詳細な説明、とても納得がいくもので、また、私自身、賛同したいないようなんです。
山本太郎のれいわは、私も目立つだけのああいうものに、票が入ることが好きじゃないのですが。
なんでしょうね、驚きます
作者からの返信
雨様、いつもありがとうございます…m(__)m
つまりこの内容は「ごく普通の庶民の肌感覚を文章にしただけ」という事であったろうと思われます。
今回の選挙は「経済」の選挙であり、多額の国債を発行せねば国民救済が出来ないという現状をどうするか?…という「国債」の選挙だったということです。そして石原伸晃敗死が象徴するように財政緊縮派では問題の解決が難しいという事でもありました。「何の役にも立っていない」からです…m(__)m
また辻元敗北も同様で「この戦いは政治ではなく、経済」という事に最期まで気づかず、経済で戦い抜いた維新にアッサリ始末されたという事です。辻元は、もはや次元の違う現代戦に適合できなかった愚かな重装騎兵の一匹に過ぎなかったということです。死んだらいいでしょう。
今回の選挙はアベノミクスが開いた新しい次元の「その後、どうするか?」的な選挙でした。主戦場は経済であり、その本質は「債務と成長」というまさに「国債」を巡る戦いだったのです。そして…
1614年 大阪冬の陣
1615年 大阪夏の陣
2021年 吉村イソジン ←大阪勢大勝利v(^^)v
…という結果です。ワイは東京勢なので上方の事はよく分からないのですが、維新は乱暴な物言いと粗雑な振る舞いとは対象的に大阪で着実に実績を上げていて、特に治安と景気回復、そして公共サービスの向上と効率化において「ええがな( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧」という高評価を得ているようです。旧来の自公立憲政権時には出来無かった既得権益の粉砕と大阪再生をやってのけているようで、「阪神タイガースは縦縞、大阪の役人はヨコシマ(爆)」という状況を改善し続けてきた結果が今回の選挙の結果でハッキリと示されたという事だろうと思います。しかも橋下→松井→吉村と禅譲もスムーズで全員がメディア受けもでき、弁が立つという強みもあり、今後、若き吉村を新たな大阪城主として迎え、その後、関東に登ってくる可能性が出てきましたね。しっかりと実力を蓄えていることから「なかなか手ごわい」相手になることも間違いないでしょうね。ちょうど「安倍死亡の空白期」にあたり、「江戸と組まねばやっていけない」と考えていた維新勢力に権力の突然の空白が出来た事から逆に今回の衆議院議員選挙で、これまで大阪が築いてきた改革の芽が、東京の中央政界の政局によって踏み潰されそうという危機意識があったのかもしれません。そのため大阪は投票率が最も高く、若年層~働く世代の多くが「改革派」維新のために馳せ参じたと考えるのが自然かと思われます。結果として大勝利であり、来年の参議院議員選挙では江戸に打って出るつもり満々なのでしょう。あわよくば自民のクビを射ち、「2022年江戸無血開城」さえ狙うかも知れません。
これも大阪人に「対東京」への自信が滋養されつつあるのかもしれませんね。なんか維新になってから、大阪、きれいになったり治安がよくなったり、地下鉄のトイレが見違えるほどきれいになったりとか、「目に見えて良くなってる…(゚д゚)!?」っていう嬉しいサプライズもあるらしくて、それが今回のような決戦時に多くの兵(票)が集まる理由なのかもしれませんね。でも維新は「有能なチンピラ」に過ぎないので、特に危険な集団という事も無いとは思うんですよね…(。ŏ﹏ŏ)
>れいわ
ワイが非常に強く危惧しているのは、山本が1933年の選挙の時に出てきたヒゲのオーストリア人のような風体であることです。普通、人間は結構いい加減で、何処かに何かの欠点もしくは「あれ… ?(;一ω一) ジィー??」みたいな人間的な欠点があったりするものです。不倫したりとか、変な性癖があったりとかの実に人間らしい(てか、悪いこと)バカらしさがあるもので、そこを徹底的に突っ込まれたりするものなのですが、山本君に関してはそれが見当たりません。裸芸人だったのは過去の話で、現在はまるで聖人君子か、脂ぎったキリストのようです。それはまるでヒトラーが首相になった時、特にドイツの若者たちが熱狂し、彼をドイツの救世主として崇め尊敬していたことによく似ています。その時、年寄りたちは「これから酷い時代がくる。若い者たちは人生が判っておらず、判った時には破滅した時」という事を口にしていたそうです。政治は熱狂してやるものではありません。そもそも政治家とは、ワイらから奪い取った税金で共通のサービスを提供するための仕組みを整え、実施するだけの「選挙で選ぶタダの公務員」です。なぜ偽りの神を崇める狂信的な新興宗教団体になっているのか、さっぱり分かりません→れいわ
れいわは本質的に危険なファシストの集団であり、大衆動員型のポピュリズム政党は良くて極右。普通はナチズムに陥り、しかも矛盾だらけの山本の言う事なら何でも受け入れる(ように強制される人たちも出てくる)指導者原理のような状況になってるのは何故か?? という深刻な疑念です。今回の勝利については「おめでとう」とは言うつもりです。でも、政党として成熟することが出来ない独裁者とその奴隷達に過ぎないのならば、皆でれいわを打倒するしかないんじゃないですかね?
地獄への道は善意によって舗装される…よく言われる格言です。ワイのようなオッサンが思うのは、若い奴らは辛抱が足らん…ということですかね? ┐(´д`)┌ヤレヤレ
編集済
我が香川でも岸田派の地方紙の御曹司元大臣が落選という番狂わせでしたw
維新が躍進したのはテレビでも言ってたように
自民でもなく立憲=共産でもなく、でも国民民主はあんまり有名な人いないし、ってことで比例はテレビでもよく見る維新!
というわかりやすい発想をした人がかなりいたという気がします(身に覚えがありますw)
ミヤネ屋で橋下さんが「自分がいなくなった(世代交代した)から勝てたんだ」と言っていました。
税制改革の提案として、個人の消費も会社の経費のように控除したらどうか(同時に消費税も取るけど)、と言っていたのが印象的ですね。良いにしろ悪いにしろとにかく政策を出してくる、という仕事してる感が見えるのはいいことだと思います。
結論。
メディア担当がいるって強い。
立憲が勝つには蓮舫がタレントに戻るしかないですね!!そしてそこまで言って委員会でバトルしてほしい。
作者からの返信
師匠、いつもありがとうございます…m(_ _)m
「新自由主義の勝利…( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧」
今回の選挙を一言でいうなら、まさにこれです…m(_ _)m
なぜならば「新自由主義に決別を」とほざいていた共産党はじめ、分配を主張し反自由主義(≒日本の場合には反アベノミクス)を唱えていた岸田自民、枝野・志位の立憲共産党は共に当選者の数を減らしているからです。もはやこれ以上に分かりやすい結果はありません。
今回の選挙は新コロによる世界的な経済不況と生活の困窮という100年に一度の全世界的な苦難の中で行われた異質な選挙で、このため「新コロ環境下での問題」がクローズアップされました。特に「生きること」に必死になるしかない状況でした。そのため中国からの軍事的政治的圧力などの、本来ならば争点となるはずの外交安保などの問題がほぼ話題にさえならず、ただ一点「経済再生をどうするか?」にのみフォーカスされた選挙になりました。今日の日本人にとって憲法改正や中国・韓国などの問題は「全くどうでもよい」問題であり、地球環境保護や人権といった普遍的な価値でさえ「一旦、脇においておくべき」ほど感心がなかった事実は、これらの問題が「差し迫った脅威ではない」からであり、逆にインフレ・デフレと生活の困窮さが如何に現在において深刻であり、また閉塞した現況をどう打破すべきかという切実な庶民感覚が危機意識にまで昇華した結果でした。
今回勝った維新・れいわ・国民には共通項がありました。「国債(≒債務)をどうやっつけるか?」について実践もしくは理論的検討の跡が見られたという事です。
維新は安倍氏に近いとされ、新自由主義的色彩のより強い政党です。そして実際に「痛みを伴う行財政改革」を大阪を中心に断行し、その結果、大阪の状況が旧来の自公立民政権時よりも遥かに改善され、治安がよくなり景気がよくなったという事を関西圏の人たちが実感していたために今回の大勝利をもたらしたと考えるべきだろうと思われます。彼らは新自由主義的アプローチを採用し、結果が評価されていたということで、安倍亡き状況において逆に、これまで維新を「縛ってきた安倍(≒アベノミクス)」から解き放たれて「自分たちなりの新自由主義的改革の結果」を問うチャンスが出来た…と考えることもできるかも知れません。その結果は大変良好だったということです。テレビタレントの集まりではなく、まともな政治家の集団だったということです(その割には阿呆なスキャンダルが多いのですが…怒)。
他方、れいわは未だにまともに政権担当したことのない集団で、その意味では本来、信頼すべきではない集団ですが、これほどまでに支持が高い理由は「成長」に対してのアプローチに共感が得られているからでしょう。MMTのような無能で無理な理屈を捏ねくり回していることは大変危惧されますが、それでも貧困対策を主軸とし、この問題解決の手段に金融緩和的+新自由主義的な方向性が見られるからです。山本たちは(阿呆なため)否定するのかも知れませんが、「国債増発による金融緩和+超大規模減税」はかつてのトランプ政権が米国でやったことであり、その結果はトランプラリーと呼ばれる程の爆発的な好景気をもたらしている事実から鑑みれば、れいわのやろうとしていることは単なる新自由主義的経済手法であり、むしろ「今更感のある、古臭い手法」でさえあります。
れいわという極左共産主義者たちに対して言いたいのは「新自由主義的なアプローチを採用するのならば、共産主義を捨てない限りは成功などしない」ということで、両者の折衷など存在出来ません。唯一存在しているのはスウェーデン等で既に社会民主党が実践して成功した西欧型社会民主主義と俗称される「可処分所得の再分配を伴う新自由主義」という、この結論にしか到達しないだろうということです。なら、共産主義を捨てて社会民主主義への脱却を測ればよいだけのことではあります。最初から。れいわの問題点は高卒の裸芸人と、支持者が総じて偏差値35のFランの群れという「頭が悪い」事であり、街頭演説に集まっている支持者を直列につないでも偏差値が35のまま…というのが問題であり、MMTのような「今まで誰もやらなかったのは、できるはずもないから」という当然の結論に至るまでの思考実験が足りず、共産党や共産主義に近づいたことでいずれ破滅するだろうということです。始めから未来はありません。しかし希望を手繰り寄せようと必死なのは間違いなく、逆にいえば、既に着地点も見えているということは、れいわなどはじめから無用で、日本人全員が「可処分所得の再分配を伴う新自由主義」的意識をもつことで、アベノミクスの最大の問題点であった「中途半端さ」が解消できるのかも知れません。よって、れいわは永久に弱小勢力のままで終わるでしょう。共産主義が彼らの中に包含されているからであり、共産主義が足を引っ張って自滅するのは必然です。現在の立憲民主が党内左派によって自滅したのと同じように…m(_ _)m 彼らの「希望」は他の誰かが引き継ぐことになるでしょう。
あと国民民主の健闘は「日本人、意外と頭、悪くないんじゃね…(゚д゚)!?」的な驚きでした。ワイは半減と読んでいたので(爆
国民民主党の主張はいろいろありますが、これらは「実際に長年政治家やってきた連中の腐れ縁的な何か」も結構ありました。要するに憲法改正に前向きとか、そういう「古い」そして「いまはどうでもいい問題」も長年の政治的責任から「何か言う」必要はあったのでしょうけど、誰もそんなの聞いてません。皆が見ていたのは国債をどうすりつぶすか?…ということで、国民のやり方は正にスティグリッツの言っていた事そのままです(爆死)。よってワイも「国民民主のやり方は洗練されていないので不採用( ̄ー ̄)ノ" ゜ ポイッ」ではあっても…
「可能だ…(  ̄ー ̄)y-~~」とは思います。
多分、彼らのやり方は可能だと思います。やれば日本円の信認が落ちるというのも事実なんですが、そんな事言ったらアンタ、1971年のニクソンショックってどうなのよ(激怒)…という事です。いきなり金本位制をやめるみたいなことを、なんの相談もなしにアメリカ(てかニクソン)が勝手にやって、結局なし崩し的にそのまま管理通貨制度へと移行したのだから、「強いもの勝ち」がこの世界の基本みたいなものです。
なら、まだ日本円が強いうちにやっちまったっていいんじゃね?…(  ̄ー ̄)y-~~
…的な話だってでてくるでしょう(笑)。全世界のGDPに占める日本の割合はおよそ6-7%(1ドル=110円の時)。同様に全世界の通貨量に占める日本円の割合も6-7%。決して強くは無いですが、「ワガママを聞いてもらえなくもない」規模であることは間違いないと思います。特に現在の世界の債務状況は日本と比較しても「圧倒的に悪い」のであり、早晩、世界恐慌が起こる可能性が高いという事です。少なくとも全世界の債務を「どうにかしてやっつける」必要があり、その時にこの国民民主のような「徳政令」が全世界で模索されるのではないでしょうか? 決して夢物語ではないということです。いや、だから国民が良いというわけではなく、もっとまともに「金利を建てて、ごく普通に米国のように経済成長と債務削減を狙おうよ」とは思います。
経済成長(インフレ成長)というのは「コントロールされた国家破綻」に過ぎず、国家を破綻させるほどの潜在的なインフレーションの力を経済成長に変換するのが国家というメカニズムだという正しい認識が必要なのです。
今回の選挙で象徴的なのは、財務省という守旧派(≒既得権益)と闘うという構図がボンヤリと見えてきたという事でもあります。本来、財務省は成長と失業の問題を解決するための知的サロンであるべきで、これは政党政治に必然のポピュリズムに翻弄される政府に対しての「中立的な立ち位置からの助言組織」という意味で、まさにプロイセン帝国時代の参謀本部のような「むしろマニア」の集まりであるべきと思われます。この役割を果たせていないことが日本の不幸であり、財政的な労苦を全て日銀が負担しているという事が誰にとっても不幸です。つまり財務省は必要がなく、また矢野君のような大和魂丸出しの愛国者というネトウヨは国家の害に過ぎないことも見えてきました。自分の国は愛すべきものではなく、適切に管理するだけの存在です。国民が国家を責任もって管理することだけが必要なことであり、そのための最も有効な手段が新自由主義であって、新自由主義的な国家をメインに据えて始めて愛国心が生まれるということに過ぎません。そして、新自由主義的なアプローチが出来ないのならばできるヤツを海外から引っ張ってきたら良いと思います。東大出のバカなオッサンしかいないのならば日本の男は使い物にならないので切ったほうがいいでしょう。ワイ的には白人の女にやらせてみるのが良いと思うようになり、米国財務長官ジャネット・イエレンなどにお任せしたいのですが、彼女ほどの大人物がこっちに来てくれるわけもないので、親日派と呼ばれるカート・キャンベルの嫁のブレイナード女史を年に20億円くらいで引っ張ってきて、彼女に日本の財務省を切り盛りさせるほうがいいような気がしてきました。首相は高市早苗で、ね(爆死
とはいえ、ワイは岸田総理を早期から支持してきたので、まずは日本型の新しい資本主義というのをみせてもらおうかな?…的な何かはあります。どうせ西欧型の社会民主主義的で古典的なケインジアンのやり方なのでしょうけど、国債バブルと多額の債務を背負った現在においてそんなやり方が可能とは思えませんね。もっと思い切った手を射たないともう無理のような気がするんですがね…(。ŏ﹏ŏ)?
>四国新聞の御曹司
平井卓也wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
無能wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>そこまで言って委員会
この番組、名前だけは聞くんですが東京ではオンエアされてないんですよね(爆死)
なのでいつも「何のことだろ?」と興味深くは思っているのですよ(^_^;)
こ、今回はちょっと長かったですね💧
でも、濃い内容でした。
お金で考えると見えてくるんですねえ。
うちの方は相変わらずの結果ですが、世代交代が少し進んだだけでも、まあ、良しとしなければならないのでしょう。
つまり、自民党は勝ったけど、負けたんですね。
維新、れいわ、国民民主。特に維新……本気でびっっくりしました。凄い躍進でしたね。
立憲民主はもう、本当にダメですね。(もはや全く期待はしてないですが)
議席を減らした自民。来年の参議院選挙でどうなるか……ある意味楽しみです。
今回は全国的に投票率50%くらいですかね。
もう少し投票する人が増えてくれればもっと色々変わるんでしょうけどねえ。
今回は投票時間をいきなり短縮とかあったみたいですし……そういえば、(出張とかの)仕事で国外に行っている人の票などはどうするんでしょうねえ……。
作者からの返信
水守様、いつもありがとうございます…m(__)m
長くなってすみませんでした…m(__)m
>自民党は勝ったけど、負けた
負けです。議席を減らせば負けです。彼らのいう「日本型資本主義」などというものは「存在しません」。資本主義は基本的に一つで、「特色ある社会主義」みたいな理屈が日本で通用するわけもないのです。ちな「特色ある社会主義=理財商品を使った債権バブル」という話は「なぜ〜」の方で現在展開中です。
変な日本型みたいなのを狙うよりも、米国とFRBがやってるような「まともな金利を建てて、まともな成長を狙う」+「可処分所得の再分配を適切におこなう」の単なる旧来の西欧型福祉国家を狙ったらいいだけのことです。ワケの分からない事を言い出して市場を混乱させるような愚行をとっとと辞めることです→岸田
>議席を減らした自民。来年の参議院選挙でどうなるか
普通に考えれば岸田政権はあと数ヶ月の寿命です。新コロが広まるようだと更に苦しくなります。きっちり成長して、爆益を上げてから分配が出来れば長く続くかも知れず、みんなそれを期待しているのでしょう。外交とかの他の問題は新コロでの苦境もあって、比較的どうでもよい内容ですから経済一点集中突破で頑張ってみてください→岸田っちへ
ただし何度も言うように「日本の選挙は読めない」ので、特に根拠もなく岸田長期政権という可能性もまた十分にあります。賭けの対象にはなるでしょうけど、国家の命運を賭けるバクチにならない手堅い運営をお願いしたいものです…┐(´д`)┌ヤレヤレ
イヤー面白いお話でした。ここの選挙区では民衆はそこまで考えてない、と思うような人物の当選も結構ありましたが、総体でみれば民意はご指摘の通りの考えと選択をしたと思います。
個人的には100点ではないですが50点取れるかどうかと思っていた生徒が意外と善戦して75点ぐらい取った感じです。
この自由経済選挙についての考察と感想はこちらでも十分検討されているので私は別の視点から。
以前話した通り、菅さんは破壊的、壊滅的に人を見る目がありませんでしたが(それ以外はかなり行けてたので残念です)相対的に岸田さんは良い人事をしている気がします。
完ぺきとは言いませんが、いぶし銀の人材を登用し、これまた意外ですがメディアがあれこれ言う前にメディア推しの人選を潰すという技をうまく決めています。
個人的には家康的な感じで好き嫌いはともかく評価は高いです。
もしかしたら経済対策も家康風の可能性も
後彼は負けて学べる人物でもあるようなのでこれからもそうあって欲しいと願います。
地位が彼を育てることが出来ればもしかしたらよい宰相になるかも。
それに対して維新は大阪こてこて、小さいとは言え令和はご指摘の危険があり、短距離走は得意でしょうが長距離走はこれまた壊滅的にダメだと考えています。
日本がかつてのドイツとならないように岸田さんと次の方にはしっかり政治をして欲しいと願うばかりです。
それと私見として大変好ましいと感じたのは日本もそうですが、世界的に見ても左派は満月から欠ける時期に来たかなと思う点です。
左派は学がない右派の大衆を馬鹿にしている間は天下を取れますが、実際にやらすと大体かつての民主党のようにやらかします。
ドイツやフランスなどもそろそろ理想論が無理だと体感できるようになったせいか、方向転換の匂いがプンプンしています。
欧米から見て学がない日本はこの批判にじっと耐えるのが正解でしたが、何とか見事耐えきって左派の凋落を見ることが出来そうな気配です。
ここで、ではのかみ、ではなく日本らしい改革と成長プランを立ち上げることが出来れば、もしかしたら官民そろって上げ潮日本の時代が来るかもしれません。
色々問題、課題、懸念はあるものの、少しは暗い視野を脱却する道筋が見えた選挙ではと思いました。
最後に民主制の良い点は毒でも調合次第では薬になるという点があります。
公明も維新もそして劇薬の令和も容量をうまく調整すればそれなりに役に立ち、毒を中和できるかと思います。
日本国民の総和がその塩梅をうまく行うことが出来る未来を強く望みたいと思います。
作者からの返信
カクカイ様、いつもありがとうございます…m(_ _)m
今回の選挙で重要なことは「若い世代は自民支持者が多い」という「意外な事実」です。つまりもし投票率の低い若年層が全員強制投票させられていたら、おそらく自民が圧勝だったろうということです。これはこれで「絶対に避けねばならない事」でもあります。北朝鮮と同じ事になってしまうからです。
ただしより重要な事は、若者が自民を支持しているのは左翼が嫌いだからではなく、左翼という「既得権益者」=既存社会の甘い汁を吸うことのできる「官僚+左翼マスゴミ+野党+全学連世代の老害たち」に対する「改革政党」と看做されているからで、安倍晋三個人の人気ではないと言うことです。特に「既得権益者」はイメージとして「財政緊縮派」と看做されています。これもある意味当然で、長いことデフレをもたらし庶民に耐乏生活を強いてきた「老害」に対する強い疑念と考えると理解しやすく、若年層の自民党支持とは日本の保守化なのではなく、全く逆の「左翼という日本の社会に長年居座った老害守旧派に対する改革派」という、ただの世代間闘争に過ぎないということでした。
日本と他の国との違いは、通常、他の国ではこの世代間闘争が「右派資本家=老害の守旧派」vs「右派資本家エリートに対する若者層=改革派」であり、一般にイメージできる「保守=右派・既存社会維持派」vs「革新=若者層・改革欲求派」ということなのですが、日本では左翼が長年マスコミや社会のエリート層に食い込んでいたために普通の国と逆の構造になってしまい、「保守=左翼・学生運動世代」vs「改革派=若者・反左翼」になっているという構造の中身(入れ子)が逆…という違いに過ぎないということです。根本の構造に違いはなく世代間闘争には違いはないのですが、中身が右・左、逆なのが日本というだけのことです。
よって自民が「既得権益」側とされた場合、自民への若年層支持率はあっという間に雲散霧消します。自民が好きなのではなく「反緊縮」だから自民が良いというだけのことです。今回の選挙結果がそうです。岸田首相は新コロ発生時、10万円の給付金支給に難色を示していたことを国民は覚えています。よって「信用できない保守派」というイメージが残っているために議席数を減らしているのです。
無論、岸田氏は柔軟かつ知的で対話協調型の賢明さと、意外な程の冷酷さを備えているために「成長と分配」の按配を狙う政策に切り替えることが出来たという意味ではプロの政治家だと思います。去年の岸田氏と岸田首相は別の人格と見たほうがいいかも知れません。よって彼の成長戦略には期待したいのです。特に岸田首相の宏池会は自民左派を自称しており、「中間層を強化する」というのはド正論で最重要かつ大正解なので、ワイとしても期待しているのです。特にゼロ金利の時にはトリクルダウンなど起きるはずもなく、その事を最後まで判らなかった安倍氏のような阿呆な結果にならない事を祈りたいものなのです…m(_ _)m
ただし強く言いたいのは「成功したい左翼ならば、新自由主義的アプローチを必ず採用すべき」という事です…m(_ _)m
実はここが日本のおかしなところで、欧州において左派政党が主流なのは「社会改革を実践した」からであり、その手法は財政破綻したスウェーデンを立て直した瑞典社会民主党のように「福祉カット・公共サービス削減という痛みを伴う行財政改革+企業の民営化・企業減税による国際競争力の強化」という「こっそりと新自由主義的な改革手法」を採用し、成功させたからです。これはドイツやデンマークなどでも同様で、実は左翼こそが福祉カットと企業減税などをやっていたのです。これは「左翼だから、左翼的な福祉政策に手を付けても許される」という事かもしれません。社会民主派による福祉カットは右派資本家による「福祉政策の破壊」とは違い『よりよい改良(ビルド・バック・ベター)』に過ぎないと思われるからです。左翼だから出来たことで、だから21世紀になり大抵の欧州では政府が左派系なのです。左派は自由放任の右派に対して新自由主義というネオリベラルの手法を導入して既存の資本家既得権益者を粉砕できたので庶民の支持が得られたということです(今後は不明)。
此処が日本のアホ左翼(含むツイッターでタグを建てまくるバカパヨ)とは違うところです。「左翼なのに改革に新自由主義的手法を取り入れている」という柔軟さと賢明さです。欧州左派が国民から支持を得ているのは白人が左翼バカだからではなく、「日本でいう所の維新のような存在」という事に過ぎないのです。関西で維新が強いように、欧州で左派が強いのは沈滞した社会の改良を実行できたから…ただそれだけです。
この「経済」こそが真の国家の問題であり、まさにカネの話・国債の話だったのです。
経済に対するアプローチが全く判っていなかったから立憲共産党は敗北し、枝野は泣きながら切腹するしかなくなったということでした。これは今回の選挙でもハッキリしています。モリカケ問題を追求してきた立憲民主の主だった有力政治家~辻元や平野らが軒並み討ち死にしていることです。これは「いまさら安倍のカネなどどうでもよい。我々庶民のカネの事を考えろ(# ゚Д゚)!」というメッセージです。山本太郎が議席をジリジリ伸ばしている事と同じ構造です。アベノミクス以後、日本人はカネと国債について自分で考えるようになり、その結果…
増税してもよくならないのではないか?…(?_?)
他の国で日本のように増税で解決しようとしている国はないのはなぜか?…( ・ั﹏・ั)?
経済成長すれば政府債務は減らせるんじゃね…( ・᷄д・᷅ )?
…という事に気づいたのです。だから「成長=国家救済=自分の生活を守る」という事実に気づき、これに気づかなかった立憲共産党とツイッターのバカ左翼どもが涙目になるような「意外な結果」になったと考えるべきなのです。
これは自民党に対する警告と考えるべきでしょう。維新やれいわや国民民主のように「成長で庶民生活と国家を救う」という意思と行動を採らなければ、自民党が立憲民主党のように「社民党化して滅びるだろう」ということです。岸田総理は、それが嫌だったらもう一度、欧州左派政権党がやってきた改革を調べ直して見ることです。失敗すれば次は『自民党の死』であり、自民党への期待は「改革派だから」に過ぎないことを肝に銘じることでしょうね…(  ̄ー ̄)y-~~