第86話うたわれるもの 散りゆく者への子守歌

今年も、もうすぐ8月15日、終戦記念日ですねぇ。

今はあまり放送しないけど、火垂るの墓をよく見ていました。

はだしのゲンや後ろの正面だあれといった、

マンガやアニメも見ていました。

というわけで、今回紹介するゲームは、終戦記念日にふさわしいと思うゲーム。

うたわれるもの 散りゆく者への子守唄を紹介したいと思います。

うたわれるものは、リーフというゲーム会社が、Windowsで出しています。

今回紹介するゲームは、それのプレステ2版です。

まずは、全身傷だらけの主人公が、ヒロインのエルルゥに、

傷の手当をしてもらって、看病してもらうところから、始まります。

主人公は変なお面をしていて、自分の名前もわからない。

エルルゥのおばあちゃんに、エルルゥとアルルゥの父親だったけど、

死んでしまったハクオロという名前を主人公につけます。

村の長老で、エルルゥ達の大切なおばあちゃんが、殺されてしまいます。

このことに怒った村人たちは、ハクオロを村の代表にして、

村の領主を倒して、独立します。

こうして村が小さな国になって、どんどん大きな国になっていきます。

そしてついに、国の領主で女王さまのクーヤと対決します。

エバンゲリオンの使徒をパクったようなユニットと、

ジブリアニメ映画の巨人兵をパクったような敵キャラは、

世界観がぶち壊しなので、やめてほしいと思いました。

クーヤと対決する時に、クーヤが意味深な事を言います。

「人は誰かを支配したいから、誰かの上にたちたいから、

戦争を起こすんでしょう。」

どっかで聞いたことのある言葉だなぁと哲学の本を

ぺらぺらとめくって読んでいました。

あるページで僕の手が止まりました。

ミシェル・フーコーのページです。

ミシェル・フーコーは、『人間は、他人を支配したいという

支配者欲求から戦争を起こすのだ。』と書いてありました。

このゲームは、フランスの有名哲学者をだしにした、

反戦ゲームだったのか!?と思いました。

ブレスオブファイアシリーズもそうだったけど、

最近のゲームは、テーマが重いなぁーと思いました。

このゲームは、ネタバレしちゃいますけど、

最後のボスは、主人公のハクオロです。

ハクオロの正体は、このゲームの世界の神だったのです。

アイヌ神話をもとにして、作ったゲームだから、

カムイと呼ぶべきでしょうか?。

最後のボスのハクオロ戦は、苦戦しました。

魔法使いが全然役に立たないです。

代わりに役に立ったのが、オボロやカルラといった直接ダメージを

与える肉弾戦系のキャラクター達です。

エンディングテーマソングのキミガタメは、感動しました。

エバンゲリオンの使徒をパクったキャラや、

ジブリアニメ映画の巨人兵をパクったキャラが出てこなければ、

もっといいゲームになったのになぁと思う。

ちょっと残念なゲームでした。

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