番外実践編
番外編① ストーリー作りの第一歩
なんか久しぶりですが、創作について思いついたことを書き残しておきたいなと。
同時に皆さんが実際に創作に取り掛かる際にどんなことを考えているのか知りたいなと。
ということで本当に久しぶりにこれを書いているわけです。
ですがまぁ、いつも通りの斜め読みでオッケーです。
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まぁかなりの数のカクヨム作品を読んでいると思うのですが、たまにもう一つのめり込めないな、という作品があったりするわけです。特に冒頭ですね。ここ大事ですよね。
同時に自分で書いていて、今一つ筆が乗ってこないな、というときがあります。自分でこうなのですから、人が読んだらそれ以上にのめりこまないだろうな、と反省して冒頭で破り捨てるわけです。
そういうのありませんか?
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これ、物語の根幹にかかわることだと思うわけです。
スタートしないことにはゴールもできないわけです。
ここで立ち止まる書き手の方も多いのではないだろうかと。
読み手が離れてしまうのに悩んでいる方も多いのではないだろうかと。
そこで自分で書きやすくするために、読み手には読みやすい構成にするために、なにが重要なのか? を考えてきたわけです。
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ここまで書いてきたナイショ話では、読みやすさのための書き方とか、印象深いキャラクターのコツ、なんて話題を書いてきましたが、もう少し実践に踏み込んだ話をしてみようかと。
ということでわざわざ番外編というくくりにしてあります。
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さて。ここからが私的には大盤振る舞いです。
でもとっくに誰かの創作論で書かれているかもしれませんが、そこは大目に見てください。
ずばり冒頭に欲しいのは……
『
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これはもう書き手として実感していることです。
これがあるととにかく先に進めやすいし、ストーリーがつながりやすいんですね。
しかもこれ、冒頭だけでなく、物語全般を通して必要な要素だと思うんです。
問題が起こる、主人公が解決する、再び別の問題が持ち上がる、また解決する。
問題は徐々に大きさと深刻さを増し、主人公もまたそれに伴って成長する。
このパターンが理想的なのではないかと思うんですね。
主人公がどんなふうにこのトラブルを解決してゆくのか?
なんて期待も高まると思うんです。
✒
そして思うわけです。
人気作となったいろんな作品が冒頭にこのトラブルを持ってきている。
里の大事な巻物が盗まれたり
一人暮らしのテントがなくなったり
モビルスーツがやってきたり
使徒が襲来したり
ね。大事なのはそれを打破できるのが主人公だけだってこと。
✒
どうです?
話がつながっていく気がしませんか?
✒
私自身の作品で振り返ると、長編に成長したストーリーはこのパターンが多いと思ったわけです。一番読まれているモノノ怪クリニックなんかはひたすらこの繰り返しです。もっとも主人公はほとんど成長しませんが(笑)
✒
また最近では、キャラクターは決まっているのに、話が全く進まない、ということがありまして。さんざん悩んだあとで、小さなトラブルから話をスタートさせてみたんです。
そうしたら意外と書きやすいことに気が付きました。トラブルがあって、主人公がそこにいて、どんなふうにこれを解決させてやろうかと、まぁ自分自身でこの先のストーリーを知りたいな、と思えたわけです。
✒
ここがまた大事なんだと思うんですよ。
自分自身がこの先のストーリーを知りたいと思えるかどうか?
それが書きやすさであり、読み手をのめりこませる秘訣なのではないかと。
✒
まぁ、まとめると、冒頭にハッキリとした『
さらに突き詰めて言えば、キャラクターの説明とか、世界観の説明よりも、まずトラブルを書くべきではないかと思うのです。説明パートはこのトラブルを解決する過程で、どうしたって出てくるものです。むしろその流れの方がストーリーに溶け込みやすいのではないかと。
✒
ついで言っておくと、この創作エッセイはあくまで私見です。こうした方がいいとか、こうすべき、なんてものではありません。
あくまで自分が楽しく書くために、書いたからには楽しく読んでもらえますように、というそんなスタンスのものです。
役に立つものもあれば、役に立たないもの、的外れなものもあるでしょう。
だから斜め読みで十分です。
✒
ということで、ナイショ話では恒例の質問です。
ちなみにこの問答の中で気づくこともいっぱいあるんですよね。
自分がまったく気にしていなかったことが大事だったり、新たな視点だったり、好きな作品の謎が解けたりとか。
ぜひお時間あるときにコメントに書いてみてください。
ということで質問です。
冒頭を書くときに気を付けることって何ですか?
自分が書きやすくするための工夫、そんな自分だけの秘訣を教えて下さい!
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