第4話「トリガーを引け!転送銃G1」ストーリー構想など

・惑星ゲノムの反バグロイヤーの拠点ジーケインはバグロイヤー側のアステル、モゼルの率いる部隊によって陥落した。アステルは別拠点へ護送される直前だったハドロイド・ポーを捕縛するが、彼は敢えてポーを太陽系へと送ることを選んだ。目覚めた彼女に対してとあることを告げて……。


・巡回や任務、そして戦闘をこなしていく玲也にエスニックから与えられた転送銃G1.電装マシン戦隊の隊員が所有する護身用の銃だが、13歳の玲也に銃を持たせることに手続きが難航していて渡す時期が遅れていたのだ。G1は携帯ゲーム機から変形する多機能拳銃であり、撃った標的を記録させた場所に転移させる能力があるという。クロストで巡回する中G1をどう活用するか玲也は考える。


・そんなさ中、玲也は山手中の2年へと進級する。ハードウェーザーのプレイヤーは基本兼職が出来ないのだが、彼はまだ義務教育を終えていない年との兼ね合いから、中学生活をこなしながらプレイヤーとして戦わなければいけないらしい。シャルが玲也のクラスに転校してくるとの事だが、それだけでなく何とニア、エクス、リンの3人まで同じクラスに転校してきたのだ。ハドロイドは基本プレイヤーと一緒に行動することが望ましい事と、彼らハドロイドにも人並みの待遇が必要との事らしいのだが……最もエクスを皮切りに彼女たち3人が玲也と関係があることは早々にばれてしまった。周囲から怪しまれる玲也は、咄嗟にリンは母の親戚の子だと周囲を納得させるが、エクスは自分が玲也の婚約者だと宣言するわ、ニアは父が別の相手と浮気してできたいわゆる異母姉だという訳で玲也からすればたまったものではない。その為才人をはじめとするクラスの男子からは羨ましがられ、風紀委員の律子からは彼がふしだらな関係を持っているのではと疑われる。


・ニアが父を侮辱するようことを言った事で、玲也との関係はぎくしゃくしてしまう。そんなさ中ハドロイドが何体か飛来するが、フォートレスに転送されることなく、バグロイヤーからの追撃を受けていた。ハドロイド達を救うため玲也にも出撃命令が出た為、イーテスト、レスリストとともにハドロイドの回収に試みる。玲也が回収すべきハドロイドが最も近い位置の為、ブレストで出撃することを選ぶ。ファイター形態で電次元ジャンプを省略して自力で現場へ向かうことでエネルギーの節約を選んだ。


・だがその頃アンドリューとアトラスが回収しようとしたハドロイドのカプセルが偽装されたリモコン爆弾だったことが判明した。玲也はそれを知りハドロイドのカプセルを破壊する。これにより爆発から巻き込まれずに済んだブレストだが、追撃を仕掛けるバグレラ・フライトはモゼルが搭乗している。素早い動きに翻弄される玲也だったが、キラーシザースがフライトに引っかかり、このタイミングを逃さずゼットバーストを発動させた高出力のシザースでフライトを溶解させながら一刀両断するのだった。


・しかし、アステルの目的は別にあった。モゼルらフライト、そしてハドロイドを模したリモコン爆弾ともども囮として、ハードウェーザーを引きつけて第三部隊の前線基地だったヤークポイントの奪還作戦を発動していたのだ。エネルギーを消耗してヤークポイントまで向かう余力がないブレスト。2機が既に向かっているが間に合うかどうかはわからない。


・もし別のハードウェーザーに乗り換えることが出来たら……玲也が考えた時とある妙案が思い浮かんだ。G1を自分に向けて撃つことで記録しておいたクロストのコクピットへ転移させることができるのではないだろうかと。玲也はドラグーン・フォートレスにブレストの回収を依頼して自らをG1で撃ち、ヤークポイントへ転送されたクロストのコクピットへワープすることに成功した。クロストはゼットフィールドを展開してヤークポイントを死守しながら応戦。イーテスト、レスリストの到着もあり、ヤークポイントを守り抜いた。最も玲也はニアを放棄してエクスへ乗りかえた事からヘソを曲げており、エクスの挑発もあって相変わらず険悪な関係っぽいのだが……。

 

・その後ビャッコ・フォートレスとフェニックス・フォートレスからそれぞれ本物のハドロイドが転送されたとの報せがあった。だがそのうち一体はポーだったのを玲也達はまだ知らない。

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