「んじゃ、要するに中国の国家破綻っていつなのよ(눈‸눈)?」…に対する一つの考え方について
第1四半期の中国GDP、過去最大の伸び:識者はこうみる
https://jp.reuters.com/article/china-economy-gdp-idJPKBN2C30CM
2021年4月16日ロイター電です。中国経済は急激に復興しているという内容でOKです。そしてこの理由について「高金利の社債を使った疑似財政ファイナンス」に過ぎないことを説明しております…m(_ _)m
--- 参考ページ ---
§5-15・2020年、中華人民共和国破滅への借金道 (その1)〜14億の中国人、まず此処読め。
https://novelup.plus/story/152223157/761001282
(ノベルアッププラスに先行投入分。後にこちらにもバックフィット予定)
詳細は073話から079話までの内容。
※ ※ ※
要するにこういう事です。
経済失速から回復する時に必要なのは「現金」です。この現金を国営および公団、もしくは各地方政府など有力組織・有力者とつながった私企業=事実上の公社などの、中国経済を引っ張る企業が「社債」を発行して、広く中国人民に購入してもらうことで現ナマを得て企業活動を速やかに再開し、素早く景気回復につなげます。このため社債には高金利をつけ、できるだけ沢山買ってもらう=沢山の現ナマを手に入れる…というカラクリです。
カネがあれば企業活動は再開できるでしょ ( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧
ないから破綻連続→大不況なわけですから。そんでもって、そのカネを(欲の深い)民間人の財布から「債権を使って引っ張り出している」に過ぎないということで、高金利社債をエサに展開する酷い自転車操業国家に過ぎないという程度の内容です。
なにより重要なことは、国債とは究極、「国民資産を政府が収奪すること」であって、このため国債もまた「第二の税金」に過ぎないという話でした。政府が民間の貯金に手を突っ込んで引き抜いているという事です。
では、中国の奇妙な自転車操業がいつまで続くのか?
…大変気になりますね(。ŏ﹏ŏ)??
そこで一つの概念図を提示したいと思います。貸借対照表の「総資本=純資産+負債」という考え方です。これを拡張して「国民総資本=国民純資産+国民総負債」としてみます…m(_ _)m
社債などの借金(=負債)を建てて、経済活動を立て直してカネを生み出すことができれば総資本が増えます。当然、負債は爆増してます。また中国の疑似財政ファイナンスは民間のカネに直接、手を突っ込むことでした。ならば「国民総資産=国民純資産+国民総負債」の図の中で「国民総資産<国民総負債」となった時点でデフォるということです。
しかし国民総負債とは多額の借金の現在価値であり、それはつまり、現在どれほど金利がデカくても「いま返せている間は破綻しない」ということです。と同時に「国民純資産」分のマージンがあるわけです。よってどれほど国民総負債が増えても、同じように国民総資産が増えるので「永久に破綻しない」ということになります。
「総資産100=純資産10+負債90」の時に、負債を100増やし、その負債を元に純資産が5増えたとすると「純資産15+負債190=総資産205」になります。
この段階でも「純資産205>負債190」なので、国家破綻はしない。つまり負債をいくら増やしても純資産が増えれば「破綻はしない」という単純な理屈です。幾ら負債を建てまくっても、純資産 (この場合は+15)が残っている分だけ常に国民総資産(205)の方が負債総額(190)よりも上回るので、絶対に破綻しないという理屈です。よって負債の金利分(=負債の現在価格)だけ支払い続けることができればOK ( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧…ということです。
しかし唯一の例外があります。「負債が焦げついて返済出来なかった場合」です。
総資産=純資産+負債の場合、どれほど負債を増やしても純資産分が+アルファになっているので「破綻しません」。破綻条件が総資産<債務であっても、純資産がある分 (この場合+15)、常に総資産が多いからです。
しかし負債が焦げ付いて償還できなくなった時、これは負債ではなく「損失」になります。そしてこの「損失」分が「純資産」を上回った時〜つまり純資産で損失を産め続けた挙句、純資産を使い切ってゼロになった時、国民総資産=国民総負債が成立します。さらに金利分を計算した負債の現在価値が総資産を越えた段階で「国民総資産 < 国民総負債」となって…
死ぬ…┌(_Д_┌ )┐
…ことになります。
では「いつぐらいなのか?」ですが、わかりません(爆
だって中国の統計は正直、アテにならんのですから、精度の高い計算の立てようがないですよ、こりゃ…(爆+呆れ
そこで一つの信頼できそうな数字として対外純資産から考えてみます。中国は現在、約2000兆円程の黒字だそうです。これは国際収支の差分で(ちな日本は+3300兆円で世界一)、つまり中国国外とのやり取りでの収支の結果なので「外国の会計」が入っている分、少しは信頼できる…ということなのですが、中国は国内への外国からの資本流入よりも外国においてきた資産の方が2000兆円分くらい多いということで、これは最後の確実な取崩資産に出来ると考えられます。信頼のおける担保ということです。
ならばこの2000兆円分相当の金額が債務破綻連発で消えてなくなった時…つまり破綻総額による損失が、まずは2000兆円を越えた時に危機が訪れる…と考えてみるのはどうでしょ…(゜-゜)?
…ちな、こんな話が出てきましたよ(^m^)
華融資産管理の社債価格急落-他の中国ドル建て債にも売り波及
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-13/QRHCWTT0G1KY01
民間債権を整理する国営債務会社が破綻寸前という驚くべき話です(爆笑
…(゚д゚)あらやだ!
既にそのくらい厳しいということなんですね…(๑¯ω¯๑)
しかもこんな話、連発ですよね? 中国さん…( ・᷄д・᷅ )??
そんなに先は長くないかも知れません。
ブルームバーグなどの推算によれば、中国政府債務 (この場合は中央政府+地方政府の債務)は既に3500〜4000兆円近いとされ、これは対GDP比で日本とほぼ同じです。しかし実額が日本の三倍以上と大きすぎるのと、金利が高すぎるため中共の方が遥かに危険だと言えます。また民間の抱える債務は主に不動産バブル由来の1.9京円 (19000兆円)だそうです…
壮大な数字ですね…(๑¯ω¯๑)
あまりに壮大すぎて、イメージが湧かないかも知れません。しかし、巨額債務破綻のイメージが出来ない…だと、とんでもない悲惨な結末にしかならないように思うんですがね…(๑¯ω¯๑)?
ワイ的にザッと雑な計算をしたことがあるのですか、2030年の終わりには深刻な危機を迎えるのではないかと考えるようになりました。逆にいえばそれまでは持ちこたえるのではないかということですが、これは中国が多額の借金によって巨大化した(負債を膨らませたので、総資産が増えた。あわせてこの過程で純資産も増えた)ことによります。ということはギリギリまで持ちこたえるものの、力尽きたときの債務総額が天文学的な数字になることは間違いない…ということです。
今日もニュースなどで「中国経済回復」というプラス面ばかりが報道されていますが、これはそのカラクリが分からないor調べないで表面上の数字を追っているだけだからで、その裏では社債を使った疑似財政ファイナンスとも呼べる、過去に類例を見ない無謀な財政政策があることをお忘れなく…m(_ _)m
※ ※ ※
-----【補足】------
ワイ、別に中国が嫌いなわけではないのですが(本当に)、このやり方は「民間人の貯金を政府が活用する」という国債を使った財政政策を思いっきり拡張して、高金利債権を使って中国人民の貯金を掻き集めて政府系企業(≒公社)に突っ込んで公共事業まがいの事をする…という、なかなかアバウトな経済政策で「こんなのやったらアカンのではないですか…┌(_Д_┌ )┐??」と苦言を呈しているのです(爆)
中国人、この辺のリスクを判ってやってるんでしょうかね?
それともホモ・サピエンスの性である「バブルってる時はやめられない」という事かもしれませんね…(๑꒪ㅁ꒪๑)
これだけカネの流れがおかしい以上、ワイとしては中国人に「もう共産主義という名の独裁政治、やめるしかないよ」というのが助言の全てです。このカネの流れは異常で、金利負担がいずれ破綻を迎える事、そして金利こそが国家破綻の理屈であるドーマーの定理の本質であることを考えると、このようなキメラ型財政ファイナンスという醜いバケモノを生み出した政治制度そのものを改変するしかないと思うんですよね…
中国人、ここ読んで、全土に広げてくれないものですかね…(๑¯ω¯๑)?
民主化するしかないんじゃね? アンタら…(๑¯ω¯๑)??
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