「一試合平均チーム得点7点。チーム防御率3点未満」の、たった一つのWBCの法則 ←WBC日本優勝おめでとうございます記念ヽ(^o^)丿

WBC優勝、おめでとうございました…m(_ _)m


日本、第五回大会優勝しました。14年ぶり三回目の世界一です。ちな日本は過去優勝三回(←最多)、残り二回は四強入り(←唯一)という結果で、全てのチームの中で最強です。また過去に多数の試合が行われてきたため、このWBCにも経験則と言えるデータがあります。


WBCで優勝した国は全て「一試合平均チーム得点が7点台以上かつ一試合平均防御率(投手の自責点)が3点未満のチームのみ」というものでした。


「WBC準々決勝、イタリアか…( ・᷄д・᷅ )」

https://kakuyomu.jp/users/magmag_folder/news/16817330654361303331


…こちらも合わせてご参照くださいm(_ _)m


今回の第五回大会では一次ラウンド(各プールでの総当たり戦)の段階で、この条件を満たしている国は日本だけでした。そのため我々は早々に「日本優勝(する確率が一番高い)」という話をしていたのですが、実際にそうなったワケで「データは嘘つかないな」と改めて驚く程です。


特に最終戦の日米決戦の時には、両チームとも一試合平均得点が7点以上(どちらも大体8点台)であり攻撃力は互角。そのためチーム防御率が鍵となったのですが、決戦時での大まかな資料から手計算した所、日本が1点台後半(四捨五入すれば2点台)。他方、米国が3点台前半でした。このため試合の結果もまた「日本 3-2 米国」という、驚くほど防御率の差に近い数字が出ています(爆)。攻撃力は拮抗していたためチーム投手力の差がそのまま出た…と言えそうです。


確かにアメリカ代表は投手力では1点台の投手はほぼ参加していません。各チームが最強投手を提供するのを拒んだためと考えるのが自然で、チームとしては莫大なカネを払って契約してるのに「消耗品」である肩を痛めるようなチーム契約外の試合で酷使されても困る…という事だと思われます。


実際、ダルビッシュ有も練習試合などでの登板はできなかったようで、韓国戦・イタリア戦・アメリカ戦は結果としてぶつけ本番で投げざるを得ず、苦しい投球になったと思われます。というのも彼は四失点で、これは日本投手の中で最大失点数です(自責点は速報値で実に6。ホームラン三発も浴びとる…)。ちなみに大谷もそうで、大谷・ダルビッシュのメジャーリーガーが実に6点も取られていて、日本の全失点の約25%を占めています(大谷の自責点は1.86)。

よって日本の投手力はイメージと違い「国内組の投手力のおかげ」といえるのかもしれません。少なくとも国内リーグの高いレベルが優秀な投手を育てていたことを証明したとは思うのです。安心して見ていられたのはそのためで、また米国などで「最強米国が二点しか取れないのはなぜだ!?(ꐦ°᷄д°᷅)💢」と怒っているという話も聞いたのですが、「そもそもWBCは投手力が全てで、オーナーがアメリカ人最良投手を提供するのを拒んでいるから」というのが答えです。MLB最強の投手陣がズラッと揃ったら、その段階で世界一です。


一つ重要なポイントは「全て結果論に過ぎない」ということです。もし日本が負けていたならば「結果として…」という話になるということです。実際、日本は準決勝のメキシコ戦では非常に苦しい戦いを強いられており、実に5失点という日本チーム一試合最大失点を招いています。


確かにメキシコは、決勝に進んだアメリカを粉砕して同プールCを一位で通過してきた強剛チームであり、またこのプールCの米墨両チームは(下馬評では最強プールと言われていたプールDの)プエルトリコ、ベネズエラを逆転・苦戦の末に撃破した最強チームsでしたから、相当の苦戦は予想され、また時差や強行移動、敵地での完全アウエイ状態や慣れない球場での試合…というハンデも相当ありました。このため突然、ボロボロに崩れて「よもやの敗退…」もあり得たということです。特に準決勝は難しい試合になることが通例です。


なのでワイも少しメキシコ戦は心配していたのですが、それでもデータ通りだったということでした。つまり日本はこの時、チーム得点力が約8点・防御率が1点台後半であったのに対し、メキシコはチーム得点力が6-7点・防御率は3点台前半だったため「負けるはずはない」のですが、それでも最終回に逆転してようやく勝利…という展開になっています。負けていたら日本の防御率が著しく悪化していたとは思われますが、それでも3点台までは届かないために、試合を見ていても「負けないだろう」とは思えていたのです。メキシコが14-2とかの圧倒的な大差をつけて日本を粉砕しないかぎりは…です。得点差ではなく「日本の投手陣を打ち崩して10点以上取った…」とかにでもならない限りは三点台まで悪化することは無いからです(エラーなどは除く)。そして実際、メキシコは優れた守備と攻撃力を持っていましたが投手力が日本に比べて遥かに劣るために、どれほど日本を突き放しても必ず追いつかれ、最後にひっくり返されたのであり、これは偶然ではなく必然でした。


とはいえ、死にかけるような苦しい試合を一試合はしないと勝てないのがWBCなので、今回はメキシコ戦がそれだったということです。このため当初より言っていた「村上が打てないのは無問題」という事も、村上が準決勝で放った起死回生の逆転サヨナラ打+米国戦での反撃の号砲たる二階席までとどく同点の一発(←打速は最速らしい)…ということと同じで「特に意味はない」のです(爆)。日本のチームの攻撃力なら、いずれ誰かがソレをやっていたということだからです。ただ村上の順番をさげて生き返らせた栗山の手腕は見事で、なんのかんの言っても「ココ一発お願いします🙏」の土断場で、相手に致命の一撃を放てる村上の凄さはさすがとは思いますけどね…(^^ゞ


なので、今回もデータ通りの結果になった…ということでした。

よってまずは防御率3点台のチーム相手に七点以上とれる打線を構築し、ここに防御率二点台〜可能ならば一点台の投手力を整備する…が優勝の鉄則となりそうです。実際に準決勝で日本が敗退した時には、その試合の得点やコンディション・試合内容よりも「そもそもチーム防御率が三点台後半〜四点台」という、非常に悪い状況だったからに過ぎません。攻撃力は相変わらず七点台だったのですが、チーム防御率が三点以下にならなかったため準決勝で敗退したということでした。


とはいえ、いまだから言えることですが準決勝のメキシコ戦では「まさか日本が敗けて(チーム平均得点)7-2(チーム平均防御率)の法則が破られてしまうのでは?」とヒヤヒヤすることもありました。いずれ追いつくだろうとは思っていても、一度もひっくり返すことができませんでしたからね(こわっ…


8回の攻防で一点差まで追いついた時に「九回に一点くらいは取れるだろう。んで、後攻だから(最悪、タイブレークになっても)打ち勝てるだろう」と安心したのを覚えています。あの回、よくしのいだよね。アレが今大会最大の山場でしたね。んで村上、やっぱ凄いとも思いましたけどね…。3三振で最後によくフェンス直撃までもっていけたよなぁ…と。やっぱ持ってましたね←村神様。


そんなわけで今回も「7-2の経験則」は生きていました。

次回のWBCのときにも使える材料だと思います_φ(・_・



  ※     ※     ※


P.S.


ワイ的には吉田正尚(レッドソックス)が一番優勝に貢献したと思ってるんですよね。打点が13打点でWBC最多記録。また全試合出場しての三振数が僅かに一個(←過去2年、日本で一番三振数が少ない)。打率四割一分の好成績。五番から四番に昇格しても(いつものように)全然ストレス感じない最強メンタルなのは相変わらずで、敗色濃厚のメキシコ戦でも同点3ラン打ち込むなど極めて優秀なのですが、もともと日本一地味球団なオリックスのためか全然テレビに取り上げられることがなくて、かなり不満です ←ワイ、オリファン


もう一つ言えば、今年は檻、相当苦戦するだろうなぁ、と…(๑¯ω¯๑)

吉田無しで戦うのは相当キツいよね、檻は…


あと栗山の眼力の凄さには相変わらず目を見張るものがあった…。ヌートバーを掘り当ててくるとか、村上と吉田を入れ替えて村上を生き返らせるとか、「お地蔵さん」と揶揄された岡本を最期まで使って決勝戦での一発を呼び込むとか、投手の切り替えの素早さと正確さやメキシコ戦での周東の使い方とかハズしたことがない等の、本当に驚異的な視野を持つ超名監督だと思うのです。ただし時々みせる…


「俺は中田翔を信頼しているし愛している」

「(大谷)と別れさせられた事を忘れない」

「(大谷への)僕の完全な片思いです。彼がどう感じるかは知りません」


…という、不気味で気持ち悪い感情の吐露を除けば、ですが(爆死


ガッフェ謎多い…(^m^)

栗山優勝…m(_ _)m

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