20. 気づけ、その送り主は妹だ

 いよいよこの日が来た、とスマホのカレンダーアプリを見て深呼吸をする。八月二十一日、本日の予定に書き込まれている文字は――『由良くんの誕生日』。

 夏休みもそろそろ終わりに近づき、由良くんの宿題もとっくに終わった。が、私と一緒にいるときじゃないと勉強しないと言うので、図書館での勉強会も続けていて、今日も約束をしている。真面目に付き合ってくれるあたり、本当に不良の才能がない。


「みなちゃん、行ってきます!」

「……うん、行ってらっしゃい。喜んでもらえるといいね!」


 うなずきながら、バッグにプレゼントが入っているかもう一度確認する。……うん、大丈夫、ある。

 もう一度行ってきますを言ってから外に出て、夏の熱気にうっと声が出そうになった。日傘でも差したいところだが、あいにく自転車移動なので傘差し運転をするわけにはいかない。麦わら帽子のおかげで顔周りだけ少し涼しかった。


 あっつくなった自転車のサドルにまたがって、太陽の眩しさに目を細める。

 たぶん、きっと、たぶん、大丈夫。のはず。そもそも由良くんなら、人からもらったものなら何でも喜ぶだろう。ちゃんと考えて買ったものなら外れはない、はず。

 不安を押し殺して、ペダルを踏み込んだ。


     * * *


「おはようしーなさ……し、しー……な」

「おはよう由良くん、よく止めました」


 あの夏祭りの二日後から、由良くんは私を呼び捨てにする練習を始めた。練習というか……これはすでに実践、なのか?

 その日由良くんは、なんだかずっとそわそわしていた。何かあったのかと訊けば、どこか緊張した顔で、意を決したように口を開いたのだ。


『し、しーな!』


 あまりに必死に私の名前を呼んで、それ以上続けないように口を真一文字に結んだものだから、私は吹き出してしまった。私に呼び捨てにされたから自分もそうしなくては、と思ったんだろうけど、それにしてもたどたどしすぎて笑えた。

『何かな、由良くん』と笑いながら言う私に、由良くんはあからさまにむっとして、私からちょっと目を逸らした。


『……呼んでみたかっただけ』


 ――今思い出しても可愛い。呼んでみただけ、でもなく、呼んでみたかっただけって。可愛くない?

 まあそんなこんなで、そろそろ女子のことも呼び捨てにできなきゃ駄目だろう、と私が言ったことで、由良くんの努力が始まったのだ。成功率は一割もない。低すぎる。

 由良くんのことも由良と呼ばないのかと訊かれたけど、私は優等生、由良くんは不良である。キャラ的に呼び捨てが必要なのは由良くんだけだ。そう言えばなんだか残念そうな顔をしていた。


 ……いけない、こんな回想やってる場合じゃない。

 しーな、しーな……と小さく練習している由良くんを、真正面から見つめる。その練習をもっと聞いていたい気持ちはあるが、それよりも、早く誕生日をお祝いしたい。


「由良くん、誕生日おめでとう! これ、よければ受け取ってくれると嬉しい」


 差し出した小さな紙袋に、由良くんはきょとんとした。不思議そうに受け取って、それからはっとした顔をする。


「あっ、マジだ! 誕生日だわ!」

「忘れてた?」

「あんま意識してなかった……さんきゅ、開けてい?」


 声を弾ませる由良くんに、一旦タンマをかける。こう、心の準備というものが必要だ。

 たぶん、みなちゃんに相談して決めていればこんなに不安にならなかったのだろうが、今回は一人で選んだ。一応みなちゃんにも、これでいいかなぁ、と買ってから訊きはしたけど。「きっ、きっと気にいるよ!!」とやけに強い語気で言われたので、何か問題があったかもしれないと不安は拭えなかった。


「えーっと、とりあえず、あと五分で開館だから、入ってからで……」

「そ? へへ、なんだろーな、楽しみ」


 にこにこしながら、由良くんは紙袋の中身をちょっと覗き込む。中の白い箱はリボンで飾られていて、プレゼント本体は見えない。


「……喜んでくれると光栄です」

「なにそれー」

「ってか由良くん、気ぃ緩みすぎじゃない!? 今めっちゃ素じゃない!?」

「……んなことねぇし」


 慌てたようにむすっとした顔を作る由良くん。きみがそう言うなら、今はもう何も突っ込まないよ。


「そうだ。ねーねー、由良くんどっか行きたいとことか食べたいものあったりする? 誕生日だもん、なんか奢りたい」

「え、や、そこはオレが奢る。誕生日だし」

「謎理論だよねそれ?」

「誕生日だからわがままくらいいーだろ」

「わ、わがままなんだ……」


 なんだそのわがまま、可愛いんだけど。


「つーか、しーなさんにはもうコレもらってんじゃん。これ以上なんかしてもらう必要ねぇよ?」

「でも、せっかくだしさ」


 そこまで言うなら、と由良くんは考え込む。その表情は楽しげだったので、この提案が嫌というわけじゃないんだろう。

 数十秒後、由良くんは「あ!」と顔を上げた。


「ゲーセン! ゲーセン行きてぇ! 不良っぽい!」


 思わずぶほっと吹き出す。


「ふ、不良っぽい……ふはっ、はは、不良っぽいよねゲーセン……ふ……」

「笑うなよ!」

「そう言うってことは、由良くんゲーセン行ったことないの?」

「ウチの近所のゲーセンは不良がたむろしてて……一人じゃちょっと……。他のとこはタイミングなかった」


 不良がたむろしてるから引き返すエセ不良。想像すると愉快だな。不良というなら突っ込んでいってほしいけど、エセ不良なので仕方ないというか、下手したら絡まれて怪我しそうだし……思いとどまってくれてよかった。

 にしても、ゲーセン。……ゲーセンか。今日は由良くんの誕生日だし、由良くんの希望を聞いてあげたいけど、んー、ゲーセン……。


「はい由良くん。エセ不良と一緒にゲーセンに行く優等生を、きみはどう思いますか」

「エセ優等生なんだから今日くらいいいと思います」

「あぁ? 言っちゃいけない事実ってもんがあるんだけど。おまえ今日が誕生日じゃなかったら、不良いっぱいいるゲーセンに置き去りにして帰ってるとこだからな」

「えっ、こわ……」


 言いながらも顔が笑ってるし、私も笑ってしまった。

 うん、まあいっか。いいけど一応折衷案を出しておこう。


「私優等生だから、UFOキャッチャーのエリアにしか入らなくてもいい?」

「まー、当然だよな。UFOキャッチャーのとこなら不良もいねぇだろーし安全だろ」

「うん。でも由良くんが怖くないんなら、コインゲームとか色々やってきてもいいんだよ? 一人で」

「なんで誕生日に一人でゲーセン回んなきゃなんねぇんだよ……」


 嫌そうに言う由良くんに、あれ、と思う。その言い方はなんか……私と一緒だからゲーセンに行きたい、と言っているように聞こえる。

 あー、でもそりゃあそうか。私もそんなに行ったことはないけど、誰かと一緒のほうが楽しいもんな。当然のことだったのに、ほんの少しだけ過剰に気にしてしまったみたいだ。


「……わがまま、もーいっこい?」

「んー、いいよ。誕生日だからね。今日は三個までわがままを聞いてあげましょう」

「ふとっぱら! えっとな、じゃー、今日は勉強なしでそのままゲーセン行きてぇ!」


 期待のこもった目で見られて、一瞬固まる。……今日に勉強会の予定を入れたのも、当日直接会ってお祝いしたかったからだしな。わざわざ重い参考書持ってきたのに、と思わなくもないが、今日優先するべきなのは由良くんのやりたいことだろう。

 いいでしょう、と鷹揚にうなずいてみせれば、由良くんはわーいと喜びの声を上げた。……由良くんの「わーい」ってやっぱり可愛いよな……このエセ不良め……。


 気を取り直して、二人で自転車置き場に向かう。最寄りのゲームセンターをスマホで検索してから、自転車にまたがった。自転車だとここから五分もかからない位置だ。早く涼みたいので、「私先行くねー」と先にこぎ始める。

 由良くんはお行儀良く、後ろから一定の距離を保ってついてきた。ここで横に並ぼうとしないのがいい子というか、なんというか。由良くんだなぁ、という感じである。


 自転車に乗りながら前後で喋るのは難しいので、無言のままゲーセンに着いた。ワンフロアはそこまで大きくなさそうだが、三階建てだから割と色々ありそう。

 フロア案内を見たらUFOキャッチャーは二階にあるみたいだ。由良くんと一緒に、入り口を入ってすぐの階段を上る。このガチャガチャしたうるさい感じ、ゲーセンならではだよなー。久しぶりだ。優等生にあるまじきだが、わくわくしてしまう。


「由良くん、なんか取ってほしいのある!? 私UFOキャッチャー得意だよ!」


 由良くんには射的でぬいぐるみを取ってもらったから、今度は私が何か取ってあげたい。今日の所持金は……三千円くらいだったかな。お昼は家でみなちゃんと食べるから、お昼代を考える必要もないし、三千あれば大物をねだられてもたぶん取れるだろう。

 自信満々に言う私に、由良くんはなぜだか微笑ましそうに笑った後、「とりあえず」と私があげたプレゼントを掲げる。


「コレ、もう見てい?」

「……あっ、はい、見ていいですどうぞ」


 完全に忘れてた。心の準備も何もあったものじゃなかった。

 由良くんがプレゼントのリボンをしゅるりと解く。それを丁寧に畳んで紙袋の中にしまうと、箱をゆっくりと開けた。


「……ネックレス?」


 どこか戸惑ったような声音に、もしかして失敗だったか、と焦る。


「ゆ、由良くんネックレスいっぱい持ってるみたいだし、一つくらい増えても邪魔にはならないかなって!」


 私がネックレスを選んだ理由は二つ。

 一つ目は、彼がオシャレさんだから。夏休み、会うたびにその服装に不良じゃないだろと突っ込みたくなるのだが、由良くんはネックレスをつけていることが多い。私がはっきりわかっているだけで、四つのネックレスを持っている。男子でその数はたぶん多い、と思う。

 二つ目。簪をもらったからにはこちらもアクセサリーで返したかったから。そこで印象的なピアスを選ばなかったのは、ピアスだと学校につけてきてしまうかもしれないからだ。優等生として、自分があげたピアスを学校でつけられるのは許せないので、次点としてネックレスを選んだ。ネックレスなら学校につけてきてるところ見たことないし。


 とまあ、理由としてはそんなところだ。メンズのネックレス選びなんて初めてで、なかなか大変だった。身近な男子であるヒデも、こういうのはまったく頼りにならないし。

 さて反応は、といろんな意味でどきどきしながら様子を窺うと、由良くんは真顔でじーっとネックレスを見つめていた。……え、っと、やっぱり失敗、だった? デザインが気に入らない? それかそもそもネックレスをプレゼントするの自体、何か駄目?


「……嬉しく、ない?」


 おそるおそる、そんな卑怯な問いをしてしまった。由良くんが「嬉しくない」というはずがないのに。

 ちょっと落ち込みながら返事を待っていると、由良くんは我に返ったように目を数回瞬いた。


「わ、悪りぃ、まさかこーゆうのだとは思わなかったからびっくりしただけ! 嬉しい! めっちゃ嬉しいから!」

「……ほんとに?」

「マジだって! 一生大事にする!」


 力強く言って、今度こそ由良くんは嬉しそうに笑ってくれた。……これは、本当に喜んでる笑顔、だよね?

 思わずはーーーと長い息が漏れた。よかったぁ……気に入ってもらえなかったらどうしようかと。こんな不安を味わうくらいなら、ハンカチとか文房具とか無難なプレゼントにしておくべきだったな。いや、喜んでくれたから結果オーライなんだけど。


「もー、焦ったじゃんか……っていうか一生大事にって、ふふ、嬉しいけど大げさじゃない?」

「そ、っか?」

「ん、どうかした?」


 どことなく挙動不審な由良くんに首をかしげると、「なんでも! ねぇ!」となんでもなくなさそうに言われた。なんなんだ。訊いてほしくないなら訊かないけど。


「つーか、しーなさんが言ってたんじゃん」


 拗ねた口調で言われ、なんのことだか一瞬わからなかった。けれどそれは本当に一瞬のことで、思い出してしまって思わず顔を両手で覆う。

 ……簪もらったとき言ってた。言ってたな。今更恥ずかしくなってきた。時間差が激しい。


「あれは……勢いっていうか……いや本気ではあるけど……そうやって真似されると恥ずかしすぎるっていうか」


 何よりあんなさらっと言った言葉を覚えられていた、というのが恥ずかしい。忘れててほしかった。


「……悪りぃ?」

「いや謝ることでもないんだよ……」


 なんとか顔の熱がおさまったところで、顔から手を離す。うん、うん、気を取り直してゲーセンを楽しもう……と思ったら由良くんがさっそくつけててまた撃沈しそうになった。

 私があげたネックレスは、長方形のツイストデザインのものだ。チェーンも本体もシルバーだけど、ややねじれたその部分にはゴールドのラインが入っている。こういうのなら由良くんも持ってなかったはずだしいいかなぁ、と。


「……よくお似合いで」

「じゃあしーなさんのセンスがいいのな」

「流れるように褒め返すのやめてくれる?」

「それしーなさんも人のこと言えねぇだろ……」


 そんなことはないと思うんだけど。

 まあでも、センスがいいと感じてくれたならよかった。センスがいい由良くんに似合うものを考えて選んだから、自然とセンスがいいプレゼントになったのだろう。私自身はお世辞にもセンスがいいとは言えないしな。

 ネックレスをつけた由良くんをまじまじと見る。今日もかっこいいな、ほんと。金髪でピアスまでしてるのに、どうにもいい子の雰囲気を消せないのがおかしい。


「とにかく当初の目的を果たそ! UFOキャッチャー! 私がなんでも取ってあげるよ!」

「んー、何あっかなー。一旦全部見よーぜ」

「もっちろん」


 今日は由良くんのために腕を振るうつもりではあるが、もし由良くんのために取った後もお金が残っていたら、今日の記念に自分用にも何か取りたい。

 ちなみに私の部屋の、シロクマの小さめ抱き枕もUFOキャッチャーで取ったやつだ。かかったお金は二千円でまあまあといったところ。


「あっ」


 ゆっくり歩きながら見て回っていると、由良くんが声を上げた。視線の先を辿れば、小さな数種類の犬のぬいぐるみが入っているUFOキャッチャーがあった。そしてその中にある、いくつかの黒いトイプードルのぬいぐるみ。……わっかりやすいな。

 しーなさん、と弾んだ声で名前を呼ばれる。うんうん、わかってます。


「でも大丈夫? モコちゃんヤキモチ焼いちゃったりしない?」

「モコちゃんいい子だから、たぶん仲良くしてくれる」


 ……さいですか。ならまあ、取るとしよう。

 お金を両替してきて、機械に五百円を突っ込む。うん、アームの隙間は狭いな。広いと取りにくいからよかった。おまけに爪の角度も直角に近い。そして運のいいことに、ぬいぐるみは押し出しやすい位置にあるので店員さんを呼ぶ必要もないだろう。……こんなふうに説明すると、私ガチ勢みたいだな? いやゲーセン通いとか中二でやめたし……中学生でゲーセン通いしてる時点でちょっと駄目だけど……。


「いけそ?」

「ん、これなら余裕」

「おー、かっけぇ」


 絶対思ってないよね、とちょっと笑いながら、頭の中でシミュレーションする。まあ初回はアームの動きとか開き具合とか把握するためにやるし、ちゃんと真面目にやるのは次からでもいいかもしれないけど。

 ――なんて思ってたらあっさり取れてしまった。

 ころん、とあっけなく落ちていったぬいぐるみに、由良くんが歓声を上げる。


「すげぇ! しーなさんマジで得意なんだな!」

「あ、はは、いや、さすがに最初で取れるとは思ってなかったんだけど」


 取り出したぬいぐるみを由良くんに渡す。嬉しそうにぎゅーっとする由良くん。いやぎゅっとするほどおっきいものじゃないんですけど。わざわざする必要がどこに? 可愛くて和む。


「あと五回あんのに、取れちゃったな」

「こういうときは店員さんに言えば他の機械にお金移してもらえるんだけど……ま、私もこん中から何か取っちゃうね。おそろいってことで」


 私は白のポメラニアンを狙おう。取れなくてももう本命のものは取れてるんだし、適当にさくっと終わらせちゃおうかな。

 が、「オレもやってみてぇ」と由良くんがつぶやいたので、横に立ってコツを教えてあげた。


「あっ、ダメだった……」

「最初はそんなものだよ。あと四回あればなんとかなるかも」


 私の射的のときみたいにビギナーズラックがあるかもしれないし、と思っていたのだが、残念ながら残りの四回を使い切っても取れなかった。

 しょんぼりしながら財布を出す由良くんを慌てて止める。


「本命は取ってるんだから無駄遣いはなし! まだあんまやったことないんだし、しょうがないよ。他にも取りたいのあるなら、私が取るからさ?」


 更にしょぼくれた由良くんは、やらせてくれた分、と五百円だけ渡してきた。……誕生日だし、これくらい別にいいんだけどなぁ。

 でもどうにも気にしてしまいそうだったので、一応受け取っておいた。


「しーなさん、わがまま最後の一個!」

「うん? なになに」

「一緒にケーキ食べにいかね!?」

「……え、いいけど……今から?」

「ダメ?」

「んー、みなちゃんとお昼食べる予定だったからなぁ。もしもうご飯作ってくれてたら、一旦解散して三時くらいにまた待ち合わせでもいい?」


 なぜかちょっと気まずそうな顔をして、由良くんはうなずく。

 スマホで連絡を取ると、幸いまだ作っていないみたいだった。うん、ならお昼に食べにいく、でいいかな。

 顔を上げると、ピロン、と由良くんのスマホが鳴った。続いてピロンピロンピロン。計四回。

 タイミング的にみなちゃんから? と一瞬思ってしまったけど、まあないだろう。そもそもみなちゃんと由良くんは連絡先を交換していなかったはずだ。


「……ちょっと見るな?」


 心なしか引きつった顔でスマホを見ると、由良くんは何か返信を打って、ついでに近くのカフェを調べてくれたみたいだった。

 しっかしこの頃、祭りにゲーセンにカフェって……由良くんと遊びすぎてる気がするなぁ。




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