岸田襲撃事件に思う ←1930年代の軍国主義へと向かっていった流れに似ていて不気味な不安感があるのですが…ಠ_ಠ;?
【詳細】岸田首相 演説先で爆発物投げ込まれる(15日の動き)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230415/k10014039411000.html
ワイは激しい腰痛のため、4/15日は一日中寝ていて知ったのは夜遅くだったのですが、本当に困りましたね。日本で首相を暗殺する(未遂含めて)という「流れ」が出来ているのではないかと疑いたくなります。他のG7の国で首相及び首相経験者が1年経たずに狙われるなどというのは前代未聞の話であって、到底先進国の話とは思えないほど悲惨で酷い状況です。
日本の場合、不思議なことは大抵の政治テロは右翼による自民および保守系政治家への直接行動であり、この右翼のテロを左翼および左派知識人がシンパシーを持つ…という「異常な思考構造」を持っているということが上げられるかと思われます。
勿論左翼のテロもあるのですが、政治家襲撃に際してはどちらかというと(非効率的な)金属弾(ロケットみたいなもの)のような威嚇的な攻撃である場合が多く、左翼による政治家の直接殺害は過分にして聞いたことがありません。これは日本赤軍が外国のダッカ国際空港などで多数の外国人等を殺害する「本物のテロ」を実行していた事から考えると「ではなぜ左翼が大規模な政治テロをしないのか?」の理由が判然としません。また右翼による左翼政治家へのテロというのも浅沼殺害くらいのように思います。少なくとも共産党党首が右翼およびネトウヨに殺されたという話は聞いたことがありません(やってよいと言ってるわけでは絶対にない)。無論、石井紘基も右翼に殺られているのですが、これの理由もよく判りません(実はワイの世田谷選挙区で、古くから知ってる政治家…以下略)。政治絡みではない…とも言われていますので(謎
日本の政治家暗殺で、特に首相などが狙われる理由の一つは「犯罪は一つのレールが敷かれると、それを繰り返す」という「犯罪の模倣」があるように思います。右翼およびネトウヨ含めた「右寄り」の単独犯による直接行動というのは「昔からよく殺られている」行動なので、心の中の敷居が低いのではないかということです。とはいえワイは犯罪心理学には疎いのでこれ以上の事はいまは何も言うことは出来ません。ただ、安倍晋三さん殺害時もそうでしたがインターネットでは一部で熱狂的な支持が出た…というのは厳然たる事実で、そうした「自民党政治家を殺す事は英雄」という狂った思考を持つバカどもが多いということは、今後とも宰相暗殺に対して「タブー感が少ない」という心的域値の低さを助長するように思います。
思うにマスコミ(主に左翼系知識人)による「反自民」的言動の延長上から「自民党政治家に対してテロをやっても正義の革命だ」的な「含み」をもたせた報道・言説および「反自民テロに対する寛容さ」を助長する世論形成や風潮を掣肘しない(≒消極的推奨)事が大問題なのです。現在の日本の状況は先進国の中では突出して異常なだけでなく、1930年台の日本のような状況に似てきていることを大変危惧しています。
本編でも述べましたが、1930年台は高橋是清による財政ファイナンスの結果、激しいインフレが発生。このため貧困層はますます劇的に貧困に追い込まれ、これに対する憤りは(貧乏人の多かった当時の)日本人に蔓延していたことは確かです。よって二・二六事件が発生した時、一部メディアは犯罪者を貧乏人を救う「愛国義士」扱いしていたわけですが、これも(本音を言わないだけで)「右翼によるテロが怖かった」から新聞社なども「義士扱い」していたのではないかと疑わしい程です。そうした「弱い心」が軍国主義への向かわせる世論を形成したとすれば、メディアの責任は極めて重大です。歴史をどう捏造しても「間違えた世論形成に寄与した」のなら、どのような人間や存在であっても犯罪者ということであり、「赤穂浪士は義士ではなくテロ」なのが議会制度の発達した現在の日本の価値観であるべきということです。
犯罪者は心と頭が弱いので、世論の風に流されやすい…という経験上の真実を鑑みれば、現状は大変不安です。なによりこれからも首相などのシンボリックな存在に対する直接行動(テロ)が続発する…と考えるべきと思います。深刻な状況を考えねばなりません。
この対策は警備ではなく、マスコミやメディア、SNSの中に存在する「テロを称賛したりシンパシーを持つバカ共」を徹底的に追求し、素性を暴いて存在を認めないという封じ込め以外にはありません。今の日本は先進国よりも途上国に近い政治風土…という厳しい現実を認め、状況の改善のために野放図で無責任な言論を阻止する必要があります。テロの容認は言論の自由の範囲にある概念ではなく、政治的セクトに基づく戯言です。政治的権利と言論の自由は空気と同じようなもので、失くなって始めて窒息死するという状況になります。
さすがにワイも少し不安になっています。反自民的な世論形成の結果、マスコミや左翼世論が右翼およびテロリスト(これにはウヨ・サヨも関係ない)に「勇気」を与えているのではないかという深い疑念を想起せずにはいられませんね…。
全体主義の台頭を予感させる、とても心配な出来事です…ಠ_ಠ;
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