宙に映る映像=広告。『大特価セール! CHIZIWAチヂワのコスメグッズ!』

伊勢丹イセタンでブランド物のネイルグッズが特売中なのよ。これは行くっきゃないでしょ?」「私はウサちゃんこの子のリボンを探したいかな、かな?」捲くし立てる奏+鳴――響がその勢いに気圧されているうちに、すみやかに離脱/呼び止める間もなく猛ダッシュで走り去る。

 あっけに取られる響+静馬――どちらともなく相手の顔を見る。

 静馬=困りながらもどこか嬉しそうな笑み。「ははっ。それじゃ、僕たちは先に遊園地でみんなを待ってようか?」

 響=慌てて顔を背ける/意図せず頬が赤らむ――胸の中にふつふつと沸き起こる感情=お節介な仲間への憤り&間抜けな己への自責の念。

 ――は、嵌められた!


 第二区北西の一角――プラーター遊園地。

 新旧合わせ二百五十以上にも及ぶアトラクションを持つ、地区内きっての観光地。

 入場料が無料であることから、行楽客に交じって家族連れの親子が気軽に散歩に訪れる園内――静馬と肩を並べて歩く。

 相手の顔をチラリと覗う/目が合いそうになって慌てて反らす――何となく落ち着かない気分でワンピースの裾をギュッと掴む。

 奏&鳴の策略により、三つの選択を迫られた響。

 A.静馬と行動を共にする/B.仲間を追いかける/C.一人で行動する――単独行動は論外として、仲間二人にはいざとなれば無線通信かざぶえで連絡を取ることも可能――となると後からみんなが合流するためには、PDAが使えず連絡手段を失った静馬と誰かが一緒に居らねばならず――必然的に響は彼と行動を共にするしかない。

 そして今のこの状況――まるでデートのような/というか傍から見ればデートそのもの――いいや、そうじゃない。これはあくまでやむを得なく彼と一緒に行動してるだけ――そう自分に言い聞かせる。

 一人で悶々と自問自答を繰り返す響=挙動不審――それを見て静馬=気遣うように。「響ちゃん、どうかしたの?」それから何気なく付け加える。「そのワンピース、とても良く似合ってるね」

「そ……そうですか?」ズバリ気にしていたことを指摘される――でも、褒められて悪い気もせず/嬉しいような恥ずかしいような変な気持ち――誤魔化すように別の話題を探す。

「そういえば……カイザー草原ヴィーゼの辺りが立ち入り禁止になっていましたね」ここに来る途中、気になった事柄に話を向けてみる。

「ああ、あれは〝世紀末祭ファン・ド・シェクル〟の特設ステージを撤去してるんだよ」会話すること自体が楽しいといった様子の静馬。「響ちゃんは世紀末祭に参加した?」

「いいえ……」そうした催しものには疎い響――確か毎年、第二十区ブリギッテナウの大通りでやってるよく分からない仮装パレードだったはず/あれって第二区こっちの方でもやってたんだ――感心しつつ、さらに質問。「ステージを片付けるのにずいぶん時間が掛かってるんですね?」

「前のステージを撤去しながら、同時作業で〝獅子祭レーヴェフェスト〟の準備も進めてるそうだからね」すらすらと答える静馬――と思ったら、また問いかけ。「響ちゃん、獅子祭は見たことある?」

 獅子祭――聖週間の聖木曜日ハインリヒ・ドナースタークにミリオポリス中で行われるお祭り=何でもいいからライオンレーヴェの格好をして街を練り歩く馬鹿騒ぎ。

 確か元はどこかの国の文化委託だと聞いた憶えがある――けれど、これも参加した経験はない――かといってただ正直に〝見たことないです〟と答えるだけでは、まるで〝自分は面白みのない人間です〟と言ってるみたい――何かそれはヤダ/必死に連想――最近見た動物っぽいヤツ。

「……虎なら見ました」

ティーゲル? 動物園に行ったってこと?」何のことだか分からず疑問符を浮かべる静馬。

「え~……忘れて下さい」失敗した――説明するのも面倒なので話を戻す。「ああやって園内のあちこちで作業してるのも、お祭りの準備ですか?」

 そうして会話する間にも、目の前を通り過ぎる作業服の男たち――ここまで歩いてくる途中、園内でちらほらと工事関係者と思わしき彼らが、忙しく動き回る姿を見かけていた。

 静馬の解説。「あれはね、遊園地のメンテ業者だよ。ほら、ここのアトラクションって年代物も多いから。いくつか改装中のもあるし」

 言われてみれば、同じ作業服姿でもステージにいた者たちと園内の彼らとでは、色やデザインが微妙に違う。どうやら内と外で別業者になっているらしい……ややこしいなぁ、もう=率直な感想/自身の観察力不足については棚上げ。

 バツの悪そうな響の態度――苦笑する静馬。「だね」

 唐突な言葉にキョトンとする。「なんですか、それは?」

「先入観による心理作用の一つだよ。人が物事を判断するときって、目立つ特徴や情報に影響されてしまう場合が多いんだ。認知バイアスって呼ばれる現象で、企業の宣伝とかにも利用されてたりするんだよ」

 なるほど――と思いつつ、ちょっと呆れる。どうやらこの手の無駄な知識トリビアに詳しいらしい少年/学校でもこんな調子なんだろうか、と素朴な疑問が湧いた。

 普通の学校生活=想像の及ばぬ世界/自分の知らない少年の姿――

 なぜか胸が締め付けられる。もう少しで〝どうでも良さそうなことばかり博識なんですね〟と辛辣な言葉が飛び出しそうになったところを、ストップ――流石にそれでは相手が可哀相=やんわり軌道修正。「静馬さんは、いろんなことを知ってるんですね」

「えっと……実は昨日の夜、いろいろ調べてたんだ」照れ臭そうに頬をかく――立て板に水の答えが返ってくる意外なカラクリ――響=感心+呆れ。「わざわざ今日のために?」

「うん。それとちょっとしたテクニックというか……特定状況における、人間の行動心理についても少し――」先を続けようとして、ハッと言葉を飲み込む/慌てたように手を振る。「いや、大したことじゃないんだ。忘れて」

 何かを誤魔化すような静馬の態度――不審に感じつつ〝なんだろう。遊園地に来る人間の行動心理学についてでも調べてたのかな?〟と、一人納得する響。

 少年が今この時のために、必死にネットを介して大量のハウツー本/体験談/口コミ情報をダウンロードしていた――などとは思いもよらず。

 ただ友達と遊ぶだけなのに、何でそこまでするんだろう――と、不思議に思う。

 それとも静馬のような普通の少年にとっては、当たり前のことなんだろうか?

 またも昨夜抱いた想いが去来する――〝自分と彼は違うのだ〟という考え。

 それを象徴するモノをこの少年には見られてしまっている――機械の手足/その接続部クッション――鉄の塊と生身の継ぎ接ぎ=その境界線。こうして一緒にいても、響と静馬の間には深い壁が存在している/その事実――それを意識するほど、胸の奥に痛みが走る。

 ふいに目の前の景色がぼやけた――ギョッとする/ショック=とっさに相手から身を離す――たまたま近くを通りかけた作業服の男とぶつかりそうになる/慌てて飛び退いた先――とすんっ。「あっ……」

 ミットに収まるボールのように、静馬に受け止められる。「……大丈夫?」心配そうな少年の声――互いの心音すら感じられる近さ。

 そこに声。「おっと、すまなかったなお嬢さんフロイライン」人の良さそうな作業服の男――寄り添う少年少女を見て一言。「おやおや……これはお邪魔だったかな?」

 響+静馬=ハッと我に返る/急いで離れる――互いに目配せ/もんのすごい恥ずかしさ。二人とも顔から火が出たように朱に染まる――男に謝りながら、急いでその場を離脱。

 全く持って調子が狂う。何でこの少年といると、こうもペースを乱されてしまうのだろう。横目で少年を覗く=恥ずかしがりながらなぜか嬉しそうな静馬――無性に腹が立ってくる/全部この人が悪いんだ、という想い=八つ当たり。

 何でこんな奴に自分が一喜一憂しなければいけないのか/全く持って理不尽――これではあれこれ悩む自分がバカみたいじゃないか――

 反転ターンする思考――響の中の自爆的スイッチがオンに。

 もういい――こうなったら今日は何も考えず、思いっきり遊んでやる=やけっぱち。

「行きましょう、静馬さん。今日はとことん遊びますよ!」ずんずん遊園地を進む響。

「う……うん?」気後れしつつ、それを追いかける静馬。

 そんな少女&少年を見送りながら、作業服の男がのん気に呟いた。

よい一日をアイネン・シェーネン・ターク


 ゲート前の広場。

 アトラクションの影に隠れ、周囲を覗う怪しい二人組み。

 通りの先にターゲット=遊園地の奥へと歩いてゆく響&静馬の姿。

「あ、動き出したわ。追いかけるわよぉ♪」奏=輝く瞳/嬉々とした笑顔。

「い、いいのかな……かな?」鳴=不安げ/おろおろ――しかし視線は目標をしっかり捉えて放さず。

 駅前で別れた後、ショッピング街へ行くと見せかけて戻ってきた二人――すぐさま響&静馬の尾行を開始/少女と少年の行動を観察/その動向を徹底的に監視。

「いい? これは覗きじゃないの。仲間を見守ってあげているのよぉ?」奏=したり顔。

「そ、そうだよね。うん、仲間は助け合わないとだもんね……ね!」鳴=こくこく頷く。

 二人の少女は目をキラキラと輝かせ、前をゆく少女&少年の後を追った。


 同時刻――第二十二区ドナウシュタットを縦に走る高速道アオトバーンA22号線。

 ドナウ川/新ドナウ川を横手に見ながら進むMSEの指揮車両/あとに続く通信車両/転送支援車両――漆黒の装甲車両×三が法定速度を守って走行。

 そこに通信=BVT捜査官。《こちらBVT捜査本部。MSE指揮車両、至急応答せよ》

「こちらMSE副長のヴィーラントだ。どうした、何かあったか?」

《……不思議なことに、準待機中であるはずの諸君らMSEがビル内から車両ごと姿を消したと報告があった。至急、現在位置を報告せよ》

「それは悪かったな。こちらは現在、ドナウ川にてワニの捜索中だ」

 =通信機を握る音。《MSEはいつから消防隊の真似事をするようになった?》

「市民の平和を守るのが、俺たちの仕事なんでな」平然と応じるヴィーラント。

《貴官らの仕事は与えられた役目をこなし、国家に貢献することだ!》反対にボリュームアップする通信相手――〝もうすぐ噴火します〟といった声色に。《部隊を引き連れて何をするつもりだ! ティーゲル男の捜査から外されたことへのストライキか? それとも貴官は、BVTに反逆するつもりなのかっ!?》

 激昂する通信相手――ヒステリックなその声に耳を押さえるヴィーラント+通信官たち――そこに補佐官、摩耶のフォロー。「〈特憲コブラ〉管轄内の警邏けいら活動は、我々にも許されておりますわ。上層部より承認も受けています」

《――なんだと?》しばしの空白――やや声を落とすBVT捜査官。《……確かに出動許可が下りている。しかし、承認されたのはつい先ほどだ。警邏出動とはいえ、これでは完全な事後承諾に――》

「受理された書類が全隊に通達される過程で、遅れが生じたようですわね。事件の影響か、このところ本局の事務処理にいくつか滞りが見受けられますわ」摩耶=相手の棘ごとなお優しく包み込むような声音――〝お互い苦労しますわね〟といった共感と温かみを匂わせる。

 その香りに魅了されたかのような通信相手。《……業務の滞りについてはこちらでも留意しておく。だが、くれぐれも組織の秩序をむやみに乱さぬよう気をつけて欲しい》渋々と態度を軟化させるBVT捜査官――それでも、生真面目に釘を刺すことだけは忘れず。

《分かったな、ヴォルフ副長。諸君らの職務が何であるかを忘れるな。ワニ探しもほどほどにすることだ》一方的に通信終了。

 ヴィーラント――無言となった通信機に向かい、肩をすくめる。「やれやれ、BVTの頭の固さも変わらずだな」

「もともと警察組織とは官僚的なものよ、八雲。BVTだけが特別ではないわ」摩耶――言外に相手をたしなめながら、〝困った人ね〟といった調子で微笑む。

「成人前の名で呼ぶな」憮然と言い返すヴィーラント。「石頭には出来ないこともある。だから俺たちみたいな存在も、組織には必要なのさ」

「これはある意味賭けよ。それも、ギャンブラーも裸足で逃げ出すほどのね」

「歩の悪い賭けには慣れてる。公安からの情報でも、奴らは今日中に祭りをおっぱじめるつもりだ。張るだけの価値は十分あるさ」ヴィーラント=鋭さを増す面差し――森の奥深くに潜む獲物を狩りたてようとする狼の笑み。

「あなたがガストとして訪れてくれるなら、世界中のカジノが儲かって仕方ないでしょうね」摩耶=ため息――無鉄砲な相方に呆れつつ、車の外に目を向ける。

 高速道に沿うように流れるドナウ川――ヨハン・シュトラウスの名曲とは異なり、度重なる拡張工事と生活排水によって濁ったその水面を眺めながら、せめてその流れが穏やかならんことを祈るように。

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