その3.主要キャラクター紹介とか

主要人物

・羽鳥玲也(はどり・れいや)

国籍:日本人 年齢:13歳 性別:男 役職:ハードウェーザー・ブレスト、クロスト、ネクストのプレイヤー


・主人公。年齢に反して大分達観した性格の中学二年生。だが冷静沈着な姿勢の中に不屈の闘志と信念を持ち続けている。頭の回転が速い謂わば天才肌だが、彼自身目標のため常に努力と鍛錬を怠らない。父を救い出すための目標に向けて一直線であったが、戦いの中でより多くの人々を守るために戦っている事へ気づき成長を遂げていく。

・ゲーマーとしてアクションやシューティングから、シミュレーション、アドベンチャーなどジャンルを選ばずして得意。また父からの教えもありゲーマーとして体力も必要との事で日ごろからトレーニングを怠っていない為、ゲーマーながら運動神経も結構よい。頭が良いことも含めて文武両道……かもしれないが成績は波がある。これもゲーム絡みの知識である程度勉強やスポーツに活かしている場合は良いが、そうでない科目などはからっきしが基本。なお本人の得意科目は英語(洋ゲーなどをプレイしていた為)、苦手科目は理科と書いておく。

・ゲーム以外の趣味としては将棋、ルービックキューブなど主に頭と手先の体操になるものを好む。また母が仕事で家を空けていることが多いので、家事が得意と意外な一面もある。和食と麦茶を好み、題材にもよるが大河ドラマや時代劇を愛好している節がある(歴史ゲームなどをプレイしていた為)など年齢のわりに渋い。

・ぶっきらぼう、無関心な所もコミュニケーションで見えるが、冷静にふるまっているようでなんだかんだ義理人情に厚い所もあり、意外と面倒見は良い(ただ本人はあんまり自覚していない)クラスからは勉強もできる“時があり”スポーツを得意としているが、ゲーム関係の事を常に考えてばかりいるからか、“凄いけれど変な人”と見られている節もある。ただ彼自身周囲に溶け込もうとすることはあまり考えていないが、最低限のコミュニケーションはとったり、ゲーム関係では頼られたりすることもあるので、なんだかんだ孤立しているわけではない。

・そして両親に対しては常に敬愛の念を持っている。父を超えるゲーマーになるため父に勝たなければならないとの目標も、父を尊敬する感情から来ている。また母に対しても女一人で自分を育てた上、自分の夢を応援している身近な人として少しでも母の心配を増やさないようにはと心がけている。


ニア・レスティ

国籍:電次元人(ワイノス系) 年齢:13歳 性別:女 役職:ハードウェーザー・ブレストのハドロイド


・ヒロインその1で早い話ツンデレで少し口が悪い、黙っていれば美少女だが……の典型例その1。生まれて間もなく両親に捨てられ孤児院に引き取られた過去があり、孤児院で虐待されていたことも含めて大人、特に親を憎んでおり、その点で親のために戦う玲也と衝突することも少なくない。最も玲也を嫌っている訳ではないのだが素直になれないところもあり、彼に悪戯を仕掛けることも多い。素直になれない小悪魔だろうか。だが、バグロイヤーに孤児院を襲われ多くの仲間たちと死別していることから、打倒バグロイヤーへの信念は強い。滅多なことで弱音を吐かない為その点で玲也と息が合うことも多い

・ツンデレと別に前向きだが、口より先に手が出てしまうことも少なくない。その辺りも関係あるのか格闘技関係に興味がある、3人の中で腕っぷしも最も強い。学校では玲也とは異母姉という設定で通している。スポーツ万能でやはり通しており、すぐ手が出ることから想いを告げようとする男子は少ない。むしろなぜか女子の方から好かれる。


エクス・ファルコ

国籍:電次元人(ワイノス系) 年齢:13歳 性別:女 役職:ハードウェイザー・クロストのハドロイド


・ヒロインその2で早い話お嬢様ポジで高飛車。これも黙っていれば美少女……だろうか。軍人の家に生まれており、母を早くして失ったこともあり、その分父へ依存しているところもある。父が反バグロイヤー側として活動していることもあり、彼女も同じ使命を果たそうとしており、ハードウェーザーとしての使命を果たそうとする点では3人の中で特に強い。ただ彼女が高貴な生まれを鼻にかけるところがあり、その点でニアと犬猿の仲だが血気盛んな点で気が合うことはある。

・玲也に対して最初見下していたが、彼の操縦テクと父のために戦おうとする意志で通じる所があり父以来に心を許せる殿方とみなしている……というか、完全に惚れているようで玲也に対してアプローチが人一倍凄い。最も玲也は彼女からのアプローチについては興味がないようで、基本あしらっている。

・3人の中で最も頭が良く計算が早いのだが、彼女自身世間に対して若干疎い所があってかあまりその点は気づかれないところがある。だが頭が良いのと別に彼女自身結構努力家で根性モノの世界に入ることもある(努力する姿がカッコ悪いとのことで見せびらかさないのだが)学校では玲也の許嫁という設定で彼女が強引に押し通している。性格が性格だけにクラスから若干浮いている。


・リン・テンドウ

国籍:電次元人(ワイノス系) 年齢:13歳 性別:女 役職:ハードウェーザー・ネクストのサポーター


・ヒロインポジその3でおっとりとして健気で……3人の中ではおそらく性格も美人。平凡な家に生まれ育った……かに見えるが、実は要人警護などを目的としたエージェントの家系の人間である。弟のイチが後継者として選ばれたのだが、弟の練習相手役や代理などを務めていたので、護衛の心得はあり3人の中で最もすばしっこい。

・だが彼女のバグロイヤーの襲撃に遭い、両親は殺害され同じハードウェーザーとしての使命を背負っていたイチが拉致されてしまった。そのことが彼女のトラウマになっており戦闘を恐れている様子があった。だが戦いの中でバグロイヤーからPARの艦を守り抜いたことからトラウマを吹っ切る。3人の中で最も常識人で仲裁や突っ込みに回ることが多い。玲也へ淡い好意を抱いているが、それを隠して玲也を支えて守ることが自分の使命と健気に励むが、言うべきところはちゃんと言う。

・学校では母方の親戚で話を通している。清楚で癖のない性格で隠れファンが多いっぽい。地球の歴史や文学に興味があり、文を書くことを趣味としている。また3人の中で家事が得意で特にスイーツを作ることを楽しみとしている。


シャルロット・カードリッジ

国籍:フランス人 年齢:12歳 性別;女 役職:ドラグーンのプログラマー特別隊員


・ヒロインポジその4でサイバーテロ組織に所属する両親の元で育ち、幼いころからプログラミング、ハッキングに慣れ親しんでいた。だが5年前に、組織が摘発された際に両親が逃亡の末に事故死して、シャルロットがまだ幼かったことからフランスの老刑事夫婦の元に引き取られて育ち、その能力を買われて電装マシン戦隊の特別隊員に招かれた。

・一人称はボクで、ボーイッシュな外見をした快活な性格だが、頭の回転は玲也に勝るとも劣らない。ゲーム関係にも慣れ親しんでおり、「オリビア」とのハンドルネームで活躍するヨーロッパ有数のゲーマーと言われているっぽい。プログラミングに関しては玲也を凌ぐ腕があり、その腕を活かしてハードウェーザーのカスタマイズなどで玲也に協力する。なお玲也に対して互いとも互角の実力を持つゲーマーとしてみなしているが、自分が幼児体型なことにコンプレックスを若干抱いている。その点で玲也にアプローチを仕掛けるエクスから揶揄われることが多く、彼女とは犬猿の仲っぽい。


・電装マシン戦隊関係

・電装マシン戦隊は大気圏周辺に展開されているガードベルト・ステーション付近に存在する3拠点――ビャッコ、フェニックス、ドラグーンの3チームに分かれている。その中で玲也はドラグーンに所属している。ビャッコはアジア系、フェニックスはヨーロッパ系、ドラグーンはアメリカ系の隊員が主に所属している。本来玲也はビャッコに所属するはずだが、ニアたち3人がドラグーンへ転移してしまったので成り行きとしてドラグーンに所属することとなった。その為ドラグーンは最近遊撃部隊とみなされるようになっている。

・なお、ハードウェーザーは国家間のパワーバランスに影響を及ぼす恐れから、基本世界各国から一人ずつ抜擢されるルールになっている。ハードウェーザー3機のプレイヤーになった点では例外だが、玲也も日本代表としての立ち位置としてそのルールには違反していない。玲也より前の時点では、アメリカ、ロシア、中国、ドイツ、イギリスからハードウェーザーのプレイヤーが選ばれている


・エスニック・スウェアー

国籍:アメリカ 年齢:40歳 性別:男 役職:ドラグーンの司令官


・ドラグーンの司令官で、電装マシン戦隊全体の総司令官的な立ち位置でもある人物。普段は威厳を保ちつつもフランクな印象も与えており、漫画を読むことをひそかな趣味としている。全体の作戦立案・指揮は彼が担当するが、最前線での判断は戦士でもあるプレイヤーには及ばないとして彼らの行動を尊重する。だがここ一番で優れた洞察力を発揮し、柔軟な発想を活かす。ブレーンの教え子であり、秀斗と過去に出会っている。


・ブレーン・エンタレス

国籍:アメリカ 年齢:60歳 性別:男 役職:ドラグーンの副司令官及び博士(プログラミング学専攻)


・ドラグーンの副司令官で、エスニックの恩師。秀斗の才能を見出し、彼を使節に推挙した人物でもあり、それゆえ、彼が行方不明になってしまった事に対して罪悪感もあり、戦いに身をさらす玲也の無事を人一倍案じている。彼自身本業は博士であり軍人ではないとのスタンスだったが、エスニックから必要な人材として副司令官に招かれている。プレイヤーたちの無事を最優先とする考えをもっており、不確定要素がある作戦などに若干不安を抱くことがある。その点で保守的な人間ともいえるが、隊員の無事の為には賭けに乗ることも少なくない。エスニックとは作戦上で意見がぶつかる事もあるが、基本師弟としての信頼関係は続いている訳でなんだかんだ仲は良い


アンドリュー・ヴァンス

年齢:28歳 国籍:アメリカ 性別:男 役職:ハードウェーザー・イーテストのプレイヤー


・元アメリカ空軍のトップガンで最初のハードウェーザー・プレイヤーに抜擢された人物で、現在も花形として最前線で戦っている。全米No.1のトップゲーマーとしての顔も持つ

・口は悪いが形式ばらない気さくな人物であり、風習や家柄より、実力や可能性を重んじる。玲也を認め同じチームの先輩として時に優しく、時に厳しく玲也を戦士として鍛え導いていく、そんな兄貴分ともいえる男で、玲也もまた彼のプレイヤーとしての実力、経験から素直に敬意を抱いている。

・物心ついたころから孤児院で育っており、少年時代はストリートギャングに所属していたこともある。その中でゲーマーとして腕を上げていた所、秀斗との勝負に敗れたことから生き方を改めるようになった。過去の紛争鎮圧で結婚を約束していた同僚が戦死したことから以降は独身を貫いている。


リタ・シュモリィ

国籍:電次元人(ウォーディー系) 年齢:23歳 性別:女 役職:ハードウェーザー・イーテストのハドロイド


・元々ストリートファイトで武者修行に明け暮れていた所、バグロイヤーの襲撃を目の辺りにして彼らを上回る強さを求めんとハードウェーザーの被験者となった過去がある。その時開発施設が襲われるも彼女は運よく地球への転移に成功し、そこでアンドリューと出会った。

・当初力を全て、力で出世すると考えていた節があり、その為に己の武術を磨いていたらしい。ハードウェーザーの戦いもバグロイヤーに勝つことだけをこだわっていたが、現在は地球での生活から大分丸くなり、アンドリューとは実の夫婦のようなやり取りを交わすような関係にもなっている。

・勝気で自信家だが表で血気に逸ることはあまりなく、表は飄々とした雰囲気を漂わせる。玲也に対して「ガキっちょ」と呼びながらも、彼の実力をなんだかんだ認めながらいじっていく。またニア達に対しても先輩として時にいじったり時に諭したり時に良き助言を送ったりしている。


天馬院勝哉(てんばいん・かつや)

国籍:日本人 年齢:37歳 性別:男 役職:バーチュアスグループの有力者


かつて電次元への使節だった男でロボット工学を専攻していた。奇跡的に脱出に成功してから、記録したバグロイヤーの人型戦闘兵器・バグレラのデータを参考に軍需メーカー・バーチュアスへ人型戦闘兵器・バディシリーズの開発を提唱。これが受け入れられるとともにバーチュアスへの発言力を強め、バーチュアスグループの中心人物として電装マシン戦隊の支援に参加している。ハードウェーザー関連のオンラインゲームや玩具などはグループ企業が発売している

(ちなみに日本ではタカトクというグループ企業が存在しているっぽい)


日常関係

・玲也とニナ達は普段山手中に通っている。この辺りはハードウェーザーのパイロットが世間では非公表の関係で、16歳以上の資格を設けていた所玲也が選ばれてしまい、彼は学生とパイロットの二足の草鞋を履いて生活している。理央以外はパイロットとしての活動について知らされていない。


・羽鳥秀斗(はどり・ひでと)

国籍:日本人 年齢:35歳 性別:男 役職:玲也の父、ハードウェーザーの操縦システム設計を担当しているらしい


・世界有数のプロゲーマーと呼ばれた男でゲームデザイナーとしても活躍していた。ブレーンとの出会いで、電次元と地球をつなぐゲームをデザインしようとの話になり、彼の推挙で使節の一員として選ばれるもバグロイヤーの襲撃に巻き込まれ行方不明になる。だがハードウェーザーの操縦システムは秀斗が設計していたゲームデザインを転用したものであり、現在も反バグロイヤー側で活動を続けているらしい……

・玲也の父との事もあって、彼とよく似た寡黙で気難しい人柄だが、心を許した相手に対しては結構饒舌になるらしい。その一方彩奈に対しては寡黙だが、その辺り彼女に対して未だ照れているところからきているとの事。玲也からすれば同じゲーマーを目指すなら俺を超えろと教えてきたことから、玲也は父を超えなければいけないと考えている節があるが、それもまた父を敬愛する想いの裏返しである。


・羽鳥理央(はどり・りお)

国籍:日本人 年齢:34歳 性別:女 役職:玲也の母、小説家兼シナリオライター


・秀斗が行方不明の後も女手一つで玲也を育ててきた。夫と息子への愛は深く、玲也を「玲ちゃん」と呼んで、彼の父を超えるゲーマーになることについても、ハードウェーザーのプレイヤーとしての道も応援している。玲也からは自分を養っているだけでなく、自分の道を肯定してくれている事に感謝を示しており、戦い以外の事で母を心配させてはいけないと思われている。玲也だけでなくニア達にも実の母のように暖かく優しくふるまっている。ただ彼女が結構天然なところがあり、家事に関してはからっきしらしい。

・そして、玲也を好き勝手させている点は彼自身が心に決めた道を貫こうとしているとみなしているからで、自分が決めた道を途中で投げ出すことを許していない。


・南部才人(なんぶ・さいと)

国籍:日本人 年齢:13歳 性別:男 役職:玲也のクラスメイト


・玲也の友人でヤジウマ精神旺盛かつ軟派な二枚目半。ニアたちへアプローチを仕掛けることもしょっちゅうだが基本相手にされていない。ただ異様にコミュ力が高いオタクであり、シャルとは妙にオタク趣味で気が合ったりする。

・家は結構良い所らしいようで、いわゆるちょっとした金持ち。その為かゲーム関係の情報網はやたら広く持っているようで、玲也がその点で一目置くことはある。また、叔父がタカトクの玩具デザイナーらしいようで、叔父の縁でハードウェーザー関係に詳しく、本人も結構なファン。ゆえに時々玲也たちが焦ることも言ったり聞いたりしてくる。とはいえなんだかんだ玲也は友人と見なしている。


・蕗律子(ふき・りつこ)

国籍:日本人 年齢:13歳 性別:女 役職:玲也のクラスメイト、風紀委員


・玲也のクラスメイトで風紀委員。学校では基本不真面目な玲也をマークしており、その点でニア達と衝突することも少なくない。ニアやエクスが結構血気に逸っているが玲也は基本相手にしない方針でスルーしている。プレイヤーとして出動することが増えてから尚更怪しまれている。


バグロイヤー関係

・バグロイヤーと呼ばれる人物については、前線で正体を知る者はほぼいない。月面の本拠に陣を構えたままである。地球方面攻略軍は月面周辺の小衛星を支配下に置いて、地球を護衛するように設置されたガードベルト・ステーションを破壊して大気圏内に降下する事を最終目標としている。なお月面には上層部の拠点がいくつか存在しているらしく、そちらから兵器や人員が回されることもある。


・ゼルガ・サータ

国籍:電次元人(アージェス系) 年齢:22歳 性別:男 役職:地球方面攻略軍司令官、ハードウェーザー・リキャストのプレイヤー


・元々アージェス地方の第一王子であり、甘いマスクと穏やかな物腰、先進的な政策、他国に屈しない気骨から民衆から絶大な支持を得ていた男。民衆を重んじる姿勢について綺麗ごとだけではいかないと、あえて泥をかぶることも強かな政治手腕も持ち合わせる。

・ただ女性関係では大分フリーダムなスタンスを取っており、ハーレムを築いているらしい(実際関係を持っているかどうかは不明)ただ、ゼルガに仕える、尽くすことに対して大体の女性たちが苦に思っていないらしい。最も女性と関係なく基本部下に対して世話を焼きすぎる所もあり、粗略に扱う様子は見られない。「基本誰とでもフリーダムに接したい」と彼は考えているようで、彼自身優れた能力を持ちながらも、自分が王子に生まれ絶大なカリスマを持ってしまった事を少し苦々しく思っており、期待に応えるのに疲れたと思うこともあるらしい。

・そんな彼が、現在バグロイヤーの地球方面攻略軍の司令官に君臨している。彼自身パイロットとしての腕も優れているが、少年時代から軍事関係に慣れ親しんでいたこともあって指揮官としての統率力、戦略眼も一流。特に防衛に入ればかなり手ごわく、彼自身追い詰められないと本気が出ないと認めている節もある。また味方だけでなく敵に対しても被害は最小限に抑えることをモットーとしており、そのやり方を生ぬるいと上層部から指摘されることもあるが、彼自身意に介していない。この辺りゼルガなりの考えがあってのことだが……。

・要所要所で「~なのだよ!」との口癖を言う。元々地球側への理解があり地球の文化に興味を持ち楽しんでいるところもある。玲也やアンドリューに対して面白い相手であると単なる敵以上の興味も抱いている。


・ユカ・ワドリーム

国籍:電次元人(サミー系) 年齢:14歳 性別:女 役職:ハードウェーザー・リキャストのハドロイド


・元々サミー地方の姫君だったが、アージェスの傘下に入るための政略結婚でゼルガに嫁いだ。だがゼルガの人柄と信念に触れていくにつれて彼を心から慕うようになり、彼ともども年の差があれど夫婦仲は非常に良い。だがゼルガが複雑な立ち位置に葛藤している様子から、彼を守る力にならんとハードウェーザー・リキャストのハドロイドとしてこの身を捧げた。

・かつて引っ込み思案で臆病な所もあったが、ゼルガと触れ合うにつれておっとりとした性格の中に、活発な一面も垣間見えるようになった。かつて飛び級していたほど彼女も頭がよく、ハードウェーザー関係へは特に造詣が深い。その点でゼルガの作戦立案、ハードウェーザーの操縦関係を助ける。メカフェチっぽいようだが、植物観察が趣味との一面も持っている。


・エリル・ハイドマン

国籍:電次元人(ワイノス系) 年齢:19歳 性別;男 役職:地球方面攻略軍三番隊長、専用バグレラのパイロット


・「稲妻の弾丸」との異名を持つエースパイロット(若干エリルが誇張している節はある)気さくな性格をしているが、戦争をゲームのように楽しんでおり、その為部下に得点ゲームの要領でどれだけ地球側を撃墜して行くかで手柄が決まると競争心を煽っている。ゼルガについて、ヌクヌクと王室で育った人間が司令官を務めていると若干見くびっている節がある。彼の機体・バグレラはイエローカラーでカスタマイズされており、長距離狙撃に特化した仕様となっている。


・サーディー・トゥー

国籍:電次元人(ワイノス系) 年齢:40歳 性別:男 役職:地球方面攻略軍司令補佐


・ゼルガの参謀役だが、バグロイヤー本軍から出向してきた人物で早い話彼のお目付け役でバグロイヤーとのパイプ役もある。ゼルガとはソリがやはり合わないようで、彼の一見おちゃらけている様子に対しても苦言を呈するがスルーされることが大体。

・彼自身自分が戦場に立つ資格がないことを一応自覚しているようで、部下へ代わりに動いてもらうよう命じることも多い。だが部下が成果を上げなければいびる、こき下ろす事も少なくなく、その為部下からも基本信頼されていない。ただゼルガの慎重な姿勢に辟易している部下も少なくないので、例え無能な上司の命令でも好き勝手暴れることが許される建前を与えてくれるとの点で、意外と彼の人望に対して命令に従う部下も案外いる。ただ基本彼は無能ということなのは変わりないかと……

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