私見ですが。
冒頭から問題を起こすのは、ぼく個人の創作論からすると「当たり前」でした。
とにかく早い段階でトラブルを起こしたい。できれば、一行目で。
と思って書いていたのですが、最近では、それでは弱いなと感じています。問題を起こすには起こすのですが、それと同時に、そしてそれ以上に重視しているのは、意表を突くことです。
たとえば、『機動戦士ガンダム』も『新世紀エヴァンゲリオン』も、ファーストシーンは、モビルスーツや使徒の巨大感から入っていますね。それらが攻めてくるからもちろん問題は問題なんですが、どちらも意表を突く巨大さ、「うわっ、でかっ!」から入ってきています。
ただし、大事にしたいのは、その意表を突く部分が世界観から外れることがあっても問題かな、と。
よくある「婚約破棄だ!」から入るのも、そういうことかなと思ったりもします。
作者からの返信
お越しいただき、コメントも寄せていただきありがとうございます! なんか久しぶりに創作について書いてみたいと思いまして(笑)
当たり前でしたか! わたしはちょっと気づくのが遅かったみたいです。そして次のヒントは意表ですね。
たしかに巨大さはインパクトありますからね。ロボットでなければ行動で意表をつく、みたいな感じになりますかね。この辺りもう少し深く考えてみたいところですね。
婚約破棄ものも最近よく目にして読んでますが、とにかくスタートはみんな一緒なのが逆に面白いですね(笑)
殺人であれば数行で死体を転がさないとですね。
個人的には、冒頭で主要キャラ最低二人とタイトルの目指すところが見えそうであれば書いたかなと思います。
この頃はプロット破りのいすみです。この作品に書き終えたとき、これがネックになると見えているなら、書けないよとか悩んで転がってます。腹痛も不眠も伴います。
そこで、冒頭だけの墓場があります。がんばってキャラみせしたのにとか思っても、マズイ点を解決していないと、野晒しですね。敢えてよく言えば、冒頭は色々ためしたので、少しはましになっているのかもしれません。
この場がまた懐かしいですね。😸
作者からの返信
こんばんは!
書き込みありがとうございます!
ミステリの場合はまた違うスタートになりそうですね。ちなみにミステリはなんか書いたことがないんですよね。かける気がしないというか。
冒頭だけの墓場、わたしも多数の墓標が立っています(笑)
今更ですが、導入部を工夫すれば、ちゃんと最後まで書ける作品に仕上がっていたかも、なんて思いました。
こうして創作について話すのはホント数年ぶりで楽しいですね!
編集済
トラブルスタート良いですね。書きやすいです。
その場合、読者がすぐに多くの情報を得られるよう、短い文章に複数の内容を含めるようにしています。スタートダッシュをスムーズに決めるためには、そこに世界観的な説明をチンタラ書く余裕が無いので。
少し前に、ある方の
「ラブコメをどのように始めるか?」
という疑問に
「まず、最愛の人を殺します」
と答えました。その理由は
最愛の人がいる→主人公に既に付き合ってる人がいた→主人公はモテる
という情報まで読者にスムーズに入ってくるから。もっと言えばその最愛の人と外見がそっくりの妹や弟が現れた段階でほぼ、読者はエンディングまでイメージできてしまうという💦
そんな事を気をつけてます。たぶん。
(でも以前の回にどなたか似たような事書かれてた気がしなくもない)
作者からの返信
久しぶりのナイショ話にお越しいただきありがとうございました。なんか書きたくなったというか(笑)
実際のところ、書こうと思って足踏みしていたものがありまして、このトラブルをもとに書き出してみたら思いのほかすいすいとつながりまして。
これはもう秘密にしておいてはいけないな、とまぁこういうわけです。
「最愛の人を殺します」という切り口、その意外性から次々にストーリーがつながるというのもいいですね。
これこそが書く楽しみなんですよね。切り口一つで無数に選択肢と可能性が広がっていく感じ、そこから最善手を選んでゆく。最善手に何が必要か考える。
なんか仕事みたいですけどこれが楽しいんですよね(笑)
こんばんは。
わたしは小説などの物語作品が書けないので書いたことがありません。
物語作家の方のあたまのなかをのぞき込むようで、興味深く拝見しました。
わたしは主に短歌と俳句をつくっています。
短歌の場合、初句から順につくる場合もあれば結句や下の句から逆算してつくる場合もあります。
あたまから作る場合はひらめきが最初にあって、連想にまかせて言葉を紡いでいます。
後ろのほうからつくる場合は、接続助詞などを駆使しつつ残りの部分を作っています。
単純な接続(……して、……しつつ)よりも、順接(……なので)や逆接(……だが)にすると作りやすい気がします。
自分だけの工夫かはさておき、初句切れを避けています。
わたしの経験的にもそれが無難なようです。
と、こんな話しが小説にも応用できると良いのですが……。
作者からの返信
こんばんは!
お久しぶりです。
物語も書いてみると結構楽しいものですよ。私のお仲間さんでも、俳句を主戦場にしている方もいますが、そういう方の物語は文章の雰囲気が独特でとても印象深いイメージがあります。
青丹さんのコメントは興味深いですね。物語の構造に置き換えて考えるとまた違った意味になりそうです。
ひらめきとか、脳内にパッと浮かんだシーンから冒頭を書き起こしてゆくパターン。
逆にエンディングからさかのぼるときは逆接・返しを意識してみると書きやすい。そんな風に変換できそうですね。
物語も単調に進むよりは山あり谷ありの方が面白いですからね。
俳句にもそんな側面があるのかな? なんて思いました。
こういう話は楽しいですね!