「相手が安倍ならなにやってもいい=じゃ、テロ」というムードについて考える

安倍晋三暗殺テロの実行犯の山上の過去が徐々に明らかになってきました…(๑¯ω¯๑)

いずれもっともっと出てくるでしょう。少しづつヤツの脳内妄想の痕跡をたどることが可能な環境になってきています。


山上の言動でかなり気になっているのはヤツがツイッターの垢をもっていること(←またツイッターですか…爆)、そしてその中で「安倍政権に言いたい事もあろうが、統一教会と同視するのはさすがに非礼である」と書き込んでいたというらしい事を7/17日配信の読売新聞電子版で見かけました


…(・∀・)


犯人は確実に「安倍≠統一教会」だと認識していたということです。ワイがコラムで書きまくったように、です。にも関らず、ヤツは安倍を始末しているのです。

確かに何処かで「日本の政治テロはほぼ全てが右翼か暴力団員であり、なぜか保守勢力の自民党が主に狙われることが多い」と書きました。しかし山上が右翼構成員とかネトウヨとか(パヨクとか)なのかは今の所、判りません。ウヨだろうがパヨだろうが何処かのセクトに加わっていようがいまいが「どうでもいい事」なのは変わりないのです。


なぜ安倍≠統一教会と判っているのに、安倍を始末したのか?


…この疑問だけが解ければよいのです。安倍=統一教会と考えていたのならば、安倍殺害は「勘違い」もしくは「思い込み」で殺った事になるのですが、今回はそうではありません。ヤツは思いの外、高い知性とある種の教養があり、そのためにある程度は正しく世の中を理解できていたのです(ある程度は…ですが)。

なので、ワイ思うのはこんな感じです…m(_ _)m


統一教会を狙いたかった。しかし統一教会は朝鮮人の宗教だった。ツイッター垢を持ってるようなやつは「世間の風」には敏感だったのではないか?…と推測してみる。なら、


「日本人が朝鮮人を殺せば国際的な大問題になる」…という「場の空気」を正しく読めた。そのため、ヤツの心の中に抑制が働いたのではないか?…と??


ある種の理性のようなものが働いた。なぜなら犯人は統合失調症などではなく、ちゃんと現実を認識できていたから…ということです。逆に言えば「反安倍」はマスゴミやネットで散々、しかも毎日見ることができる。パヨだけでなく「週刊金曜日」という左巻きメディアに参加している元ネトウヨみたいな奴らや、右翼でさえ難癖つけて安倍を叩くような奴らがいる。そのために、


安倍を憎んだり、仮に殺したりしても「許される」という雰囲気が、この日本の中に醸成されているのではないか?


…と、反安倍陰謀論渦巻く「(日本という)場の空気」を読んだ。そのために「殺ってもいいんじゃね?」みたいな「心の抑制の域値が下がっていた」のではないかという事です。


ネットやテレビなどで繰り返し目にしてきた安倍陰謀論のために「それ(=安倍陰謀論)が正常」というバイアスがかかっていたのではないかと疑っているのです。


暗殺後の現在の日本のメディアがそうです。統一教会を叩くことで、これを反自民に結びつけたいという願望が見え隠れしている。事実、ツイッターなどではそうした#が建っているし、左翼系メディアは自民と統一教会の結びつきを殊更に強調する論説が目立つ。朝日は安倍晋三の国葬に関して揶揄したり茶化したりするクズのような天声人語まで載せている(社説だったらもっと悪い)。


この「相手が安倍なら何やってもよい」という「イジメの構造」が存在し、このイジメの延長上に展開したテロ=ネットやメディアが作り出した目に見えない構造ムードに感化されたのではないか?…という事です。まさに日本社会による(安倍イジメ許容)の「洗脳」の結果なのではないかと疑っているのです。


欧州のホームグロウンテロリストは、社会にあっては意外なほど知性が高く、また物事を深く考えようとする傾向が強い反面、突然、テロリストっぽくなっていったということがよくあるようです。判断力があったにも関らず、テロという間違えた結論に至ったのはなぜか?…ですが、この原因を犯人の生い立ち(たとえば両親がイスラム教国から移民だったとか)や差別に求める傾向が強いのですが、それと同じ程度に「社会批判」を過度に許容する社会のムードに乗っかって、社会批判(与党批判とか野党嫌悪とか大人批判とか、地球環境保護を明目とした反社会的思考など)をする事がますます過剰になり、暴走した結果、自制心や抑制心を失ったことによる大胆なテロ攻撃…という可能性があるのではないかということです。


これはツイッターなどでよく見られることです(ツイッターで、です…笑)。反安倍#はただ単に安倍を追い落としたい・犯罪者に仕立てたいという「願望」だけで次々とエスカレートしていきました。悪いのは安倍であり、現実では無罪で捕まっていない事を「現実が悪い」「功罪を検討しなければならない」としながら、自分たちが現実を認識できずに発狂し、妄想と暴走とを繰り返してますます民心が離れていった…という現在のツイッターや左翼界隈でよく見られる「狂人の構造」そのものです。


この狂人の構造から漏れ出た「雰囲気ムード」という毒気を吸い込んだために犯人は凶行に及んだのではないかと思うようになってきました。厄介なことは、この構造はウヨ・パヨなどの政治的信条などには全く関係ない「陰謀論の構造」ということです。米国では特にトランプ支持者の中のコアな一部に顕著に見られる構造であり、日本では反ワクチン派(=トランプの影響下にありがちな人たち)に見られる構造です(参政党の皆さんのことを揶揄してるわけではありません。しかし彼らにもその傾向はあるのではないでしょうか?)


物事を疑って考えるのは結構(どうぞご自由に)。しかし正しい結論に至るのでなければ単なる妄想に過ぎず、真実か妄想かの確認は脳内哲学によって導き出されるものではなく、現実を比較検討検証の上、演繹と推測によって導き出される結論と、その結論の実証と検証…を繰り返す実用主義プラグマティズム以外には無いのです。


メディアや一部の煽動家(=過激派)が作り出したムード…この妄想構造ムードが生み出した「場の雰囲気」がテロの閾値しきいちを押し下げたのではないか?…というワイの推論でした。


今後、真実はもう明らかになることはないのではないかと思えてきました。

「なぜか」反安倍・反自民のムードをメディアで作り出していて、これでは犯人がテロに至るまでの脳内構造を正確にトレースできる環境にはないと思えてきたからです…


雰囲気に飲まれるって、怖いものですからね…(๑¯ω¯๑)

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