本年もありがとうございました…m(_ _)m

2022年の大晦日でございます…m(_ _)m

皆様、本年もご愛顧、本当にありがとうございました。

今年はウクライナ紛争と新型コロナに明け暮れただけの一年でした。本当に早く、しかも不愉快で不幸な一年だったように思います。


まずウクライナ紛争に関しての高瀬の私見は単純で、「ロシアは既に死んでいる」です。2022年3月1日〜3日で死亡しました。お悔やみは申し上げません。自業自得です…m(_ _)m


資本と技術をほぼ独占し、金融市場を押えているG7および先進諸国から全面金融経済制裁を食らった段階でロシアは死亡です。ウクライナ紛争が泥沼化するのは、当初の数日間での速やかな軍事占領に失敗した段階で決定したようなものでした。泥沼化はロシアの想定外の事で、泥沼化すれば国力が西側G7諸国の1/30しかないロシアは死ぬしかないのです。

まだロシアが死んでない理由は極めて単純で「天然資源が豊富だから」「核攻撃を恐れて西側が本気でロシアを潰しにかからないから」の二点だけです。ただの「大きな北朝鮮」という国家です。


よって今のままではロシアには「紛争の泥沼化により国力がジリジリと衰退していく」か「ウクライナを占領しても全面制裁を受け続け、南アフリカのような顛末をたどる」の苦しい未来しかありません。これに関しては、戦争したくない側の良識あるロシア市民たちには気の毒に思います。独裁国家ならではの庶民の苦労です。


今後、ウクライナ・ロシア双方が戦争に疲れて歩み寄る可能性は十分にあります。その場合は当事者間の交渉の結果次第ですが、その時でもG7始めロシアへの経済制裁が解かなければ究極、南アのように崩壊していく可能性しかありません。ロシアの未来は西側次第ということです。


そもそも戦争は「敵国経済を破滅させること」なので、ウクライナが延々とロシアと戦争する意味さえもはやあまりありません。ロシアの国力が弱まり軍事力が弱まればよいだけで、戦争はその最短コースにすぎないという考え方です。無論、戦争の長期化によってロシアにはダメージが蓄積し、国力の衰退が加速するのは事実ですが、全面経済制裁を喰らえばその時点で大都市空襲もしくは潜水艦などによる大規模通商破壊作戦と同じ程度の破壊が及び、目に見えなくてもダメージが累積していくのですから、結局は経済制裁が継戦能力を抹殺するのであり、戦争はその「補助」に過ぎなくなったのが現在です。


戦争の経緯についてはワイは素人なので論じません。しかしロシアの行方は判っていて、G7および主要西側先進国が全面経済制裁を解除しない限り、このままゆでガエルになって死亡…これだけです。この紛争は数年は続く可能性があり、来年の2023年も目が離せない深刻な地政学上のリスクです。



 ※     ※     ※

 


もう一つの新コロに関しては、かなり劇的な事態の推移がありました。

中国がそれまで頑なに維持していたゼロコロナ政策(清零政策)を突然中止し、信じられないほどアッサリと真逆の全面解放政策に切り替えたことでした。

11月の中旬から12月にかけてのことで、政府としてはほぼ放置。各地方に丸投げ。そのため負担を一身に背負うことになった医療現場が崩壊しつつあり、多数の死者が出ているようです。

特に異常なことは中国政府が死者数および新コロの現状・展開などについて科学的知見やデータに基づく信頼できる資料や情報を全く出さなくなったことで、これは日本を始め周辺諸国および世界が恐怖と懸念を抱くほどです。


ゼロコロ政策解除の理由は不明ですが(習近平政権がステートメント出さないので)、どうやらカタールWCで「誰もマスクをしていない」のを中国人民がテレビで見て、自分たちの抑圧的な清零政策に激しい疑問と反発が発生。これが直接のきっかけということでした。直接、中国人の網友からそう聞くことが出来ました。


そこで一般の中国人はどうか?…というと、中国網友曰く、一般的には「生活費に絶望的に困っているわけではなく、むしろ清零政策に対する恐怖と憤りが爆発した」という、カネ以上に政治思想的な側面が強い抗議行動だったそうです(てか保健衛生政策の失敗…)。個人はまだ貯蓄があるので辛うじてやっていけるが、ゼロコロ政策が余りに厳しすぎて本当に自宅で餓死しかねないという「政治の失敗」に対する強い憤りが主因のようです。と同時に、やはり経済失速には不安と不満があるようでした。今後の中国という彼らの祖国を憂いていました(経済完全失速すれば、中国人の生活も中国という国家も破滅するので…)。


個人の生活費がまだなんとかなっている…というのは意外でした。

貴重な話でした_φ(・_・

結構、政治的な行動だったので習近平さんも血相を変えて(恐怖で震えて)劇的すぎる方向転換をしたのかもしれません。


なので中国では現在、多数の死者が出ていますが、それでもまだ「自由のほうが良い」「普通の生活=経済活動に戻りたい」という欲求の方が強いために、代償として多数の死者が出ていることも大問題にはなっていないようです。

ただし現在の段階で既に一日で5000-25000人もの死者が出ているらしく(米国のメディアでよく使われている数字。根拠は今ひとつ不明。おそらく政府系情報筋)、ピークはもう暫く先との予測がある以上、今後中国で多数の死者が出続けた場合、彼らの世論がどうなるかはわかりません。これこそが2023年の新春開け直近の問題となりそうです。


我々としてもインバウンド収入や輸出入・金融取引や現地生産に多額の投資をしているわけで、中国経済が止まってしまうのはどうしても避けたい反面、新コロが中国で現在の勢いで拡散すると、その悪影響が日本国内にも及ぶのではないかという強い不安がよぎります。


日本だって今日の段階で、都内の主要な病院は新コロ患者はほぼ満員。多数の感染者は自宅待機中で、感染者による自己申告制に切り替わったために実際にどのくらい感染しているのかの統計的データがあまり信用できなくなっています。このため医療不可により他の医療が受けられない+行動制限がないために新コロが拡散し、ますます感染者が激増して医療現場がますます負荷がかかって新コロも他の医療も受けられない…を繰り返しているようです。このため一日あたりの死者が全国で400人を超えるほどに悪化しています。


この状況の時に、多数の感染者を出している中国と接触するのはどうなのか? 経済および人種・民族的差別問題とも絡んでくるために非常にやっかいで難しい選択になるような気がします。中国人の入国禁止や交流の禁止がベストかもしれませんが、そんなのやったところで日本の死者が減らなかったらどうするのか? そもそも日本国内にも「コロナなんてタダの風邪」というのなら、中国と取引したっていいじゃねーか…な人たちも多いような気がしています。正直、これだけ中国に手を突っ込んでしまった以上、デカップリングは経済的には無理なんですよね…。


さしあたり医者でも医学部卒でもない素人のワイは、中国の年寄りにrnaワクチンを連続して打ちまくってやれば、かなり急激に終熄するのではないか?…と思っています。楽観的すぎかもしれませんが、日本の菅政権はそうして劇的な効果を上げました。菅さんには感謝です(ワイはワクチン肯定派)。


なので習近平さんが海外のワクチンを大量に購入するという決断が出来るかどうかのような気がするんですよね。彼のメンツの問題かもしれませんが、世界はそんなの気にもしていないはずで、「中国で感染が広がったらワイらもまた新コロに殺られる」という恐怖心と「ファイザーとモデルナの株、買っとこ」の二点くらいしか関心はないでしょう。下手したら中国人も気にしないんじゃいないですかね?


ワイから習近平さんにアトバイスするならば「民間(市場)に政府が過干渉するな」…これだけです。政府は民間のためにあり、個人のサービスの向上のために政府があるべきなのですから


独裁国家ではどうなのかはわかりませんけどね…(  ̄ー ̄)y-~~



 ※     ※     ※


ウクライナ紛争と新コロ

この2022年の問題をそのまま引きずるのが来年ということになります。これを受けての経済的な方向性はまた来年に考察できればと思います。


何かと困った一年でした。寅年は本当に大変な事が起こりますね(^_^;)

でもようやくもう終わりです。少しホッとしている年の瀬です


皆様、どうぞ良いお年を…m(_ _)m

そして来年もよろしくお願いいたします

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