編集済
>自公立民連立政権ができたら、天罰で今度は東海大地震でも発生しそうですね
古来中国では「天災は為政者の不徳が原因」とされてきました。阪神・淡路大震災といい、東日本大震災といい、不適格な為政者の時代にこそ大天災が起きるというのは経験則上あるので、本当に大地震とか起きても不思議じゃ無いかもしれません。
にしても野合大連立、あの悪夢の村山内閣の再現とか勘弁してほしい……んですが、野田氏という選択肢が「自民左派」と「立民右派」で担げそうという点が何とも……いやまあ富市よりはマシなんですが、比較対象がアレすぎて……(総理時代の比較対象も鳩、菅というアレすぎな面子)。
実は、この選挙の前に気づいたんですが、安倍自民政権下って、実はリバイバル55年体制だったんじゃないかと。
経済優先の安定多数与党(自民→自公連立)/政権取れない何でも反対党(社会党→立民)/何でも反対党から分裂した少し現実的な左派野党(民社党→国民)/非与党の中道野党(新自由クラブ・公明→維新)/共産党
それでバブル前くらいの安定政権を維持してたと。
んで東西冷戦の終結で55年体制が崩壊して……と思ってたんですが、実はアレは冷戦終結よりバブル崩壊の方が原因なのかと、このエッセイ読んでから思うようになりました。
あのときも政治不信が原因で大崩壊と大混乱になりましたが、要するにバブル期はみんな豊かだったから、その程度の政治家の役得不正は国民も多目に見てたのに、バブル崩壊で不景気になって「政治家の不正は許せん!」になったと。
今回もコロナインフレで不景気になったから「政治家の不正は許せん!」が炸裂したんじゃないかなと。
さらに遡ると昭和恐慌以降の政党政治への不信も同じなんじゃないでしょうかね。
となると、ファシズム台頭は本当に怖いんですが。アドルフもアレ、何気に「国家社会主義」ですからね。それで無茶な公共投資で強引に景気爆上げとか。カリスマのある指導者、とにかく景気回復がお題目……なるほど新撰組を警戒される気持ちが分かります。アレ、分類上左派っぽいですけど、実は左派じゃないんじゃないですかね?
作者からの返信
結城様…m(_ _)m
>天罰
自公が「何がなんでも与党でいたい…」という、ただそれだけの権力ボケした思考しか持てなくなった時、本当に自公立民政権が発足することでしょう。そのときには本当に東海〜東南海〜南海大地震が来て、有史以来最悪の被害が出るかもしれません。ワイは迷信は全く信じないのですが、ジンクスは気にすることもあります。結城様がワイと同じ考えだったことを知り「ああ、やっぱみんなそう思うよね…」という感じですね(爆
>安倍政権
ワイ的には「ケインジアン的」という印象の政権でした。よって安倍氏に対する評価は良し悪し半々です。本編および皆さんへの自分の回答を見てみると、時に安倍氏を大変持ち上げ、逆に別のシーンではボロクソに罵っていますが、その矛盾したワイの言動の原因は「新自由主義者からみたニューケインジアン的政策」という感じです。ニューケインジアン的な経済政策は短期的には優れた結果を出すことがあります。ナチスの公共事業や米国ニューディール政策といったバラマキ型財政や、アベノミクスの政策的誘導による若年層の失業率改善策などは確かに短期的には効果があります。しかしいずれは力尽きるもので、例えばナチス・ドイツの場合は最初の数年以後、デフレに陥ったままWW2に突っ込んでいますし、アメリカも1936年には政策予算不足などから公共事業は息切れし景気は再び失速。アベノミクスはむしろ大規模金融緩和によって好景気は維持されましたが、ワイの視点からすれば「金利の正常化」を図らなかったために「流動性の罠」から抜けられず、現金資産は増えたものの好景気は創出することが出来ずに「失敗」という評価にしかなりません。なのでニューケインジアンとしては安倍氏は偉大でしたが、新自由主義者からすれば「結局、国債を増やしただけ(=カネを増やしただけで経済成長にはつながっていない)」という「通貨の中立性」そのままの結果になったわけです。この通貨量の増加はいずれ、現在のアメリカのような激しいインフレによる調整が必要ということでもあり、まあ、正直、将来が不安になるわけです(爆死
その後を受けた菅・岸田氏は新コロという特殊すぎる要因によって生じた激烈なインフレのせいで経済成長よりも物価高の方が先行し、そのため実質所得の伸び悩み〜特に岸田政権時には就任時の6割近い期間で実質賃金がマイナスという状況になってしまったために国民の不満が爆発したということだと思います。なので、ワイの考えも結城様とほぼ似たようなもので…
>コロナインフレで不景気になったから「政治家の不正は許せん!」が炸裂した
…のだろうと思います。たまさか景気がよかった安倍政権時には、安倍氏や自民党がどんなにカネに汚くても選挙では勝ちまくりでした。「自民のカネより俺のカネ」ということに過ぎなかったのです。その意味では仰るように昭和恐慌以後の状況も同じです。財政ファイナンスによる国債インフレにより激烈な物価高に悩まされ、特に貧乏人が娘を売り飛ばしたり、欠食児童続出という悲惨極まりない事に憤慨して2.26事件などが発生したのですから。
このため、もし今の時期が(当時ほど酷くなくても)似たようなものだとするのなら、たしかに極右・極左政党が出てくる可能性はあり、今回の選挙はそうした勢力(←後に評価されると思われるので、今日の段階では断定はあえて避けます)が出てきたのかもしれませんね。これからどうなるかは不明ですが、インフレが正義と国家を破滅させた歴史は、まだわずか100年前の話でしかないので特に忘れずに気をつけたいものです…(不安
編集済
おはです。
今朝は5時に目がさめてしまい、困っておりましたところ、あるではありませんか。この素敵な記事が(好餌ともw)、二つも!!!
いや、本当にありがとうございます。
拝読して私は、この事態はKさんとIさんが招いたとの認識を一層あらたにしました。
今後ですが、昨日の某BS番組を見る限り、まだ国・維の協力はなさそうでしたが、支持母体からの干渉などでこれからどう転ぶかな、というところでしょうか。とはいえ、どう考えても行かないほうが賢明ですよね。
それから拝読していてなるほどと思ったのですが、Iさんのことですから、上記の二つに振られ、立との「大連立」で延命を図るというのもありそうですね。仮にそうなった場合、もう、双方の支持者を激怒させ、Jは崩壊の一途ではないでしょうか(それとも逆に権力亡者を喜ばせる?)。あるいはそのあとに「政界がらがらぽん」とやらの出番があれば面白いですけど。そのときは各個人が動員できる金がものをいうのではないかと思います。その意味で結局またJが復活してくるかもしれませんが‥‥‥
あと興味深いのはTさんの立ち位置です。もし総裁選がTさんだった場合、この事態はあったのかなかったのか? あるいは実際高瀬様がおっしゃるような「いやな〇」的な要素があるのかないのか。そもそも論として腕力はあるのか?等々興味はつきません。
しかしほんとにJ党は〇〇な選択をしたと思います。
まあ、もう行くところまで行けば良いとも思うのですが、周辺状勢、特に〇ワンが心配です。先方もさぞかし心配していると思いますが、陸の方で経済混乱におちいっていることが天の配剤・救いだったと思います。
それではまた。
PS 拙作にレビューありがとうございます!
作者からの返信
文鳥亮様…m(_ _)m
こちらこそいつもありがとうございます。
首班指名の決選投票では自公よりも一票でも多ければ政権奪還が可能なはずの野田・立憲民主党ですが維新と国民民主は「野田」とは書かないつもりのようです。ワイもこの記事を書いているときには100%絶対の確信はなかったのですが、思った以上に野党陣営は仲が悪いようで、どうも本当に立民野田政権は成立しなさそうです。
野田・立民側としても「こんな時に政権を渡されては困る」というのが本音だったのではないでしょうか? こんな不安定な環境で投げ出されても出来ることは殆どなく、失敗すれば野党連合が空中分解するのは目に見えています。そこで前回、民主党時代に政権交代したときの衆議院の議席数を見てみます。
2009年(定数480)・過半数241
自民 119
公明 21
民主 308
共産 9
社民 7
その他 16
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…と立憲民主は定数の約64%以上を押さえた圧勝でした。これほどの制圧力は21世紀には存在せず、実際、自民が政権奪還した2012でさえ及びませんでした。参考までに2012年の衆議院選挙の結果を見てみると…
自民 294
公明 31
民主 57
維新 54
みんな 18
未来 9
共産 8
その他 9
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…と、こんな感じです。このときの第二次安倍政権成立時でさえ自民の獲得票は61%で、これは21世紀で自民の最高得票と最大%です。
2009年の時には民主単独で議会の64%、議会勢力の2/3を圧さえたから十分に政権運営が出来たのです。社民・共産はただのおまけで「民主に付き従うしか無い」勢力に過ぎないほど「民主党が他の野党をも追い詰めた」から政権交代が可能になったのです。この時の民主党は自公を圧倒しただけでなく、他の野党も黙らせたから政権交代できたのであり、今回、維新や国民・れいわ等も「立民にはとても叶わない→立民が単独で政権獲得」になって初めて、立民と連立組んで自分の政策遂行が出来る(←妥協する)…と判断するわけなので、今回の立民のように1/3をかろうじて圧さえたに過ぎない…では野党がまとまるわけはないんですよ。立民が単独で6割行かんと、まずは話にならんのです。ネットパヨは本当に阿呆らしく、この政治力学が全くわかっとらんのですよ…(激謎)。政治は綺麗事ではなく駆け引きなのだ…という現実を(呆れ
結局、立憲民主が政権奪還をしたいのならば「立憲民主が単独で圧勝すること」が条件なのです。2009年時には共産や社民は単なるおまけで切り捨てても十分でした。おそらく小沢一郎などが画策していたことは「共産や社民に選挙協力させる」という明目の「民主支援」を約束させるということだった事が分かります。こういう汚さを今回の立民は持っていませんでした。彼らのやったことは「共産とは組まない」「汚い選挙協力はしない」ということでした。
もちろん時代が変わって野党が多極化したり、その多極化の過程で仲間割れを繰り返したり、なにより「れいわ」のような強力で異質かつ、ある意味ファシストのような雰囲気と体裁を整え、特に若者に対して極めて強い支持を得るようになった「不気味で強大な」新興勢力が一気に台頭してきたり、日本保守党のような右派勢力が政治参加するようになったりという「野党の分裂、多極化」という全く新しい状態に突入したことは理由になります。
ということは、立憲民主は今回の勝利をどう捉えるか? …なのだろうと思います。要するに「焦って政権交代を目指すな!」ということです。ここで焦って万が一にも政権交代が実現しても、今の民主には到底、野合を集めてハンドリングする能力はありません。野党が空中分解するのはほぼ確実で、それは来夏の参議院選挙に影響するだけでなく、今後の立憲民主の行く末をも決定しかねない「大失敗」をしでかす可能性があります。
なので野田氏も本心では「今回は自民党に少数与党で政権運営させて、その間にこっちは本格的な議席大幅増を狙おう」という戦略を考えるのが「当たり前」なのです。政府、つまり国家は戦って奪い取るものであっても、タナボタで転がり込んでくるものではありません。己の分をわきまえて実力のさらなる滋養に励むのが今の立民のすべきことで、この次の選挙では再び立民が「なぜか負ける」可能性も十分にありえますよ、これは…(深刻
>高市
今回、彼女は「勝ち組」だと思います。此処まで負ければ、もはや石破死に体は不可避。ここで自分が手をあげて総裁になる…というクソバカな決断さえしなければ、石破少数与党内閣→予算審議で野党・マスゴミ・日本中から袋だたき→石破ボロボロ短命内閣で、石破の政治生命もTheEnd。この時に、さらに石破が韓国・中国・アメリカやEUなんか相手にご自慢の「アジア版NATO(キリッ」みたいな大失敗して「石破、本当にキチガイ」という烙印を押されれば、安倍晋三の正当継承者を自認する彼女への国民的期待が醸成されるかもしれません。おまけに日米の株式市場はもともと…
アベノミクスぶらぼーヽ(^o^)丿
女性宰相カモンщ(゚д゚щ)カモーン
…なので、日本憲政史上初の女性首相が転がり込んでくる可能性が出てきました。そうなったら「今回、まけてよかったね」とは言えると思います。ただしワイ的には高市の悪いウワサも結構聞いているので(特に男関係で…)、高市にサッチャーやメローニのような偉大な保守になれるとは思えないんですがねぇ…ಠ_ಠ;
本当に、最後の一言につきます。
選びたくないものは、選べない。
本当にそうですね。
作者からの返信
雨様…m(_ _)m
いつもありがとうございます…m(_ _)m
ワイが思いますに、日本国民が政治家に願っているのはアベノミクスのような経済活性化を推進してくれる政府であり、安倍晋三さんの事を好きだという人は実は多いんでしょうけど、しかし安倍氏本人にこだわりがあるわけでも政治的な右傾化を望んでいるわけでもなく、単に「カネに奇麗な安倍政権」を望んでいただけだったのです。
しかし自民が選んだのは緊縮財政・景気悪化・金利上昇という「反アベノミクス」であり、「自民のカネより俺のカネ」という国民の期待を最初から裏切っていました。また反安倍を掲げるだけでなく政治的に利用しているかのように見える「旧清和会」の粛清人事は多くの日本人にとって著しく深いに写ったということだったように思うのです。今回の自民の想像以上の敗北は、石破に対する憎悪と自民党に対する嫌悪の結果であり、単に「半安倍」のような軽い気持ちではないという事を自民党は知るべきです。なので本来ならば下野すべきなんですが、立憲民主が全くの脳無しで政権を任せる器でも無いということを(日本国民が)よく判っているために、立憲民主にも過半数は与えなかったということなのだろうと思います。
その意味で「賢者の選択」だったように思います。
今回の選挙で言えることは、反安倍という左翼メディアが好みそうな事ではなく「一強他弱を、一度辞めてみる」という権力の分散を国民が選択したということと思います。自民が強い状況が長く続くと、自民は腐敗します。しかし自民が弱くなりすぎるとパヨクが政権につき、左翼利権のみの独裁を始める事を理解しているために立憲・共産・社民に勝たせることもしたくないのです。
その結果、今回のように全ての政党が過半数に届かない…という、ある意味「進化」した政治形態を試みたのが今回の選挙でした。ドイツやイスラエルなどでは既にこの状態になっており、そのことで政局が混乱し、また政府が構築できないなどの問題に加え、現在のイスラエル(のビビ)のように却って極右化した「国民は本来、望んでもいなかった首相の率いる政府」という「政治工作に長けた政治屋が強い」政治が続くことになるかもしれません。
しかし、日本人の有権者はドイツやイスラエルのようにならない事を望んでもいるのです。少数与党しか組めないのならば、逆に少数政党がキャスティング・ボードを握ることも可能です。なので国民民主や維新などの少数政党による政府樹立(←この場合、自公+…の連立与党工作)も「やれるのならば、やらせてみるのも一興」という事かもしれません。確かに野党による政権樹立は民主党の大失敗もあって不安だらけですが、しかしチャンスを与える…というのが今回の選択だったのかもしれません。少なくとも欧州やイスラエルのような少数与党による政治工作のブザマさを見てきているのですから、「連中のようにはならない」と日本の政治家が腹をくくる必要はあるのです。少なくとも日本人は与党一強・野党一強の両方の問題点をブラッシュアップして、今回の新たな「少数政党の乱立」というのを選択したのです。
あとは日本の政治家が、国民の高い知性に基づく選択の意味を理解し、合理的かつ賢明に自らのあり方を考えるべきなのです。そして自分たちがどうすべきかがわからないのなら今すぐ辞めるべきです。なぜなら我々日本国民は、投票したくない人物に投票は出来ないからです。
※ ※ ※
あと、いつもワイが思うことがあります。「決選投票制度は辞めるべき」です。今回、そもそも自民党総裁選挙がそうで、決選投票なんてのをするから「最初の一回が緊張感がなくなり、無意味」となるのです。大学受験での生徒の選抜に決選投票制度は採用されていません。単に成績のよう順番に上から採用する…が基本です(一部大学ではカネや性別などで差別してるみたいですが…謎発言)。
今回、自民党総裁選挙で「一回の投票で一番多いヤツが優勝」としておけば、そもそも高市や石破は選ばれることはなかったと思うのです。最初の一回こっきりで決まるのならば、最初から意中の人物に投票があつまり、その結果責任を問われることになるのですから、もっと慎重かつ合理的な人選がなされたでしょう。それはより「投票者の意図と数字が反映されやすい」という事に繋がります。
決選投票は国民(もしくは投票集団)の希望が全く反映されない結果になることが多いのです。
例えば2024年のフランスの議会選挙がそうでした。議会の首相を選ぶためにも各政党を選ぶ選挙が必要(日本で言う所の衆議院選挙)なのですが、マクロンが極右の台頭を恐れて極左・左翼連合と選挙区調整を行い、結果として左翼連合が勝利したことがありました。しかしこの時の得票数は極右系は左翼系の2倍以上の500万票以上の票を獲得下にも関わらず第一党になれませんでした。しかも第一党になった左翼系の政党から首相を選んだわけでもなく(いわゆる「人民戦線内閣」を、右派に多数の投票があったフランス国民が嫌ったために)第3党の現少数与党から首相を選ぶ…という結果に成り果ててしまったのです。
国民の支持が集まっていた右からでもなく、第一党の左翼からでもない「誰の支持も得ていない」現在の少数与党が政治的駆け引きの末に首相を選ぶことなった…という「誰にとっても不満の残る」結果になっています。そんなこともあり、今日の段階でのフランス・マクロン大統領の支持率は僅かに17%だそうです(即死
同じような決選投票制度の無責任さは今後、日本の首班指名でも起こりそうです。
決選投票などしないで「一発選挙で決定。一番多いヤツが優勝」であれば、緊張感から政権交代ふくめた「より国民の(少なくとも、どちらかのセクトにとっては意図した)結果」になることが期待できたからです。政権交代ももしかしたらあったかもしれません。そのことで混乱しても選挙の結果は国民の選択だったのだから我々が責任をとればよいだけのことです。この間違えた制度のために政治が混乱し、緊張感と責任がなくなるというのが問題だったのです。
とはいえ、残念ですが政治家本人が「本来、人の上に立つべきでないほど愚か」なヤツが多すぎることの方が問題だとは思いますね。ワイが思いますに政府は政治家ではなく、専門家に任せるほうが良いのかもしれません。てか、専門家や結果を出した人間が選ばれるべきといつも思うんですがねぇ…(残念