裁きの雷よ！！

100匹をゆうに超える敵が、一瞬で消し炭と化す。これで何度目だろう。

《・・・そろそろ前に進もうか？》

俺が提案すると、他のメンバーも賛成した。2時間程トレインを続けていたらしい。

ボス部屋の前、一応休憩し、回復魔法をかけ、支援魔法をかけ、万全の状態にしてから、扉を開ける。ボス部屋の真ん中には泉があり、ケルピーが浮かんでいた。

扉がゆっくりと閉まる。

《行こうか。油断しないように》

戦闘・・・開始・・・！

裁きの雷よ！！

戦闘、終了。早いよっ。

《ボスまで弱いねー》

レイがちょっと不満そうだ。いや、その魔法、威力おかしいよ。ボスは基本、通常の敵に比べて、体力が高く設定されている。一回で削り切った上にその威力って。

扉を開けると、大きな宝箱があった。開けると、初級回復アイテム、ダンジョン探索用アイテム、初級武器・・・結構がっかりな内容。制限ダンジョンは、トレハンする為の場所ではないしね。

《明日、知り合いに拉致られてた制限ダンジョン行ってみるのもいいかもしれないにゃあ》

トキが腕組みしながら言う。

《そろそろいい時間だし、また明日にしようか。ライトさんに連絡をとるよ》

ライトに連絡をとり、みんな固定PTに戻ると、ログアウトした。

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